最後まで行くのレビュー・感想・評価
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綾野剛最高
監察官役の綾野剛、素晴らしかった。
冒頭から追い詰められ続ける岡田演じる工藤だが、それを上回る追い詰められっぷりであることが露呈していくB面パートが爆笑しながらも痺れる展開。
特にキレそうになるとピクっとこめかみが痙攣するのが最高。嫁の陳腐な結婚式のスピーチを前日聞きながら、尾田からの挑発的なラインをやり取りするシーン、本作屈指の名シーンと認定。
ラストシーンは具体的には書かないが、最後まで行くというタイトル通りのオチで、そのロケーション含めとても美しくヒリヒリするラスト。クライムサスペンスでありながらコメディ要素も強く、それがこの規模の映画でうまくいっている。この監督只者ではない。
一部物語上のツッコミどころもあるので−1も期待以上の満足度、というか誰が見ても面白い映画になっているのが素晴らしい。
時間が経つにつれてだれてくる
展開自体はスピーディーで、内容も面白いのですが、残り30分くらいは終わった内容を無理やりアクションで引っ張ってるような感じがしました。
綾野剛の不死身さもあり得ないなぁと思っていたら、岡田准一の不死身さもあり得ないなぁと…アクション自体はキレてるのに、対決を引っ張り過ぎてダラダラやってる感じがします。
また、バッドエンドっぽいので、自分的にはスッキリしませんでした。
リメイク版としてのおもしろさ
韓国のオリジナル版がおもしろかったので、岡田准一主演のリメイク版もみてみました。ストーリーはわかりつつも、リメイク版としてのおもしろさもありましたし、もしオリジナル版をみていなかったとしても、たのしめると思いました。
刑事もの、サスペンスものにありがちな登場人物の錯綜もなく、わりとシンプルでわかりやすかったです。その分、アクション寄りになっていたと思います。
120分に合わせ込むような冗長な部分があったかなと思いました。まだこれでもかってくらい執拗なチェイシングでした。もっとスパッと終わってもよかったように思いました。
結局は手のひらで踊らされてる二人
韓国の映画リメイクなんだ。今、知った。
工藤はしょーもない、本当は気の小さい運のない男だし、矢崎は殴る事でストレス解消してるとしか思えない程のサイコパス。
ラストはやっと終わったとホッとしてたら矢崎が復活してるし。
そして、最後まで行く。
そう言われてみれば韓国っぽいストーリーだった。
マジで最後まで行ったったら行ったわ🦴
和製タランティーノ映画🎞️の誕生だね🐣
最初から最後まで一度も弛むことなくメチャクチャ楽しませてもらいましたデ❤️🔥
深夜仕事明けだったんだけど、朝の爽やかな肩慣らし?ジョギングみたいな重くならない軽快さもあってとても良かった🌅
タラちゃんや三池監督みたく、もう少し黒い🐦⬛振り切った爆笑が取れたら完璧👌
上から何かが落ちてくるシーンなんか惜しかったかも😹
やはりいい監督だよね〜
次回作も期待大です♪
バランスがイマイチだったかな
本作「最後まで行く」は藤井道人監督の作品となりますが、藤井監督の作品と言うと、つい先月「ヴィレッジ」を観たばかり。また藤井監督と綾野剛と言えば、「ヤクザと家族 The Family」(2021年公開)でタッグを組んだことが記憶に残る二人。さらに2020年の日本アカデミー賞最優秀作品賞などを獲得した「新聞記者」(2019年公開)も大変印象に残る作品でした。
