ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
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ドラマより面白かった
田村由美さんの大ファンで、ドラマはあまり楽しめなかったのですが広島編が映画でやるとのことでとても期待していました。というのも内容がテレビでやるにはちょっとキツい描写が多いと思うので。
ドラマはコメディ要素多めで、私はそれが合わなかったのですが映画はコメディではなく気の抜けた緩さのような描写になっていたのでよかったです。原作漫画に近い雰囲気になっているなと思いました。
どこかのインタビューで原作者描き下ろしイラストが使われていると見て、鬼の集のところだ!と見てすぐ分かったので大好きな漫画家さんの絵をスクリーンで見れたのは感動しました。もうこれだけで満足したくらい嬉しかったです。
役者さんも素晴らしかった。特に汐路役の原菜乃花さん、この話は汐路が中心の話でもあるのでどうなるかと思いましたが、等身大の女の子で意思の強そうな瞳や子供らしい表情に魅入ってしまいました。そして松下洸平さん、彼も物語の重要な役でありながら前半は影の薄い存在で、でもしっかり車坂朝晴としてそこにいたのが良かったです。松下さんは心が純粋な人の役をよく見ていたのですが今作でもそれが良く出ていて、ハマり役だなと思いました。
しかし一番驚いたのはエンドロールで初めて気づいたダンディ坂野さん。脚本家の役ですよね?あまりしっかり顔が出てなくて名前を出されるまで気付きませんでした。ダンディ、年末年始のバーゲンのCM以来久々に見ました。
漫画から省略されている箇所があるのは仕方ないですけど、それでも一本の話として綺麗にまとまっていたしとても楽しめました。田村由美さんの漫画の緩くてほのぼのした雰囲気や、残酷なところはとことん残酷に描く落差が映像で見れて満足です。それでもやっぱり残酷ぶりは控えめかな…とは思いましたが。
野崎家住宅行きたくなった
被害者一族と加害者一族がこうもわかり合えるのか、遺産を巡る謎解きはあれでいいのか、という疑問は湧くが、面白かったですね。
舞台となったのは広島だけど、メインロケ地の岡山にある野崎家住宅は訪れたくなった。
程よい感じ
ガチガチの謎解きではない
程よいミステリー
観る時も原作を読んでるので謎解きを探るのではなく
整くんワールドの気持ち良い世界観に浸れた作品
何よりもドラマ編であった余計な演出がなかったも観てて気持ち良かったです。
作り手の愛を感じる純粋に楽しめて良い映画
上映時間を冗長に感じさせないストーリー展開、サスペンス、ミステリー、コメディ、人間ドラマの要素がバランス良く詰まっていて楽しめる映画でした。
個人的には2つ新鮮な点がありました。整君がこの事件に関わって以降の死人が1人もいなかった(...はず)のが、犬神家的になる展開を覚悟していて良い意味で裏切られ、かつ斬新でした。
また、終盤で汐路ちゃんに対して整君がセメントの傷跡が少しは埋まるのではと母親の付き添いでカウンセリングの受診を助言するシーンは、これまで他のドラマではまず見ないヒロインへの犯罪被害者支援的視点があり、新鮮でした。整君の傷ついてきた過去の経験から来たであろう人間性が溢れた言動であり、菅田さんの演技力はもちろん、汐路役の原さんの演技力にも引き込まれ、とても気に入ったシーンでした。
他の方のレビューでも目にしましたが、ドラマ主題歌のカメレオンが流れるタイミングも絶妙で胸が熱くなりました。
まんまと作り手の意図にハマったようで全体的にはマイナス面が見当たらないので少し悔しさはありますが、それだけ作り手の愛情が伝わる映画でした。
ガロ君の存在やエンディングの刑事たちの会話の繋がりがドラマを観ていないと意味不明な部分は生じてしまうでしょうが、映画のみ観にいっても十分楽しめる気がしますし、逆にドラマを観ていなかった人にはドラマを観るキッカケを与える力があったと思います。個人的には今年1番オススメできる映画でした。
役者達すご。おもしろかった
・整君がカレーを食べようとしているシーンから始まるんだろうな、と勝手に予想してたけど外れた。
・鬼の集いのシーン、ナレーションの女性の声と絵がマッチしていてすごく不気味だった。
・弁護士に本当のことを聞かされ、「汐ちゃんのせいだよ」と言われた時の汐時の精神が壊れていくような泣き方の演技にすご!と、引き込まれた。
平日にもかかわらず映画館がほぼ満席でした!隣の席のおばさんがはじめから最後まで爆睡していた(車が崖から落ちて爆発するシーンでびっくりして起きたけどまた寝た)後ろの席の人も寝息たててた。整君、見た目も声もホワホワしてて陽だまりのようで、見てて眠くなる気持ちわかる。整君癒しですね。
まだ行ったことないけど、日本でもカウセリングが当たり前になればいいなあ。
モヤモヤ感
ドラマを見てハマリ、気になる終わり方だったので、絶対続編があると楽しみにしていました。映画は、続編ってわけじゃないようですが、TVerで復習して映画に臨みました!
