最後まで行くのレビュー・感想・評価
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最後の最後まで行く
ひき逃げをしてどうにかそれを隠そうと必死になってる、どうしょうもない刑事工藤の物語なのかと共にハラハラしたり、思わず笑ってしまいながら物語に入り込んでいたら、中盤前あたりに引かれた男性、尾田がカギとなっていて、監察課の矢崎は執拗に工藤に執着してくる理由が分かったときは「やばい、なに、これ、おもしろい」とここは予告にも描かれてなかったので、その展開に圧倒される自分がいた。
矢崎には矢崎で隠し通さなくては、やり遂げなくてはいけないことがあった。
結果的に工藤は知らず知らずのうちに巻き込まれていくんだが、その強欲さからより危ない方向に進んでいくのがスリリングで刺激的。
暴力的なシーンが苦手な私には毎度、度が過ぎてて嫌になるところもあるけど、そこを除けば大満足だった。
またラストシーンに関してはこのまま今までのことを反省し、真っ当に人生を歩んでいく展開にホッとしたのもつかの間、そうさせない、ほんと最後の最後まで行くんだなと。
エンディングで明かされる、踊らされていた2人を知るのは観客しかないのもエンターテインメントとして素晴らしかった。
観てよかった
最後まで
シリアスとコメディの絶妙なバランス!
韓国映画A Hard Dayのリメイクだから、邦画にはあまりないコメディとシリアスのバランスがよき。絶望感や残酷さはオリジナルの方が長けてたけど、リスペクトした日本仕様には、顔がほころびました。
演者が皆いい!主役の岡田准一さんは追い込まれた汚職刑事の、人間臭さが際立つ。ヘルドッグスとは真逆のキャラが新鮮でした。綾野剛さんは不気味さが凄い。キレ感はブラックレインの松田優作のよう。怪優柄本明さんもヤバいなぁ。広末涼子さんはきれいだし、鶴瓶さんの息子駿河太郎さん磯村優斗さんも上手い。誰がいちばんのワルなのか、ヒリヒリしながら観るのが楽しい。
ホントに最後はどーなっちゃうんだろって、タイトルに納得です。脚本がいいから伏線回収も見事で、どんでん返しも素晴らしい。エンタメ満載のアクション邦画は、やっぱりサイコー!
本当の悪人は誰?得をするのは……?
いきなり窮地から始まる。おかげで目が離せない。
出てくる人、みんな事情あって黒幕抱えてて、
世界は案外にも狭くて皆、繋がっている。
汚い人間演じさせたら、岡田准一さんと綾野剛さん、柄本明さんはやっぱり役にハマると思う。
岡田准一さんの奥さん役の広末涼子さんは、観てる時は広末涼子の無駄遣い!って思いましたが
この世界では唯一の光を透明感ある彼女で表してるのかも。
除夜の鐘じゃなくて、除夜の金!とちょっと笑いました。
岡田准一さんは奥さんのところに帰れたのかなぁ……
つかみ良く、アレヨアレヨの展開が・・・
最後とは
元の韓国映画は観てないですが、
予告で気になってました。
結果、観てよかった!おもしろかった〜!
めちゃくちゃ感情が顔に出るし基本パワープレイなんだけどそこそこ何とかなってる工藤
常に無表情で感情は表に出さないしすごい色々手を回して頭使ってるけどなーんか上手くいかない矢崎
そして全ての裏にいる仙葉さん…
工藤が獲っても矢崎が獲ってもすっきりしないな〜どう決着するのかな〜と思いながら観てました。なるほどな〜!笑
うまくいきすぎでは?と思うところも多少ありましたが、個人的には映画なので全然OKでした。
そして岡田准一さんはもちろんですが、綾野剛さんがまじやばかった。話が進むにつれて、無表情の内側に滲む感情がちょっとずつ見えてくる。
外の顔を完璧に使い分けてたはずが、ぜんぜん上手くいかなくてどんどん繕えなくなってきて
でもまだ年内、まだ大丈夫、まだ間に合う
その希望がなくなった瞬間に、切れてしまったんだな。
尾田に送ってた「まだ間に合う」は、そのシーンではまだ背景が分からないから矢崎に余裕があるように見えるけど、
実はこれから義父になる本部長からの圧や焦り、苛立ち、いろんなものを抱えてて必死に自分にも言い聞かせてたんだろうか。
そして義父に足ギリギリ踏まれてどちゃくそ追い詰められた直後、すんごい痛そうな顔してるのに、電話に出た瞬間の「はい。」はちゃんと矢崎さんだった。すごい。
「最後まで行く」タイトル回収、
爆弾のときも、寺のときも、工藤は矢崎が最後しんだかどうかちゃんと確認してないんだよなぁ。だから終わらない。
安置室で「しんだらそこまで」だと工藤自身が言ってたように、しんだら最後。ということは、しぬまで最後じゃない。最後まで行く。
課長、知らないとはいえ呑気な年越し。
個人的に久我山には生きててほしかったな〜。
ギャグ映画
韓国版と比べてみた
※内容のネタバレはありませんが、シーンのネタバレありますm(_ _)m
本作は2014年に日本で公開された韓国映画のリメイク版だそうです。
韓国版を観たことがなかったので、2日前にAmazonプライムで予習をしてから劇場に向かいました。
