「才能もセンスも無い人の褒め言葉」愛のこむらがえり Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
才能もセンスも無い人の褒め言葉
歴18年で監督になる夢を諦めかけた助監督の書いた脚本「愛のこむらがえり」を映画化しようと奔走する彼女と脚本を書いた彼の話。
8年前に彼の撮った映画「狸のおむつ前後逆さま」に感動し映画業界に足を踏み入れ今は彼女となった彼女が、先輩助監督にノセられて書いたと、脚本をみつけて読んで大感動し巻き起こって行くストーリー。
最早嫌がらせに見える拍手に始まり、あれ?ちょっとヤバイかもと思ったら、いくらコメディとは言え作りは荒いしテンポは悪いし、そのせいでコミカルな筈の部分も笑えないしという悪循環。
スタンガンは痛いし気絶しないですよ…まあペインレスそのものがまるまるいらないパートだけどね、と正に愛のこむらがえりの初稿と同じ評価を狙ったのなら大したものだけど、それって面白くなりますか?
そしてお父さんや西園寺の言っていたことが正しいと思いますよという感じだけど、とりあえず大した理由も無くハッピーエンド。
まあそこはコメディだしねとは思うけれど、愉しさが殆どなくて残念だった。
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