マイ・エレメントのレビュー・感想・評価
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1人では気づかなかった自分の可能性
子の夏休みの校外学習の一環で企画された本作鑑賞のイベントに参加して観ました。
低学年50人以上を引き連れての貸切でした。
親は誰も参加なし!!私だけでした!!
いや、過保護じゃないんですw
ただ観たかったんですw
他のママさんは久々のお一人様時間3Hを楽しみたいの!!と申しておりました。強く!!w
もう少しの辛抱。。みんなガンバロ!
さて、本作ですが。。
火、水、土、風の
4つのエレメント(元素)が人間のように暮らす鮮やかな世界。
その街並み、建物、乗り物全てが魅力的に描かれており、さすがピクサー!と唸りました。
どこかのテーマパークのアトラクションのようで楽しそうです♪
そんな美しい世界と、
「ちがうエレメントとは関わらない」
というシティのルールの対比が、
やや極端か。。
ぶっちゃけ水、風、土の共存は可能かと。。
火のエレメントを主とした
人種差別、移民問題、差別、貧富の差
など、テーマとして大きく扱っていますが、深く追求するのは野暮なのかと。。
私が、うがった見方をしているのか、
そこにフォーカスするとキリがない程、申し上げる事は盛りだくさんwな作品でした。
恋愛要素をなくして、それぞれのエレメントが得意な事を発揮し、協力して何かを成し遂げる!とかの方が良かったのかなぁ???
風のエレメント達がガスケットボールをするスタジアムのシーンは見応えありました!
土のエレメントにももっと出番作ってあげて欲しかった〜伊達さ〜ん!
低学年ではテーマがむずかし過ぎたし、だからといって単純に笑える作品ではないので。。
「まだ?」「もう終わった?」などの声も聞かれました( ; ; )
中学生以上なら内容もしっかり読み取れるかな??
優しい気持ちになれたし、映像美を楽しむのなら十分に良作です!
ごちゃごちゃ考えたら楽しめませんので注意でーす!
ウェイドより泣いてしまった
エレメントは地球の感情です。
火、水、風、土4つのエレメントが暮らす街エレメントシティ。水、風、土が仲良く暮らしており、これらのエレメントに害を与えてしまう火は仲間外れされていた。エンバーの父バーニーと母シンダーが故郷ファイアランドから移住しエレメントシティで火の文明を気づき、火にとって必要な食と日常品のお店を開いていた。何事にもすぐかっとしてしまうエンバーが性格真反対なウェイドと出会うことにより、エレメントシティのカルチャーを変える話し。
家族の絆、やりたいことを言えず我慢している。同じ生活の繰り返しで自分の長所に気づかずにいる。真反対な二人が出会うことによりよって、お互いを照らしあっていく。恐れているほど怖くなく、エレメントである以上相性がいいところがあれば、相性が悪いところも必ずある。同じ性格同士ではなく、真反対な性格と出会うことによって、新しい景色の世界に出会うことになる。
自分の可能性は無限大であり、かっとなった時、自暴自棄になったとき、何をすればいいかわからないときに見直せる作品です。
笑いあり感動ありの作品であり、ディズニーやピクサーらしい作品でした。ディズニー100周年おめでとうございます。
これからもみんなの心の支えとなりますように!
異文化交流がメインかと思ってたけど本音で話し合うことの大切さがメイ...