ドラマも映画もこの作品は菅田将暉演じる久能整くんに会える作品といったかんじ。
ストーリー的には、ん~ってとこで、原作があるから仕方ないのかな。
ミステリー云々というより、整くんの常々思っていることを聞く作品と思えば及第点。
キーマンになる松下洸平さんの演技が、物足りなかったように思いました。朝晴をもし菅田将暉さんが演じていたら、最後さらにグッと惹き付ける魅せ方をしてくれたんじゃないか…
朝晴次第でこの作品の良し悪しがもうワンランク変わったような。
少し前に別ドラマで町田啓太さんが最後に豹変する役を演じられていましたが、そっちの方が素晴らしかった。
何のために放火しようと思ったのか、
すっかり忘れかけた遺産相続は?
汐路が整くんに宝石を見せて、もう一捻りあるのかと深読みしてしまったり。
なんか、消化不良。
でも、エンドロール後の3人組、やっぱり笑わせてくれました。
感動できる、第3極になり得る推理大作の登場!
元は漫画からで、TVドラマでも人気を博していたが、確りとした感動が得られる点が素晴らしい。一見 八つ墓村?犬神家?ベ-スとも思えるが 身近な視点を駆使した展開が観ている側にも正しく伝わり感動域に達するように作られている。
この流れを産む事が出来るのは 昨今の偏った推理物に流れず独自な解釈展開を常としているからであろう感じる。
菅田さんの活躍と
次回作にも大いに期待!!
なぜテンパを殺すの?
一族にテンパが出た。そんなことでそんな疑い持たれる?
仮にそうだとしてなぜおじさんになるまで殺さないの?
そんな恐ろしい犯罪者たちが、逃げた子供に対してそんなに怯える?
てか、テンパ関係なくみんな犯罪者の子孫ってことだよね?なぜそこはふれないの?
もう納得できないことだらけ
物語は秀逸だが、犯人の犯行動機は、アレで良かったのだろうか???
原作は未読です。ドラマは全話観ました。
今回は、原菜乃華さんがMVPだと思います!!
難しい役柄ですが、見事に演じ切っていました。その凄まじい演技力は、菅田将暉君に引けをとらない大活躍だと思います!!
本編は、ミステリーのロジックはしっかりしていて見応えがあり、人間ドラマとしても秀逸な物語だと思います。
ですが、肝心の推理パートでは、最も重要な手掛かりが、いとも簡単に掴めたり、犯人像も何となく容易に想像が出来たり、犯人の犯行動機も???で、個人的に納得感が得られず…ご都合主義が見え隠れする、強引すぎた演出が少し残念でした!!
さすが
妻の都合で予定より1週間遅れての観賞。
結果的には期待感が1週長く持てたということでオーライか。
菅田将暉はさすが。
彼を観ているだけでこの映画の価値はあると言える。
しかし、内容的にはかなりガッカリ。
原作ファンの中でも評価の高い広島エピソードとの触れ込みで期待していたが、
ホントなの?と疑いを禁じ得ない。
まず、最大の難点はキーワードがテンパーであること。
それを以て抹殺対象になるってどう考えても合理的ではない。
もしそうなら少なくとも最後に登場する縁の者は
菅田以上の壮絶なもじゃもじゃであるべきだしそうあって欲しかった。
そして、あの彼女のそういう姿を見てみたかった。
加えて、3匹の鬼の時点でほぼほぼ大枠は見えてしまう。
それからは大きな意外性もなく終わってしまった。
さらには新人なのだろうか、少女役の女優もやや物足りなかった。
正直言って、テレビシリーズの方が上、フジにありがちなパターンかな。
TV同様ミステリーに包まれて。。
原作は全く知らずTVドラマに魅せられて鑑賞しました!
久能整の理路整然のロジック談に引き込まれっぱなしの2時間余りです。子供はコンクリートが乾く前のようだとのセリフ。乾かなければもう一度綺麗にすることもできるとのセリフに汐路さんがふと我に帰るシーンがとても印象的でした。TVドラマよりも2時間集中して鑑賞できるのでTVドラマファンの方も是非鑑賞下さい。
面白い映画をありがとうございましたm(_ _)m
新感覚のミステリー
ミステリーのストーリー的には王道のストーリーですが、主人公の整君が今までに無いタイプ、人に寄り添う癒し系で本人も幼少期に深い苦悩を味わってそれを乗り越えて来たからこそ出せる優しさを菅田将暉が見事に演じ切ってるのが良かった、菅田将暉の演技力に改めて感服した作品です。
良かった
ドラマから見ていたけど映画も面白かった!
