ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
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エンドロール後までミステリと言う勿れ
人と距離を保ちたいと思ってるのに
人の心を動かして人を惹きつける
ひねくれた考え方やマイルールがいっぱいあるのに
その人の欲しい言葉をくれる
久能整ってやっぱり素敵な変わり者
遺産相続=泥沼殺人劇
やと思ってある程度展開予想してたのに
全然違った、
思わぬ方向に話が進んでって歴史的なミステリーへ
キャストは皆んな良かったです
物事を色んな方向立場から見るのって
大事だなと改めて思った
犯人にしても、した事は罪やとしても
犯人側の視点になると罪を犯したその背景は?
その人にとっては正義だった?
とかね
だからとして同情はないけど
ちょっとは救われる人がいるかもしれないね
整くんの感性は面白いな
今回も色んな名言が刺さりました
泣いちゃいました。
菅田くんファンの娘と観賞。
テレビは全話見ました。
漫画は前半ちょっと読んだ程度です。
冒頭、皆さんの書いてあるように、犯人はすぐわかりました。
でも、あれはわざと伏線を張って、なぜそうなるのかを考えさせていくように
している演出なのでしょうね。
また、整君のセリフのひとつひとつ、とても刺さりました。
「自分の絵が下手だとわかるということは、成長してるから…」
「子供の心は柔らかいセメント…」
「人間は弱くて当たり前…」
特にセメントのセリフは、自分が子育て中、子供に向けた何気ない一言が、どんな形で子供の心の中に残ったのだろうかと、ふと考えてしまいました。
そして、汐路役の原菜乃華ちゃん、すごく良かったです。
汐路ちゃんの心の傷ときれいな涙、それだけで泣いちゃいます。
(ちなみに、原菜乃華ちゃんは「地獄でなぜ悪い」でミツコの子役を演じた子でした。ビックリ。 ♪ギリギリ歯ぎしりレッツゴー♪)
正当な子孫の松島奈々子さんの手から、親から子へのメッセージと共に贈られたストーンのブレスレット。
あそこも、すごく良いシーンでした。
反面、整君の生い立ちや、広島に住んでいたのではないかという疑問。
我路君のこと。
全く解決していないから、ドラマでも映画でも、是非続きを作って欲しいです。
結構ですっ^_^
緩い。で、何故この題?
ほどよいミステリーに満足した
全然期待せず、原作もドラマも観ていないけど
すぐに世界観を把握できた。
しかも10分遅れて入館して、遺言書を読み上げる
ところからだった。
あんな特種シチュエーション有りますかいな!
ってファンタジーとしてすんなり入り込めた。
キャスティングがいい。
原作との解離はわからないが、
映画単体として面白かった。
まあ犯人はすぐにわかったのだけど、
演劇が出てきた辺りからそう来るかーって
ミステリー展開に妙に納得した。
岡山県じゃなく隣の広島県だけど
金田一ファンとしては、
個人的にもっとドロドロしててホラーテイスト
をガバガバに盛り込んでほしかった。
でもライトで非現実的なミステリーも大好物。
映画でも言ってたけど犬神家の一族をベースに
血の争いに期待したが、そうじゃなかった。
やさしい世界が全体のベースにそれとなく
薄く匂わされていて、骨肉の争いは(本当は
期待したけど)「謎解き」の期待に中和されて
そんなに求めなくなっていった。
主人公が探偵というよりセラピストの代わりに
なるパターンの物語で好感持てた。
まあ骨肉のドロドロも好きなんだけど!
メインの女子高生の女の子(名前わからない)の
微妙な立ち位置に、もうちょっと線の細い
知的っぽい子の方が良かったかもしれないけど
全体のバランスではバッチリだったと思う。
有村架純のような天然の純真さとどこか
物悲しい笑顔が出来る貴重な女優さんだなと
思った。演技力が高く一瞬のフッした顔が
憑依したかのようで引き込まれる一瞬を
持っているなあと思った。
他の従兄弟ではやはり柴咲コウが別格。
気の強さと隠している弱さがチラホラで
いい味だしていた。
本来一番華を持っていると思うが
脇役に徹して引きと調和の演技がすごいな
と思った。
最後の方の女優も有無を言わせぬ華々しい
女優オーラがちょっと違和感有ったけど、
うまくギリギリこの映画に溶け込んでいた
と思う。
それにしても豪華キャスティング。
でもただのキャスティングで、
それらしいタメのアップや思わせ振りな
ミスリード部分はほぼ無かったのが
逆に良かった。平坦で淡々とした感じ。
チラッと出てきたガロ?(金髪の人)って誰。
絶対キーパーソンやろ。
ドラマを観てみたい、と思った。
原作ファンです。大満足
整くんは、やっぱりおもしろい。
ただ、犯人があまりにも早く予想できるのが、ミステリーとしては、とても残念。・・・、あっ!だから「言う勿れ」なのか!!