異文化交流がメインかと思ってたけど本音で話し合うことの大切さがメインのメッセージだったので少し予想とは外れたストーリーで楽しめた。
日本のあらすじはそれぞれのエレメントは交わってはいけないルールがあるみたいに書かれてたけど、火が水とも木とも風とも相性が悪く煙たがられており、火達が他と距離をとり暮らしてる設定でしたね。全然違う。
火以外のエレメントは一緒に住んではないけど生活はしてたので。
思ったよりピクサー感あって楽しめた。
癇癪持ちのエルバーは火なので落ち着くために深呼吸する(=酸素を吸い込む)と逆により燃えてしまうという火の性質を利用して、"酸素を吐き出す"というのと掛けて親に"本音を吐き出し"て落ち着くという結末に持って行ったのは、流石ピクサーの想像力だなととても感心した。
属性が違えどみんなで仲良くしましょうエンドじゃなくてよかった。
お決まりのストーリー
ディズニー・ピクサー・スタジオが、自然界における火・水・土・風のエレメントを、擬人化した世界を描いたアニメーション。スクリーンいっぱい、細部にわたるまで、ピクサーらしく妥協のない美しい映像美で楽しませてくれる。
ピクサー作品は、子供向けの物語の中にも、多様な人種や文化との共生、新たな自分への脱却等のテーマを盛り込んでくる。本作においても火や水、土、風といった全く相容れないエレメントの違いはある中でも、繋がり合い、愛し合うことの大切さ、そして、自己啓発的なメッセージが含まれている。
舞台は、エレメント達が暮らす、エレメント・シティー。中でも火は、燃やしてしまう性質から、他のエレメントからも敬遠されがちで、火の街の中だけで暮らしていた。そんな火の街で、火のエレメント・エンバーは、父の店を継ぐことを小さい時から夢見てきたが、水のエレメント・ウェイドに出会ってからは、自分を縛り付けていた慣習を脱ぎ捨て、広い世界への憧れも抱くようになる。そして、ウェイドに対しても恋心を抱いていく。
全体的には、それほどのサプライズも無く、ストーリーも単純。子供から大人まで楽しめる、ディズニー・ピクサーらしい作品と言える。もう少し、クライマックスの盛り上がりが欲しかった。しかし、隣で観ていた親子連れの小さな女の子は、ラストシーンで泣きじゃくって、大きな嗚咽をしながら見入っており、心のピュアさに、微笑んでしまった。
今回は、吹き替え版で鑑賞したが、主役のエンバーの声優を川口春奈が務めていたが、まあ、それなりに頑張ってはいたが、女優の声で、声優の声ではなかったように思う。その点、ウェイドの声優を務めた玉森裕太は、本物の声優の様で、ウェイドの風貌や表情合わせて声色を変えており、ドラマの演技のセリフよりも良かったように感じた。
ロジックよりもケミストリー
ロジックよりもケミストリー
logicよりもchemistry(化学変化)。
頭で考えるより、
心で感じる。
を描くには、
国と国(の設定)では、
メンツが邪魔して、
論理でしか考えない。
組織と組織では、
利害優先で、
心で感じる事で対応する事は避けられる。
人と人では、
プライドや文化まで描かないといけないレイヤーが多すぎる。
頭で考えるよりも、
目の前で起きている事に、
心を寄せるには・・・
火と水。
原始的な最初の第一歩、
自然発生する化学変化→
elementalを感じる事を思い出そう。
とはいえ、
そんな消去法だけではない、
火と水でしか描けない積極的ポジティブ展開もおもしろい。
水ファミリーの夥しい涙、
火ファミリーのメラメラ、
何より、
エンバーとウェイドの小さな、
ほのかな化学変化のケミストリーの、
エレメンタルの、
ゆらめきを、
頭で理解するか、
心で感じるか、
で、
評価は大きく分かれる。
製作側はちゃんと仕掛けてきてる、
利害も論理も人種もプライドも不要。
スクリーンで起こっている事を見よう!
そして、
感じよう!
『タイタニック』『アラジン』
『わんわん物語』『眠れる森の美女』
級の○○シーン!