でも犯人が分かりやすい!松下洸平がただの弁護士の息子な訳ないと思いながら見ていたので分かってしまって残念!でもサイコパスな演技は良かったし、原菜乃華ちゃんの演技上手くてとても良かった!
昭和、舐めんなよ!!
原作少々、ドラマも最初だけ
面白そうとは、思いましたが
そこから続かなかった
今回、宣伝やスペシャルドラマを観て
観たくなり、鑑賞しましたが
横溝正史シリーズで育った、バリバリ昭和な
私には、響きませんでした。。。
映画を鑑賞して、なんで途中でやめたか
わかりました
理屈っぽいオトコが苦手なのも
あるかもですが。。。
なかなかに凄惨な過去と、トンチンカンな
理由での多くの殺人があるにも関わらず、
子孫どうしが、仲良くチャンチャン
めでたしめでたし。。。
昔話かよ💦
そりゃ、みんなが、こんな、お花畑みたいな
人ばっかりだったら
世の中の争い事は、無くなるでしょうけど
現実世界は、そうはいかない
生き抜いていかれへんで!!
まぁ、これが理想とされる
コンプライアンスな世の中なのね〜〜
それと、出て来た瞬間に、犯人がわかる💦
ミステリと言う勿れ・・・だから
犯人が誰とか、どーでもエエのやろか
もうちょっと、ひねってほしいが
きっと、犯人を当てることは、この物語の
趣旨ではないのだ。
私には、合わない。。。
泣いちゃいました。
菅田くんファンの娘と観賞。
テレビは全話見ました。
漫画は前半ちょっと読んだ程度です。
冒頭、皆さんの書いてあるように、犯人はすぐわかりました。
でも、あれはわざと伏線を張って、なぜそうなるのかを考えさせていくように
している演出なのでしょうね。
また、整君のセリフのひとつひとつ、とても刺さりました。
「自分の絵が下手だとわかるということは、成長してるから…」
「子供の心は柔らかいセメント…」
「人間は弱くて当たり前…」
特にセメントのセリフは、自分が子育て中、子供に向けた何気ない一言が、どんな形で子供の心の中に残ったのだろうかと、ふと考えてしまいました。
そして、汐路役の原菜乃華ちゃん、すごく良かったです。
汐路ちゃんの心の傷ときれいな涙、それだけで泣いちゃいます。
(ちなみに、原菜乃華ちゃんは「地獄でなぜ悪い」でミツコの子役を演じた子でした。ビックリ。 ♪ギリギリ歯ぎしりレッツゴー♪)
正当な子孫の松島奈々子さんの手から、親から子へのメッセージと共に贈られたストーンのブレスレット。
あそこも、すごく良いシーンでした。
反面、整君の生い立ちや、広島に住んでいたのではないかという疑問。
我路君のこと。
全く解決していないから、ドラマでも映画でも、是非続きを作って欲しいです。
整くんは、やっぱりおもしろい。
ただ、犯人があまりにも早く予想できるのが、ミステリーとしては、とても残念。・・・、あっ!だから「言う勿れ」なのか!!
人間ドラマとしても浅く、整くんのお説教もいまいちおもしろくない。
最終回の回収もなく、続きもありそうだけど・・・。「ミステリーと言う勿れ2」に期待。
石の場面の3人目までが一番心に残った。
前半ライト、後半ヘビー
広島に印象派展を見に行った久能、遺産相続になると必ず死人がでるという狩集家遺産相続会議に立ち会わされる展開。ひと昔前であれば、遺産を巡る連続殺人として物語として成立してました。しかし、現在においてはリアリティがありません。そもそも莫大な遺産を特定の人に全て与えるということは法律上成立しないからです。名家、莫大遺産、大きな屋敷、4人の相続対象者、そこに風変りもじゃもじゃ頭な男、犬神家の一族へのオマージュです。しかしそこから見事に話は現実的な解決となります。ライトタッチな前半です。
後半はそもそも遺産を当主1人だけに相続するのか、このなんとも薄気味悪い屋敷の意味はとなります。殺人事件が発生するのではなく、過去の事件、事故の謎解きとなっていきます。内容的には横溝正史の世界である過去の因縁が色濃くでてきます。久能の言葉数が多く、妙なこだわりと淡々とした性格が中和させつつ、納得のいく結末となります。
残念な点としては、単発作品としていちづけるのであれば、冒頭とラストに犬堂我路(永山瑛太)やテレビシリーズ登場したレギュラー出演の刑事達のシーンは不必要であり、無駄に上映時間を長引かせているとしか思えません。菅田将暉は良いのですが、原作の久能はもうすこし面長の顔なのでそこもやや気になります。
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