人間ドラマとしても浅く、整くんのお説教もいまいちおもしろくない。
最終回の回収もなく、続きもありそうだけど・・・。「ミステリーと言う勿れ2」に期待。
石の場面の3人目までが一番心に残った。
前半ライト、後半ヘビー
広島に印象派展を見に行った久能、遺産相続になると必ず死人がでるという狩集家遺産相続会議に立ち会わされる展開。ひと昔前であれば、遺産を巡る連続殺人として物語として成立してました。しかし、現在においてはリアリティがありません。そもそも莫大な遺産を特定の人に全て与えるということは法律上成立しないからです。名家、莫大遺産、大きな屋敷、4人の相続対象者、そこに風変りもじゃもじゃ頭な男、犬神家の一族へのオマージュです。しかしそこから見事に話は現実的な解決となります。ライトタッチな前半です。
後半はそもそも遺産を当主1人だけに相続するのか、このなんとも薄気味悪い屋敷の意味はとなります。殺人事件が発生するのではなく、過去の事件、事故の謎解きとなっていきます。内容的には横溝正史の世界である過去の因縁が色濃くでてきます。久能の言葉数が多く、妙なこだわりと淡々とした性格が中和させつつ、納得のいく結末となります。
残念な点としては、単発作品としていちづけるのであれば、冒頭とラストに犬堂我路(永山瑛太)やテレビシリーズ登場したレギュラー出演の刑事達のシーンは不必要であり、無駄に上映時間を長引かせているとしか思えません。菅田将暉は良いのですが、原作の久能はもうすこし面長の顔なのでそこもやや気になります。
古典と近代のミステリを巧みに絡ませた名作
先ず、ドラマシリーズを全部鑑賞していることが前段にある、よくあるドラマシリーズの映画版です
ただ、ドラマシリーズの映画となると、結構
『ドラマでよくね?』
となる、要は映画として見る必要がない作品になりがちなんですが、これはその意味ではかなり絶妙な塩梅で映画にしてくれたと感じました
映像としての派手さはない
だけど引き込まれる魅力がある
派手さで脚色した奥行きじゃなく、徹頭徹尾ミステリとしての奥行きで飽きさせずに映画を見させてくれる、そんな作品でした
終わってみたらシリーズ特有の後味もあり、良い余韻を残したままに終われるのも魅力
また、レビュー表題に書いた通り、古典ミステリ、横溝正史シリーズのような魅力もありつつ、それでいてシリーズ特有の良さが活きていました
不思議とまた見たくなる、非常に良い作品です
全然いいよ! 普通にサスペンスしている!
この映画は、原作・ドラマが有るんですね! 知りませんでした。自分はフォーマットとして ミステリーが好きなこともありかなり楽しめました。
映画としてみると 表題通り 普通にサスペンスしています。ちょいと動機が無理強いしている感もありますが、殺人なんてどうせ 思い込みの産物なのだから多少はキテレツでも良いでしょう! それよりも 話が紆余曲折しながらも 軽いどんでん返しおこしながらも サスペンスしていて非常に楽しめました。邦画でこのレベルは 感動でした! 結構 制作費かかっているのかな?
犯人探しとしてみると 早い段階で怪しい発言をするひとが出てくるのですが、その時点ではまだストーリー的に内部犯の流れだったのですが、途中から外部犯の流れになり ほぼ確信が持てました。そういう意味では 犯人探しは用意でした。
wikiを見てみると 主人公が多弁な設定なのですね! いろいろと 伏線回収になることをよく話す人だと思いましたが、それじゃー仕方ないですね!
よけいな一言
ヒロイン役の 汐路さん役の女優さんですが 演技は非常に上手で良かったのですが 自分的には ビジュアル的に 堀北真希さんか 内田有紀さん のような ちょいと ツンとしている感じのある人のほうが役柄に有っているような気がしました。最近の若手の女優さんだと誰なんだろう?
