「胸に迫る会話劇」対峙 Naofumiさんの映画レビュー(感想・評価)
胸に迫る会話劇
銃乱射事件の加害者の親と被害者の親が話す。最初から最後までずっと話す。その描き方の正鵠さが凄い。本当にフィクションなのかと思わせるリアリティがある。
加害者家族を加害者と同一視して断罪することは安易だが、その道を取っても何一つわからないし、救いがもたらされることもおそらくない。
代わりに、本作品は一貫して「話す」という選択肢の可能性を問いかけていたように思う。問いかけは重く観たものの胸にのしかかってくる。
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