以上、藤井監督の作品を過去に3本観て来た訳ですが、それらと比較すると、本作はかなり味付けが違うというか、趣の異なる作品でした。どの辺が違うのかと言えば、韓国映画をリメイクした作品であるということも影響しているものと思うのですが、以前観た3本は、主人公と社会の繋がりとか関係性にスポットを当てていて、結構社会性を持った作品という印象でした。しかし本作は、徹底した娯楽作品として創られていて、この点で大きな相違があったように感じました。しかも、岡田准一演ずる主役の工藤と綾野剛演ずる準主役の矢崎の二人は、二人とも警察官でありながら悪党であり、その他の登場人物も殆どがエゴと強欲を丸出しにした悪党ばかりで、その悪党同士がどう他の悪党を蹴落として利益を得てやろうかという化かし合いを描いている話だったので、これまで観た藤井作品の流れを期待していた私としては、かなり期待とは異なる内容でした。
また、岡田准一と言えば「ヘルドッグス」(2022年公開)で魅せた秀逸な格闘術の持ち主であり、本作でも刑事役を演じてそれなりに格闘シーンがあるにも関わらず、そうした技はほぼ封印されていたところも意外なところでした。まあいろんな性格や背景を持った登場人物になりきるのが役者の仕事であり、作品ごとに異なる演技をして当然なのですが、自分の運転する車で人を轢いてしまったことに端を発して、常に何かに追われてオドオドしている岡田准一の姿は、ここ最近ではあまり見掛けないものだったように思います。
このように、こちらの勝手な先入観とはかなり食い違う作品だったことで面食らう部分もありましたが、ストーリー的には結構面白い部分もありました。特に後半になって一旦時計の針を巻き戻し、別アングルで物語を再生して観客に答え合わせを提供したところは、非常に良かったと思います。また、主役・準主役の二人以外の出演者も、柄本明や広末涼子、磯村勇斗、駿河太郎、杉本哲太ら実力派がいい演技を魅せてくれたので、その点でも満足の行くものでした。特に主要な登場人物では唯一普通の人、しかも可哀想な人を演じた広末涼子が演じた工藤の妻には、心底同情してしまうほど上手な演技でした(笑)
ただ難を挙げれば、綾野剛演ずる矢崎が、大爆発して池に沈んだ車に乗っていたのに死んでいなかったりするなど、余りに不死身過ぎて、いくらなんでも不自然だったように思いました。別に映画だからいいじゃないかという話もない訳ではありませんが、もう少し爆発の度合いを調整するなど、バランスを取った方が納得感があったように感じられたところです。また工藤夫婦が離婚を決意し、妻(広末涼子)は街を離れると言い、夫(岡田准一)は街に残ることになり、夫は財宝を奪いに行く訳ですが、結果財宝奪取に失敗した後に妻に復縁を迫る下りは、余りに自己中過ぎてちょっと後味悪かったです。まあその後にゾンビ矢崎が再度登場してエンディングを迎えるので、最早後味も何もないという感じもしましたが。。。
そんな訳で、事前の先入観を差し引いて純粋に本作を観ても、バランスがイマイチしっくり来ない展開だったように感じたので、評価は★2とします。
熱演
韓国版を以前観て、面白かったが最後はどうなったっけ?と記憶が曖昧。日本版を観る前にオサライをしての鑑賞。
多少設定が違ったり、韓国と日本のお葬式の違いとかはやはりあるが、強烈な印象のシーンなどはそのままあるのは嬉しい。矢崎と尾田の経緯が描かれていたのはとてもわかりやすくて良かった。
何より、岡田准一と綾野剛、悪い刑事っぷりが流石!期待通り👏👏特にラストの綾野剛のこわ〜い笑顔、すごいっ。オリジナルとは違うラストもなかなか良かった。
でもあの終わり方、続編あり?矢崎が言う通り手を組んで柄本明演じるいちばんの悪党に仕返しする、てのはどう?なんて思ってしまったのは私だけ?
今回、最後列のど真ん中ゲット、ラッキー!と喜んでいたのだが、前に座られていた2人のおばさま方(私もおばさんですが)が本編始まってもお話しされていて、ネタバレではないけれど、どうした?こうした?あれは?と、、、ウーン。注意する勇気がないんだから文句を言う資格はないが、人のフリ見て我がフリ直せ、自分が人と行く時は気をつけよう。まあ、映画は1人が多いけど!
その方々、エンドロールすぐに帰られたので、オマケは観れず。残念でしたね!
