ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
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原作ファンです。大満足
整くんは、やっぱりおもしろい。
ただ、犯人があまりにも早く予想できるのが、ミステリーとしては、とても残念。・・・、あっ!だから「言う勿れ」なのか!!
人間ドラマとしても浅く、整くんのお説教もいまいちおもしろくない。
最終回の回収もなく、続きもありそうだけど・・・。「ミステリーと言う勿れ2」に期待。
石の場面の3人目までが一番心に残った。
前半ライト、後半ヘビー
広島に印象派展を見に行った久能、遺産相続になると必ず死人がでるという狩集家遺産相続会議に立ち会わされる展開。ひと昔前であれば、遺産を巡る連続殺人として物語として成立してました。しかし、現在においてはリアリティがありません。そもそも莫大な遺産を特定の人に全て与えるということは法律上成立しないからです。名家、莫大遺産、大きな屋敷、4人の相続対象者、そこに風変りもじゃもじゃ頭な男、犬神家の一族へのオマージュです。しかしそこから見事に話は現実的な解決となります。ライトタッチな前半です。
後半はそもそも遺産を当主1人だけに相続するのか、このなんとも薄気味悪い屋敷の意味はとなります。殺人事件が発生するのではなく、過去の事件、事故の謎解きとなっていきます。内容的には横溝正史の世界である過去の因縁が色濃くでてきます。久能の言葉数が多く、妙なこだわりと淡々とした性格が中和させつつ、納得のいく結末となります。
残念な点としては、単発作品としていちづけるのであれば、冒頭とラストに犬堂我路(永山瑛太)やテレビシリーズ登場したレギュラー出演の刑事達のシーンは不必要であり、無駄に上映時間を長引かせているとしか思えません。菅田将暉は良いのですが、原作の久能はもうすこし面長の顔なのでそこもやや気になります。
古典と近代のミステリを巧みに絡ませた名作
先ず、ドラマシリーズを全部鑑賞していることが前段にある、よくあるドラマシリーズの映画版です
ただ、ドラマシリーズの映画となると、結構
『ドラマでよくね?』
となる、要は映画として見る必要がない作品になりがちなんですが、これはその意味ではかなり絶妙な塩梅で映画にしてくれたと感じました
映像としての派手さはない
だけど引き込まれる魅力がある
派手さで脚色した奥行きじゃなく、徹頭徹尾ミステリとしての奥行きで飽きさせずに映画を見させてくれる、そんな作品でした
終わってみたらシリーズ特有の後味もあり、良い余韻を残したままに終われるのも魅力
また、レビュー表題に書いた通り、古典ミステリ、横溝正史シリーズのような魅力もありつつ、それでいてシリーズ特有の良さが活きていました
不思議とまた見たくなる、非常に良い作品です
全然いいよ! 普通にサスペンスしている!
この映画は、原作・ドラマが有るんですね! 知りませんでした。自分はフォーマットとして ミステリーが好きなこともありかなり楽しめました。
映画としてみると 表題通り 普通にサスペンスしています。ちょいと動機が無理強いしている感もありますが、殺人なんてどうせ 思い込みの産物なのだから多少はキテレツでも良いでしょう! それよりも 話が紆余曲折しながらも 軽いどんでん返しおこしながらも サスペンスしていて非常に楽しめました。邦画でこのレベルは 感動でした! 結構 制作費かかっているのかな?
犯人探しとしてみると 早い段階で怪しい発言をするひとが出てくるのですが、その時点ではまだストーリー的に内部犯の流れだったのですが、途中から外部犯の流れになり ほぼ確信が持てました。そういう意味では 犯人探しは用意でした。
wikiを見てみると 主人公が多弁な設定なのですね! いろいろと 伏線回収になることをよく話す人だと思いましたが、それじゃー仕方ないですね!
よけいな一言
ヒロイン役の 汐路さん役の女優さんですが 演技は非常に上手で良かったのですが 自分的には ビジュアル的に 堀北真希さんか 内田有紀さん のような ちょいと ツンとしている感じのある人のほうが役柄に有っているような気がしました。最近の若手の女優さんだと誰なんだろう?