それがelemental。
諦めない心。
理想と現実はもちろん違い、
周囲の期待に応えようとしすぎると自分が死んでしまう。。
親の為に生きることはもちろん素敵だけど、
自分の生きたいように生きるのもとても素敵なこと。
火と水、一歩間違えたら、火が消えてしまう。と思ったけど、
そうか、水も沸騰して蒸発するんだよね。
と、1人で納得しました。
諦めない勇気、
無理だと決めつけない勇気をもらった作品でした。
油断してました
ウェイドとエンバーのビジュアルが好みでなく、
そこまで期待してなかった。
全部見てみたら、すごくよかった。
ウェイドのエンバーを想う真っ直ぐな心に感動し、泣けた。
「想いを伝える機会はそんなに多くない」みたいなセリフが刺さった。喧嘩中の母のことが頭によぎった。
感謝の気持ちや、好きって気持ち、伝えたいことは伝えられる時に伝えなきゃいけないね。相手がいつ居なくなってしまうかわからないから。
ウェイドってすぐ泣くしおっちょこちょいでちゃらんぽらんに見えて深いこと言うんだなあ。笑笑
エンバーが好きだってエンバーのお父さんの前ではっきり言うところかっこよかった。
エンバーに最初はイライラしてたけど、成長していくところがこの映画の見どころだなって思う。
ストーリーがシンプルで展開が読めちゃうけど、作画が綺麗だし、ウェイドが可愛くて面白くて泣ける。
家族で見てほしいなー。そんな作品。
ps.玉森くん声優上手すぎた!
叫んでるシーン?とかは普通にウェイドじゃなくて玉森くんに見えた笑笑
3Dおすすめ!
予告編を見て、あまり好みじゃないかなと思いつつちょうど良い時間帯に上映があったのでなんとなく3Dで鑑賞。
最初のカールじいさんでワクワクさせられ、本編を見終わった後はテーマパークでファンタジー世界を体験したような、高揚した幸せな気分になった。
まず、エレメントたちのキャラクター描写がすごい。
いつも体のどこかしらが泡立ったりなびいたり揺らめいたり、こんなキャラクター見たことない。
ポスターの静止画ビジュアルで見るのと、動き回るキャラクターを見るのでは大違い。
キャラクターの内面が細かく描かれているのも相まって、ウェイドもエンバーもこの上なくかわいく愛しく思えてくる。
エレメントとしての独特の楽しい表現に驚きワクワクしながら、私たちと同じような悩みに感情を揺さぶられる姿に自然と共感できて、それに違和感がない。不思議。
映像が綺麗で、花のシーンは映像だけで心震えた。
3Dで観て良かった。
「ディズニー、ピクサー」
今年140本目。
ディズニーとピクサーによるアニメーション映画。火の女性と水の男性の恋愛のお話し。少しウトウトしてしまいましたが最後がいいですね。ここじゃないどこかへ、コンフォートゾーンを抜け出す、自分の気持ちいい所から飛び出す。ディズニー、ピクサーは最後に人生訓を目覚めさせてくれる作品が本当に多い。
水もしたたるイイ男の映画
子供、恋人、老夫婦全ての年齢にフォーカスされた愛の物語。これぞピクサーの安心映画です。
この映画の主役は、本当の意味で水のしたたるイイ男の彼。見た目だけでなく、その優しさに癒された人も多いと思います。
ストーリーは伏線を予想通りにキレイに回収していく、比較的、裏切りのない映画。
自己犠牲の愛、多様性、親との関係、自分の心に正直に生きることなど、どのような立場にある人でも心を打つような設計はさすが。
世界中の人間の悩みや、愛は共通なんだなぁということがわかり、見終わったあと、ほっこりできる。そんな映画です。
ぜひ映画館で!