岡田准一じゃなかったら観なかったかも
今回はアクションバリバリではないとは知ってましたが、
岡田准一の動きは劇場で観たくなっちゃうんですよね。
韓国のオリジナル版も観たくなる(ラストがちょっと違うのかな?)面白さでした。
エンドロールで見た限り、お坊さまはみなさん本物?
としたらよく出ていただけましたねw
トラウマ心配だな〜😭
しっとりとかそんなものは微塵もない。
誰が黒幕なのだー!一体どーなってる?とアセアセしているうちに、どどーん。
役者さんてすごいわー。
寿命が縮みそうなくらいの投影。
そりゃ旨味たっぷり濃い味になる、なる。
別れそうな妻がこの悪事にからんでたら最もこわいかも😱と思いましたが…??
岡田さんのコミカルな表情のうまさ、綾野さんのサイコチックな薄ら笑いのこわさ、またもや闇をバックに現れる柄本さんのリアルな存在感。
そして、ラストの2人は任せて安心?放っておいてもどうにかなりそうだけど、
あー。娘のトラウマだけが最悪最強最大の心配だ。
岡田准一はやっぱファブルが一番カッコいいです
綾野剛目当て。期待を上回る怪しさ。ターミネーターもゾンビも顔負けのしつこさ。特殊メイクもCGもいらないから、コスパ最高です。誉めています。
韓国映画のリメイク。そのへんは常にプンプン匂ってきました。アクが強い。お寺、政治家、警察、莫大な闇金とかはリメイクしやすい内容でした。坊主の儲けを横取りする県警本部長ってセコいよなぁ。韓国では警察官は日本よりも社会的地位がうんと低いのか?と思いました。あの札束の量は半端ない。10兆円越え?
主演は岡田准一ですが、アタシの期待どおり、綾野剛、柄本明、磯村勇斗が美味しいところを持って行きました。
駿河太郎(鶴瓶の息子)の同僚役も良かったです。火葬場ですぐ状況を理解してバディに。以外に賢いのよ。これからっていう時に巨大ドラム缶で殉職。
いくら死体でもあんなちっちゃいニッパーで指切られたら、むちゃくちゃ痛そう。ホントに冷たくなってむくんだ指でも指紋認証オッケーなんでしょうかね?
年末に葬式、結婚式となんとセワシないこと。曲者の山田真歩を新婦役に使うなんてこりゃまたニクい。いちばん普通の人の役が広末涼子なんだからスゴすぎる濃い~キャスティング。あの杉本哲太が霞んでしまうほど。棺桶重かったでしょうね。気が付けよ~
山中崇なんか全然目立たない。
あのお姉ちゃん(清水くるみ)もちゃっかりしていて、最後のワンボックスで柄本明と目配せするなんて。
もうやめてよぉ~
時系列がちょっと分かりにくかった。リメイクだから仕方ないのかも知れませんが、種明かしシーンがちょっと野暮ったい。
いちばん大丈夫か?と思ったのは、棺桶のなかのご遺体逆二段重ね。焼き場の係が69のお骨を見たら、驚くでしょうね。
汗だくでずぶ濡れでテンパっている演技はなかなかだったけど、岡田准一はやっぱファブルが一番いいです。
見応えのあるクライムサスペンス!