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
テレビドラマ版と同じく楽しいミステリー
あの曲の入り方は涙腺を容易に刺激する
ドラマ版を見てて楽しんだので、原作もちょっと集めてました。ネットの広告で一時期よく出てきてて、話がすごく気になったから…あの新幹線の中で見た手紙の意味とか…
でも途中で集めるの辞めてしまった勢です。なので知識が中途半端。
ドラマ版は観てたので、映画はすんなりいけました。
犯人初登場時の発言で「あぁ、この人なんだろうな〜」と安易に想像つきましたが、この作品は犯人探しではなく、人の心的なものに重きを置いているので、どう立ち直っていくんだろうと期待しました。
「小さい頃に触られて固まってしまったセメントはそのまま」って、確かにね、すっごいよく分かる。子供を軽視しちゃいけないって、なんで大人になると忘れちゃうんだろう。誰しもそうだったろうに。
現実的に考えて、あんな呪い今じゃ意味ないのに信じていた加害者側の全員も可哀想でした。子供の頃から言われ続けてたから、セメントがそれで固まってしまったんでしょうね。洗脳って怖い。
最後の写真のマフラー、整君から奪ったんですか?大丈夫ですか?それで隠してるところに整君の秘密あるんじゃないんですか?ってなった。
良いシーンなんですけどね…野暮なこと考えちゃった。
作品自体は好きです。ドラマも全部見たくらいには好きなんですが、どうも苦手に感じるのが、整君の「女尊男卑」なんですよね…軽んじられることの多かった性ではあるので、庇う気持ちは分かるんですが、今の、やたらめったら女性を立てる世相も合わせて、ちょっと辟易しました。
度々出てくるから、そういう話。
なんだろう、整君は父からの虐待やら父から母へのDVを見て育ってるから父性やら男性に無意識に復讐してんのかな?
原ちゃんのまん丸な目に涙いっぱい溜めてツツー…っと溢れるところ、本当に見てて辛かった。ズルくないですかあの曲の入り方、綺麗な高い声がもう泣かせにかかってくる。原ちゃん、幸せになってくれ…マフラーもネックレスもつけてくれ…可愛い笑顔でいとこ達に可愛がられてくれ…
あと町田さんがめちゃくちゃイケメンでした。かっこいい!
ダンディ坂野さん、エンディングで驚きました。全然気付かなかった。調べてみたら「そこかい!」ってなった。むしろなんで気付かなかった…手をゲッツにしてた?してたらまだ気付けたかも。
田村由美はすごい
頭なでなでをやめた理由の考察
原作を読んでいて、疑問に思っていた点がある。
それは、泣く汐路を、整が頭をなでなでしようとしてやめたのは、何でかということ。
映画を見ていて、ひらめいたのだけど、
あれは、汐路にとって身体接触が、性犯罪・性的虐待の文脈におけるグルーミング(てなずけ)になりうると思って、やめたのかなって思った。
自己肯定感が低いと、身体接触は他人がくれた肯定にすり替わりやすい。
ある意味正しいけど、それ以外の意味(性的搾取など)も多分に含まれることを想定できない。
自分が嫌いで、でも好きになりたいから、自分を認めてくれる誰かや何かをずっと探してる。
その状態で、得た接触に縋り付いてしまう。溺れている人に投げられた浮き輪のように、必死に縋り付いてしまう。
すでに汐路は朝ちゃんから、ある種のグルーミングを受けている。
性的な搾取はされていないかもだけど、監視の道具にされ、父親の死のきっかけにもされた。
さらに、ほかの要因でも汐路には闇がある様子。首に巻く何かが怖いとか。
そのうえ、朝ちゃんにされていたことを突き付けられた今、より弱った精神に容易な支えは危険と判断したんだと思った。
また、大学生の整がそこに思い至るということは、彼は汐路の経験をすでに経験していたのでは、と思った。
整の過去が壮絶であろうことは、この描写以外にも思い至る節は沢山あるけども、少なくとも誰かに手なずけられ、その結果何かを搾取されたんだろうって、確信に近い感じで思った。
でなきゃあの年齢で、頭なでなでをハッとしてやめる、という行動は起こせないと思う。
悲しみに寄り添うため、なでなでしていたと思う。
なでなでが、必ずしも良くない結果を引き起こすわけではないと思う。
ただの慰めで終わる可能性もある。でも整には、とても危険な行為に思えたんだろう。彼の経験に照らし合わせて。
洗い物を取り合うところ、川に落ちるときの声、ぱんつを奪取するときの動きなど、菅田将暉うまいなあと思った。
りきのすけのストパーかかっているという髪は、そんな短い髪(特に刈上げ仕上げの後頭部)でストパーかかるかいな、もうちょい全体的に髪長くしてよ、と思った。
ドラマ、シーズン2いつかあるのかな?あったらいいなあ。
令和版金田一?
