劇場公開日 2023年5月19日

「なぜ、観客動員数がイマイチなのか」最後まで行く ミズ、ハルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5なぜ、観客動員数がイマイチなのか

2023年6月7日
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まだ公開してから3週間も経ってないのに、既に18時過ぎからの1回のみの映画館がチラホラ。
よく行く映画館も週末からは、18時過ぎの上映だけになってしまうようなので、慌てて観に行くことに。
平日の10時前スタートの回ではあったけれど、観客は自分も入れて4人だけ!?

韓国映画のリメイク、岡田准一と綾野剛が出てる、くらいの前情報だけだったけど。
冒頭から、ずっとハラハラするし、わざわざリメイクするくらいだけあって、スピード感のある内容なのに。
広末涼子の常に不機嫌な奥さんとか、貫禄ある柄本明とか、全体的にキャスティングも良かったのに。

なんでお客さんこれだけ?
んー、でも自分の中にも満足感は見つけられず。

なんでだろうと考えてみた。

「ファブル」「燃えよ剣」「ヘルドックス」を映画館で観て、「岡田准一の新作」という気持ちで行くと、なんか物足りない。

アクション指導はこれまた岡田氏がやってるようだけど…素人目で見ると、一方的に殴るシーンや2人でただもつれ合うシーンなら、別にわざわざ岡田氏が指導しなくても…と思ってしまう。

こういうハードなサスペンス?が好きな人は、きっとオリジナルを観てる。
となると、なんとなくストーリーがわかってるのにわざわざお金払って観に行くからには、映画館ならではのスケール感があったり、映像美があったり、ド派手なアクションシーンがないと二度は観ない気がする。

そして、今シーズンは大河で「岡田信長」を見れてる。
「強い岡田准一が見たい欲」は、ちょこちょこ満たされてる。

つまり映画館で岡田准一を観るからには、「えー、スタント無しでやっぱり岡田准一がやってるのー?」なアクションシーンが観たい。
岡田氏、お茶目な人だしアクション映画以外ももちろんいい演技してたんだけど、もう岡田准一=ド派手なアクションか華麗な殺陣を見せてくれる人になってしまった。

もはやブルース・リー&ジャッキー・チェンと同じレベルですね(笑)

最後に疑問が2つ。
予告でもやってた、電話してたら車ガッシャーン!は誰が操作したの?

あと、綾野剛には綾野剛なりの事情があったのはよくわかったけど、最初の検問で会った時に、こっそり「その遺体はどうしても必要だから、見なかったことにしてやるからこっちによこせ」って言えばそれでおしまいだったのでは?

ミズ、ハル