火と水、相容れない存在の二人の行く末は。
エレメントシティに訪れた火の一族から生まれた少女エンバー。
彼女は生まれた時から父の店を継ぐことを約束させられていた。
そんなある日、水のウェイドと知り合い価値観を一転させられることに。
ディズニー映画らしく人種差別を精霊に置き換え
火と水はお互いが接触できないという認識で鑑賞させられることに。
これは現代社会での黒人と白人の恋愛のようにも思える。
今でこそ珍しいカップルでもなくなりましたが、ある地域では
黒人と白人の差別は著しく存在する。
あくまで家族を大事にしようというテーマは一環としてあるが
その価値感を強要すべきでないという道徳的な物語。
精霊が出てくるというテーマはありつつも
風や土の精霊は陰に隠れていたので、彼らにもフィーチャーしてあげたかった。
映像を楽しむ作品
地水火風のエレメントが暮らす世界。
僕は個人的には、こういう抽象的概念をキャラクター化した作品が大好き。
たぶん、普段から抽象的概念をキャラクター的に解釈して考えているからだと思う。数字とか、色とか、鉱物とか…。イデアの世界とでもいうのかなあ…。
地水火風ということは古代ギリシャの四元素論ということなので、現代化学の元素(水素とかヘリウムとか)と違うということを知ってないと混乱するかも。
四元素論では火も元素の一つとされていた。火の元素の存在は化学の研究の歴史の中で探究されていき、最終的に「フロギストン説」というかたちで理論化されていったが、18世紀ごろ、主にラヴォアジエによって否定されて消えていった。
現代では自然に存在する元素は約90種類。でも、この世界の全てが4種類の元素の組み合わせでできている、という古代ギリシャの四元素論はとても魅力的で、だからいまだにさまざまなファンタジーではこの世界観が共有されているのだろう。
この世界でのエレメントの世界はとても色鮮やかで楽しい。「形のないもの」「透明なもの」「透けるもの」という少し前のCGでは描くことが難しいものがふんだんに表現されていて、映像としてすごく楽しめる。こういう作品こそ映画館で観たい。
火のエレメントは貧困な移民、水のエレメントは裕福なホワイトカラーの白人みたいな感じなので、エレメントシティはアメリカ社会をあらわしてるんだろう。水が白人なら、火は中国人や韓国人? 土や風はヒスパニック系や黒人?(まあむしろ明確に特定できないようにしてるのだろう)
エレメントのキャラづけには既存ファンタジーの影響もある気がする。火と水は、ドワーフとエルフを思わせる。ドワーフは背が低くて性格は荒っぽく、火を使った加工が得意。エルフは賢く争いを好まないが、傲慢で邪悪な者もいる、みたいな。
エレメントであることを活かしたギミックが面白い。水のエレメントが火を点ける手段として、自分をレンズにしたのは面白かったし感動した(でも科学的ないちゃもんをつければ、レンズで火をつけるには炎由来の光では無理で、平行な光線である太陽光でなければならないし、レンズは正確な凸レンズでないといけない…)。
火が砂をガラスにする能力がある、というのも面白い。でも主人公しかそれをやってないので、なぜ主人公だけがそれをできるのか、という説明がほしかった。
こういう作品でいろいろ理屈で突っ込むのは野暮だと分かってるんだけど、やっぱいろいろ気になる。たとえば、異なるエレメントの間で子供は作れるのだろうか? この作品の中では混血らしいエレメントは登場してないので、異なるエレメントのカップルはエンバー達が初だということになるのかな? しかし、エレメントというのは混ざるとエレメントではなくなってしまうと思うので、混血はできない、というのが結論ぽいかな…。
ストーリー自体はすごくありきたり。でも、エレメントたちの生活の様子を楽しむのがこの作品の肝なんだとしたら、ストーリーはありきたりでもいい気がする。
最後のオチだけちょっと不満。ウェイドは不定形になれる能力があるんだったら煙突みたいなとこを抜けて逃げられそうだし、壁に染み込んで助かるというのも後付けみたいに思える。
火のエレメントが死ぬ条件が水にかけられて火が消えることだということは示されているのに対して、水のエレメントが死ぬ条件が明確に示されていないのは良くない。
ストーリーがありきたりということは、キャラもありきたりということ。エンバーやウェイドに特別な魅力は感じなかった。
世界観そのものが面白かったから面白く観れたけど、ストーリーやキャラが弱いので大ヒットは難しいか?