いつものように、原作、ドラマは見ていません。先入観無し見た結果、非常にミステリー映画としては抜群に面白かったです。
役者の演技もさることながら、構成力が良く効いていたと思います。
旧家、遺産相続、遺言状公開とくれば、やはり犬神家の一族を思い出しますよね。セリフでも出てくるし。それと作中では遺体が全く出て来ないから珍しいなと思います。ミステリー映画なら必ず2、3人の死体は確定なんだけど敢えて狙って無しにしたのかもしれませんね。
おそらくシリーズ化は決定だと思います。
映画で初見の方は、ラストに出て来た警察関係者と冒頭とラストに出て来たガロ君と言う人物が主人公との関係が分かりづらいのでもし見に行く方はちょっと情報として、原作読んだり、ドラマ鑑賞されてもいいと思います。
良い作品でした。
ミステリーです
ドラマは観てましたが、漫画は未読です。原作ファンには評判の高い広島...
ドラマは観てましたが、漫画は未読です。原作ファンには評判の高い広島篇とのことで、ストーリーに期待しました。
大金持ちの遺産相続の謎解きの舞台が、その豪邸に点在する不気味な4つの蔵なんて、舞台設定はなかなか。劇中セリフにもありますが、まるで犬神家の一族のような展開です。伏線もばら撒きまくって、しっかり回収。映画スケールではないけど、長尺を飽きさせず面白かったです。
菅田将暉さん演じる久能整というキャラが、この作品の魅力。独り言のように推理する独特な佇まいが上手い。名言のに溢れていて、いちいちエモいのもよき。松下洸平さん、町田啓太さんは立ち位置の設定がうまくて、いい役者さんですね。
正直いいますと、僕はかなり初期の方で犯人はわかってしまいましたので、びっくりするほどのミステリではないです。突っ込みどころも満載だけど、めちゃ分かりやすいので、誰でも楽しめると思います😊
久能整君の言葉
舞台は広島。
毎回必ず死者が出るという遺産相続争いに
巻き込まれた、久能整君。
4人の当主の孫達が相続候補者。蔵の鍵を渡され
『それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき
所へ過不足せよ』と遺言書に記載。
世代を超えてミステリーと奥深い闇を4人と
共に解いていく。
そうか、もしかしたら久能整君は広島出身なのか
……。駅に降り、路面電車に乗り継ぎ美術館、原爆ドームへとスムーズに移動。可能性あり。
所々に彼が淡々と話す言葉が身体中に響く。
『女の幸せと言う言葉を作ったのは、おそらく男であり、このような呪文は世の中にありふれている。自分の中から出た言葉を使っていくのが良いと。あと、家事と育児が楽ならもっと男性がやりたがる』と。
なるほど、確かに幼い時から誰かが言っていたし
テレビや映画でも使われるからずっと受け継がれた呪文。そして、昨今の問題定義をミステリー漫画で味合わせるのは凄いし考えさせられる。
『子供って乾く前のセメントである』
『セメントに落とされた物は沢山あって、その穴は埋める事が出来る。弱みを見せて、出しカウンセリングをして貰う。アメリカでは普通で、日本は相変わらずの根性論。弱い者は負けで、壊れないのが正しい。壊れたら退場で悩み事すら恥ずかしい。弱くて当たり前だと誰もが思えたらいい』と。
久能君の言葉や考え方は好きだ。本当にそうなった世の中になって欲しいし、そんな言葉を使わなくても良い世界になればと願う。
もしかしたら整君の幼少時代の記憶が残り
傷痕となり、そのまま乾いてしまい彼の体内に