韓国映画は好きな方でして、今まで韓国映画を観てつまらないと思ったことはないんです。
もちろん本作も非常に面白く、ハラハラドキドキさせられ、あっという間の2時間でした。
韓国映画って、アメリカ映画と似たところがあって、こんな事あり得る?って演出を違和感なく楽しませてくれんですよね。
さて、日本版。
2日前に韓国版を観たばかりだし、予告ではほぼ同じ内容っぽかったから、飽きるかなと思いましたが、いやいやメチャクチャ面白い。
ストーリーが完全にわかっているのに何故かハラハラドキドキ。
また、韓国版では笑うシーンはなかったが、日本版では(ここ笑っていいの?ってところで)3回笑った。
まず岡田君の配役はハマりだなと思いながら韓国版を観てましたが、実際劇場で観た日本版は韓国版の主人公とは少々タイプが違いました。
これも、2日前に観たばかりなのに、飽きない理由のひとつ。
韓国版ではあり得ないようなスピード運転でお母さんのところに向かう主人公が、日本版では豪雨の中で携帯しながらの危険な運転。
日本ではありえないようなカーチェイスも、韓国版ではありましたが、日本版ではなし。
車を爆破させるシーンも、韓国版では「これ誰かに見られない?」って思う場所での爆破シーンが、日本版では絶対に誰も来ないよね、ってところで爆破。
しかも娘が人質になっているので益々ハラハラ。
韓国は土葬、日本は火葬。
あのシーンはどうやって日本版では演出するんだろと…
なるほど納得。
韓国版では何があったかを、死んだ奴の仲間から聞き出すだけだが、日本版では時間を巻き戻して実際に芝居してくれるから、これまた面白い。
若干のシチュエーションや登場人物が違うだけでストーリーはほぼ韓国版と思いきや、なんと最後の結末が全く違う。
アメリカ映画や韓国映画って、ああいうオチあるよねー。
うんうん、日本映画っぽいオチだわねー^_^
結末とラストシーンは日本版の方が好きで下。
綾野剛もサイコ過ぎて怖かったー。
岡田くんも、綾野剛も、広末涼子も、演技上手すぎ!
演出も脚本も凄すぎて!
韓国版に五つ星付けるなら、日本版は六つ星を付けたいです。
これから観られる方、、、
韓国版を予習してからの鑑賞をお勧めします!
あれだけしつこいと最後笑うしかないよね❗️
素行の悪い刑事工藤(岡田准一)が、飛び出してきた男(磯村勇斗)を車で轢いてしまうことから始まるコメディサスペンス。日本ではありえない展開がまさに韓国リメイク版。韓国映画っぽい匂いがぷんぷん。トランクの死体の携帯が鳴る。死体を葬儀所に運ぶのに通気口を通る。間抜けな警備員。トランクの中を見せろと言われて開けるとすでにない。ドライアイスを自ら変えるシーンなど韓国映画ぽい場面が盛りだくさんのコメディの前半から一転、後半はその死体がえらい代物だったことから一気に伏線回収とともに、ハードなサスペンスへと突き進んでいく。本部の監察官矢崎(綾野剛)がある理由でその死体を返せと執拗に追ってくるのである。これがもう狂気というよりほぼターミネーター。本部長の一人娘との政略結婚の立場を守るために手段を選ばない。最終的には本部長を殺し?全ての糸を引いていたヤクザの組長(柄本明)に全てを奪われたので、もう工藤を追う必要がないように思えるのだが、矢崎は工藤を追うのである。最後のカーチェイス。工藤が色々なことが一周回ったのかゲラゲラ笑うシーンが面白い。最終決着を見せずにモヤモヤ感を残す感じも韓国映画っぽい終わり方だなー。クスクスハラハラのあっという間の2時間の作品でした。あっこれ邦画でした😆
まさに最後まで行く
藤井道人監督×岡田准一×綾野剛
期待していたが、それをうわまわる良作
主人公が序盤から大ピンチ
悪徳警官ながら
たたみかけるような不運に慌てふためく姿に
思わず笑ってしまう
岡田准一の骨太かつコミカルな演技はさすが
綾野剛演じる監察官・矢崎の底知れぬ不気味さと狂気 エリートの仮面が剥がれ落ちていく表情や動きとエリートの仮面が剥がれ落ちていく表情や動きが圧巻
それでいてどちらも人間臭さがあり憎めない
脇を固める柄本明、磯村勇斗、広末涼子、他ベテラン勢が隙なく配置されいい味を出している
藤井道人ならではの映像センスに疾走感あふれるテンポにブラックユーモア
オリジナルにはない2人の男の人間くささと特異な関係性を見事に描ききった。
まさに「最後まで行く」
見終わったあと満足感をもってこう思えた。
一番の被害者
この作品で一番の被害者を考えてみた
岡田准一、綾野剛、柄本明、広末涼子、杉本哲太………
岡田准一も綾野剛も、まあ被害者だけど最後は生きてる
柄本明が一番オイシイのを持ってく勝ち組
広末涼子と杉本哲太は巻き込まれ系の被害者
そんな中、一番の被害者は岡田准一の同僚で車ごと潰された人では?
という結論に達した
下手したらかなり長期間発見すらされないよね…
とまあ、そんなことを考えた面白いエンタメ映画
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