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
テレビドラマ版と同じく楽しいミステリー
あの曲の入り方は涙腺を容易に刺激する
ドラマ版を見てて楽しんだので、原作もちょっと集めてました。ネットの広告で一時期よく出てきてて、話がすごく気になったから…あの新幹線の中で見た手紙の意味とか…
でも途中で集めるの辞めてしまった勢です。なので知識が中途半端。
ドラマ版は観てたので、映画はすんなりいけました。
犯人初登場時の発言で「あぁ、この人なんだろうな〜」と安易に想像つきましたが、この作品は犯人探しではなく、人の心的なものに重きを置いているので、どう立ち直っていくんだろうと期待しました。
「小さい頃に触られて固まってしまったセメントはそのまま」って、確かにね、すっごいよく分かる。子供を軽視しちゃいけないって、なんで大人になると忘れちゃうんだろう。誰しもそうだったろうに。
現実的に考えて、あんな呪い今じゃ意味ないのに信じていた加害者側の全員も可哀想でした。子供の頃から言われ続けてたから、セメントがそれで固まってしまったんでしょうね。洗脳って怖い。
最後の写真のマフラー、整君から奪ったんですか?大丈夫ですか?それで隠してるところに整君の秘密あるんじゃないんですか?ってなった。
良いシーンなんですけどね…野暮なこと考えちゃった。
作品自体は好きです。ドラマも全部見たくらいには好きなんですが、どうも苦手に感じるのが、整君の「女尊男卑」なんですよね…軽んじられることの多かった性ではあるので、庇う気持ちは分かるんですが、今の、やたらめったら女性を立てる世相も合わせて、ちょっと辟易しました。
度々出てくるから、そういう話。
なんだろう、整君は父からの虐待やら父から母へのDVを見て育ってるから父性やら男性に無意識に復讐してんのかな?
原ちゃんのまん丸な目に涙いっぱい溜めてツツー…っと溢れるところ、本当に見てて辛かった。ズルくないですかあの曲の入り方、綺麗な高い声がもう泣かせにかかってくる。原ちゃん、幸せになってくれ…マフラーもネックレスもつけてくれ…可愛い笑顔でいとこ達に可愛がられてくれ…
あと町田さんがめちゃくちゃイケメンでした。かっこいい!
ダンディ坂野さん、エンディングで驚きました。全然気付かなかった。調べてみたら「そこかい!」ってなった。むしろなんで気付かなかった…手をゲッツにしてた?してたらまだ気付けたかも。
田村由美はすごい
頭なでなでをやめた理由の考察
原作を読んでいて、疑問に思っていた点がある。
それは、泣く汐路を、整が頭をなでなでしようとしてやめたのは、何でかということ。
映画を見ていて、ひらめいたのだけど、
あれは、汐路にとって身体接触が、性犯罪・性的虐待の文脈におけるグルーミング(てなずけ)になりうると思って、やめたのかなって思った。
自己肯定感が低いと、身体接触は他人がくれた肯定にすり替わりやすい。
ある意味正しいけど、それ以外の意味(性的搾取など)も多分に含まれることを想定できない。
自分が嫌いで、でも好きになりたいから、自分を認めてくれる誰かや何かをずっと探してる。
その状態で、得た接触に縋り付いてしまう。溺れている人に投げられた浮き輪のように、必死に縋り付いてしまう。
すでに汐路は朝ちゃんから、ある種のグルーミングを受けている。
性的な搾取はされていないかもだけど、監視の道具にされ、父親の死のきっかけにもされた。
さらに、ほかの要因でも汐路には闇がある様子。首に巻く何かが怖いとか。
そのうえ、朝ちゃんにされていたことを突き付けられた今、より弱った精神に容易な支えは危険と判断したんだと思った。
また、大学生の整がそこに思い至るということは、彼は汐路の経験をすでに経験していたのでは、と思った。
整の過去が壮絶であろうことは、この描写以外にも思い至る節は沢山あるけども、少なくとも誰かに手なずけられ、その結果何かを搾取されたんだろうって、確信に近い感じで思った。
でなきゃあの年齢で、頭なでなでをハッとしてやめる、という行動は起こせないと思う。
悲しみに寄り添うため、なでなでしていたと思う。
なでなでが、必ずしも良くない結果を引き起こすわけではないと思う。
ただの慰めで終わる可能性もある。でも整には、とても危険な行為に思えたんだろう。彼の経験に照らし合わせて。
洗い物を取り合うところ、川に落ちるときの声、ぱんつを奪取するときの動きなど、菅田将暉うまいなあと思った。
りきのすけのストパーかかっているという髪は、そんな短い髪(特に刈上げ仕上げの後頭部)でストパーかかるかいな、もうちょい全体的に髪長くしてよ、と思った。
ドラマ、シーズン2いつかあるのかな?あったらいいなあ。
令和版金田一?
いつものように、原作、ドラマは見ていません。先入観無し見た結果、非常にミステリー映画としては抜群に面白かったです。
役者の演技もさることながら、構成力が良く効いていたと思います。
旧家、遺産相続、遺言状公開とくれば、やはり犬神家の一族を思い出しますよね。セリフでも出てくるし。それと作中では遺体が全く出て来ないから珍しいなと思います。ミステリー映画なら必ず2、3人の死体は確定なんだけど敢えて狙って無しにしたのかもしれませんね。
おそらくシリーズ化は決定だと思います。
映画で初見の方は、ラストに出て来た警察関係者と冒頭とラストに出て来たガロ君と言う人物が主人公との関係が分かりづらいのでもし見に行く方はちょっと情報として、原作読んだり、ドラマ鑑賞されてもいいと思います。
良い作品でした。
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