潜んでいる穴と重ねているのかもしれない。
菅田将暉さんの三白眼に反射する画像が綺麗で素敵だし、あと改めて松嶋菜々子さんの声のトーンは落ち着く感じがした。
良い映画をありがとう。
我路君との絡みも楽しみして待ちます。
方言って難しいな
広島弁がどぎつい人と、そうでない人がいて、方言が浮いてしまってるような気がした。
そこが気になってしまって、、、。
脚本だから仕方けど、登場人物に共感できないところも多く、少し残念な感じでした。
キャスティングも、違和感があったかな、、。
もっと面白く出来たんじゃないかと残念でした。
お〜〜!惜しいっ( ; ; )
原作未読。
TVドラマはリアタイで鑑賞。
先日のSPは、ながら見。
作風や人物像は把握済みかと思います。
でも実はあまり好みのタイプの作品ではなく。。時間的に鑑賞できる物が本作だったので、まぁ、コケても常田様と理の声が聴ければ満足なので♡
行って来ました。
「僕は常々思うんですが。。」
でお馴染み。天パの大学生 整君。
膨大な知識量、並外れた洞察力と記憶力に加え、独自の価値観に基づく持論を淡々と語る。
その凄まじいおしゃべり(台詞の量)も見所で、本作でもそれは健在!
遺産相続争いに巻き込まれた今回の
"広島編" 。事件の謎だけではなく、狩集家の人々の心も解きほぐしていく整君。名セリフも多かったです。
そして遺産相続の裏に隠された真実にはビックリ!
田村由美先生の才能を感じました。
(言いづらくて読みにくい名前含めw)
原作ファンの間でも人気のパートだそうですね。納得♪
ただ、、、長くなりそう、、w
何だろこの及第点は。。脚本??
力を入れている作品なのは伝わってきたのですが、いかんせん。。
毒の効果が出る時間軸の整合性の無さ、犯人のわかりやすさなど、ミステリー部分が、ちと乱暴だったか。。
ミステリと言う勿れ なので、言ってはいけないのか。うむ。。
汐路(原菜乃華ちゃん)に共感しずらい。
そのまん丸ちゃんな見た目と裏腹で、襖の開け閉めがガサツで頭に来るw
今回はギン子じゃないぞ!
「子供だから」では許されない事をしまくっていましたが、そこはスルー?!
行動も破綻していて恐怖なんだが。。
新音(萩原利久君)の広島弁も大袈裟で、どうしてそんなにケンカ腰な物言いなの(´ཀ`) 優しく話して( ; ; )
この2人がどーしても引っかかりました。
保奈美ちゃんも松坂さんも必要か?
ミスリード要員?!がくっっ。。
ストーリー展開についてはまだまだ色々ありますが、、鬼が怖いのでこの辺で。。
そして物足りなかったと感じた大きな要因はやはり!大隣署メンバーとの絡みの少なさでしょう!
エンドロールで え?!って。
見逃す事あり得るか?!
だったので、おまけに喜んだのも束の間。
ほんと束の間だった。。w
でもまんまと松也のしゃくれに
笑わされた٩( ᐛ )و
悔し〜〜w 嬉しい〜〜w
ラスト、汐路が笑顔でマフラー
「巻けて」いましたね。伏線回収でしたが、いまいちハッピーエンドに思えない私は捻くれ者なのでしょう。。( ̄∇ ̄)
菅田将暉君といえばこの整君がハマり役で代表作っぽくなっている印象。
個人的にはもっとエキセントリックな役を演じる彼が見たいです。
レビューの印象を選べません。
むずい('◉⌓◉’) そんな作品でした。
整の言葉は、響くね。
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