サスペンスフルな予告に惹かれて楽しみにしていた本作。期待どおりのおもしろい作品でした。
ストーリーは、母危篤の報を受け病院に急ぐ途中、車で人を轢いてしまった刑事・工藤が、隠蔽を図って死体を持ち去ったものの、その一部始終を見ていた県警本部の監察官・矢崎から脅迫を受け、追い詰められていく中で、その裏にある企みが明らかになっていくというもの。
冒頭から、ことの発端となる工藤の事故シーンが描かれ、一気に緊張感が高まります。あっという間に観客も工藤の目線に追い込まれ、工藤とともにドキドキハラハラを味わうことになります。そこに程よく笑いを誘うシーンも取り入れながら、緊張感を保ったまま終始シリアスに展開していきます。
そして、登場人物を少しずつ加えながら、事故の背後に隠された事情がしだいに明らかになっていく展開はとてもわかりやすかったです。それでいてラストのどんでん返しも用意されていて、クライムサスペンスとして申し分ない見応えがあります。
本作は、同名韓国映画のリメイクということで、バイオレンス要素や胸くその悪い展開からそんなことも感じられます。オリジナル作品は未鑑賞なので比較はできませんが、たぶん日本風にマイルドアレンジされているのかなと感じました。ただ、ラストは救いのないバッドエンドでも、円満なハッピーエンドでもいいので、もっとはっきりとした形のほうがよかったかなと感じました。機会があれば、韓国版も観てみたいです。
主演は岡田准一さんで、追い詰められる工藤の不安や恐怖が伝わる演技がとてもよかったです。共演の綾野剛さんは、内に秘めた冷血と狂気が滲む矢崎を熱演しています。この二人の演技が緊迫感を高め、作品をおもしろくしています。脇を固めるのは、広末涼子さん、磯村勇斗くん、駿河太郎さん、杉本哲太さん、柄本明さんらで、役者全てがすばらしかったです。
コミカルな工藤を最後まで見たかった
シリアスな役柄からコミカルな演技までこなす岡田准一。今回はコミカルさ全開で楽しませてくれる。オープニングの車内からの検問、霊安室、そして警察での監視カメラあたりまでのドタバタな展開はこの先どうなるんだろうと期待大で、傑作の評価だったが、中盤綾野剛の結婚にまつわるくだりになってからは、よくある対決ものになってしまいある意味オイラの期待を裏切ってきたので、残念としかいいようがない。そしてラストの金庫内や墓地での対決はシリアス目になってしまったがここも岡田准一には前半のコミカルなノリを活かしてもらってジャッキーチェンばりに動いて笑わせて欲しかったわ。なので満点には至らず。
スーパーヴァイオレンスコメディ
ひと言で言うなら、スーパーヴァイオレンスコメディです。
ヴァイオレンス度が日本映画にしては凄いが、これはベースが韓国映画だからか?
展開が少しリアルではなさすぎるためシリアス度は低い感じで、故に滑稽に見えてしまう。
日本の警察はあんな馬鹿揃いか?
違うでしょ
韓国みたいに、叩けば埃がでるような組織じゃないでしょ
ゆえに、薄ら笑いを浮かべながら観ておりました。
しかし、誤解がないように言えば、つまらない映画ではないよ、むしろスリリングで面白い。
気に入らないのは、あの爺がひとりだけ最後まで行かず勝ち逃げしやがったことだけですな。
あと、綾野剛のあの顔芸、凄い。
きつね探し
大雨の中、母のいる病院に向かう刑事が道中で気づいたら人を引いてしまっていて、隠蔽して過ごしていくが、実はとある事件に巻き込まれていく話。不運は連続にやってくると証明している前半と冷静に考えると全部違くないと話が繋がっていることがわかる。良くしてくれている友達や仲間には感謝することが大事であり、誰が裏を作っているのかはあんまり分からないというところがこの映画の学びです。映像を見ている分にはこの人が関わっているのは分かりますが、その事件の当事者になった際は果たして、裏のきつねは分かるのでしょうか?
ヒョコヒョコ
狐狼の血のイメージで観たのですが…。
物語のベースは通じる世界観なれど、テイストは圧倒的に軽い。岡田准一の、情けない刑事が板についていて、物語が進むにつれて、だんだんハマっていく。サスペンス風に盛り上がるところもあり、壮絶な死闘もあり、「ファブル」などとも重なるものの、それとも違うテイストだった。
“必死にやっているからどこか滑稽”なのか、凄惨さを通り越して笑いの粋に昇華している面白さがありました。「ダイハード」に近いですかね。あちらはクリスマスで、こちらは年末年始だけど。
綾野剛も、クールを装うバーサーカーという役どころで、こちらも見事にハマっている。両名とも周りから少し浮いていて、その二人がの噛み合わないチグハグさが、なぜか違和感を感じさせずに物語にきちんとはまる。この辺の見せ方は見事でした。
砂漠のトカゲのキーワードは秀逸で、その意味は見てのお楽しみ。
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