タイトルなし
違う性質を持つ者が惹かれ合う王道ストーリーだけど、すごく丁寧に描かれててめちゃくちゃよかった
正反対だからことぶつかり合う、でも互いの良さを見つけ合う描写にぐっときてしまう…
水と火の性質を活かすエピソードやセリフがこれでもかと詰まってて完成度高い
特にウェイドが初めとても情けなさそうなのに、その優しさや包容力は相手の本質をよく見る根底の強さがある所がすごく素敵
お互いの育ちの違いにまで踏みこんで、親の期待や過去を背負うのではなく自分の気持ちを大切に自立する、現代的なメッセージまであるのがすごくよかった
2人が手を合わせるシーンとラストの父との別れの挨拶のシーン泣いちゃった…
最初から最後まで余すところが無い!って感じで美しいストーリーだった…
違うからこそ支え合える、補い合えるっていいよね
メッチャ泣けるディズニーの恋愛映画。 本年度ベスト!!
あまり期待してなかったけど自分好みの作品で泣けた!
ほぼ満席状態の中、遠慮しながら泣いたので完全燃焼が出来なかったのが残念(笑)
火、水、土、風の4種のエレメント達が暮らす街。
エレメント・シティーで火の属性のエンバーと水の属性ウェイドの2人を中心に進むストーリー。
他の属性はあまり登場しなかったけど全然問題無し(笑)
本作で一番びっくりしたのはエンバーのCV、川口春奈さん。
声優でもやって行けそうな感じで違和感無し。
エンバーの声に終始釘付け(笑)
本作はほぼエンバーとウェイドの二人の物語って感じ。
異なる属性同士が触れ合う事も出来ない中、エンバーとウェイドの距離が近づく感じが良かった。
エンバーとウェイドの家族達の相手に対する考えが反している感じが印象的。
火の属性が怒りっぽく、水の属性が涙脆い設定も良かった。
触れ合う事が出来なかったエンバーとウェイドが初めて触れ合うシーンに泣ける。
エンバーの家族愛も素晴らしい。
終盤の家族と別れる時の挨拶も伏線もあってなのか泣けた。
映像は流石のPIXAR。
やっぱり映像は安定の美しさ。
エンバーがウェイドと水中で幻の花を見に行くシーンが自分的にとてもエモかった。
作品で流れる音楽もジャンルに拘らない多様な音楽が作品を盛り上げていた感じ。
主題歌は今さら感のあるSuperflyの「やさしい気持ちで」だったけど、これが良かった!
エンドロールで流れる時の字幕が余韻に浸れた。
ウェイドが涙脆くなかったら、あの絶体絶命なシーンはどうなっていたのか?
気になります( ´∀`)
万人受けしそうな良作。
設定は作り込んでいるが、ストーリー自体はわかりやすくシンプルだなといった印象。
台詞一つ一つにも深くメッセージ性が込められていて、受けての感受性を揺さぶってくる感じがします。
笑いどころもあるし、上映時間の長さの割には全く間延びせずいいテンポ。
これなら子どもにも楽しんでもらえそうな感じ。
アニメーションは美麗で、さすがの技術。
全然字幕やってないので吹き替えで見ましたが…川口春奈の吹き替えはちょっとイマイチかな…。
玉森裕太は案外良かった。演技がめちゃくちゃ上手いというよりは、今回の主人公の優しさにピッタリの声というか。役にハマってる感じがしました。
洪水のシーンは、苦手な方は注意した方が良いかもしれません。
とんでもない設定なのに感動してしまう(いつものピクサー)
ピクサーはたまにとんでもない設定の映画を作ってくる。ネズミが人間界の名シェフになろうとする「レミーのおいしいレストラン」や人が住めなくなった地球でごみ処理を続けるロボットの恋を描く「ウォーリー」、一人の女の子の頭の中にいる感情たちを描いた「インサイド・ヘッド」なんかは、個人的にかなりとんでもない設定だと思っている。そして本作。火、水、土、風のエレメントたちが生活する世界で出会い、恋をする水の男性と火の女性を描いた物語。最近のディズニーが推し進めるポリコレに最適の設定と言える。
案の定、冒頭はエレメントシティに移住してきた火の夫婦の話から始まる。なるほど、これ移民の話なんだな。他のエレメントからはちょっと煙たがられる火の人たち。たしかにあの4つのエレメントなら火は危険すぎる。だから火の人たちが居住するコミュニティができていき、他の住民とは距離を置いてしまう。まさに移民の話だ。
とんでもない設定なのに、どんどんエレメントシティの世界観に浸かっていく。風景もキャラクターも、水と火の表現がとてもリアル。水浸しになったときの水は実写なの!?と疑うくらい。それぞれのキャラクターの特性とか、エレメントシティの自治とか、細かい矛盾点をいろいろ考えるとキリがないから、あまり考えずに鑑賞するのが得策だ。
だって、最終的にはあんなに心が揺さぶられるんだよ。橋の下のあのラブシーンは最高だった。観る前から、2人の恋物語だけでなく、親子の絆や、自分たちとは違う他者を受け入れるという要素も含む物語になるのだろうと予測していたはずなのに。
ディズニーだけでなく、ハリウッドが推し進めるポリコレの要素も、この程度だったら大歓迎。直接的な表現ではないから、説教くさくならずにとても見やすかった。やっぱりピクサーはとんでもない設定を、最終的にはいい話に仕上げてくる。次のとんでもピクサー映画は何になるんだろう。今から楽しみだ。
※字幕版を鑑賞
期待以上!
なんとなく主人公のキャラクターデザインが好みでなく、観に行くのを悩んだけど、行ってよかった!
ウェイドの声優、玉森裕太さん優しく涙脆いウェイドによく合ってました!川口春奈さんの勝気なエンバー役うまかった!
最初はエンバーの癇癪にはこちらもハラハラしたし怖い子だなあ、って思ったがだんだんとウェイドに会ってから性格が可愛くなっていく。
エレメントを擬人化している世界観がとても美しく、
電車や駅や町の様子にワクワクしました!
笑えるシーン、ジーンとするシーン様々あり飽きなかった。子供でも大人でも楽しめると思う。
ネタバレを避けたかったのでストーリーに触れずにレビューしました。
いやあ、本当久しぶりにアニメ映画に見入って感動しました!
面白かったが、火と水以外の存在感の無さが少し残念。
インサイド・ヘッド、リメンバーミーが
ベストピクサーと思ってます。
多様性を認める現代の価値観を、今回エレメントというアイデアで表現して見せてくれました。
ストーリー自体は単純そのものですが、面白かったです。
火と水以外のエレメントにもう少し掘り下げや、ストーリー関与があってもいいのではと思いました。
色んな人に見てほしい
Pixar映画を劇場で鑑賞するのは初めてです。
3DCGアニメーションが苦手で敬遠していましたが、今の技術が凄すぎて驚きました。
同時上映のカールじいさんのデート、犬の毛並みに肌の質感。
これがアニメーションなのか?と思うくらいにリアルで、同時上映のショートムービーから驚かされましたがその後の本編も描写の細やかさ、発想、物語の描きかた、正直ディズニーピクサーなんて子供向けと舐めていた分感動してしまいました。
実際にエレメントシティがあったなら、そう思わせるだけでもワクワクしてしまいます。
因みに私は吹き替え声優を担当されている方のファンです。
勿論吹き替えを担当されているのでヒットして欲しい気持ちも、贔屓目もありますが、アニメーションの出来栄え、物語、ひとつの作品として見に行ってみてほしいと勧められる作品です。
2D、3D両方で鑑賞しましたが3Dはオススメです。
全249件中、101~120件目を表示