「どういうジャンルなのかなかなかわかりにくいけど…。」対峙 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
どういうジャンルなのかなかなかわかりにくいけど…。
今年45本目(合計697本目/今月(2023年2月度)11本目)。
他の方も書かれていますが、映画というよりは(架空の)ドキュメンタリー映画というのに近いです。舞台がほとんど動かないうえに、BGMも何もなく、いわゆる中学生・高校生(日本基準)のいわゆる加害・被害論を描くという映画で、去年(2022)だと「消えない虹」が趣旨的に近いです。
日本では映画内で描かれているような銃乱射事件は基本的にはないので、そこは日本からでは直接伺いしることはできませんが日本でも(年齢を問わなければ)時々みますし、海外ではこの手の事件はときどき報道されるので、まったくわからないということはないと思います。
この点では映画館で見る割に「娯楽」という要素が少なく、もっぱら問題的というタイプの作品ですが、日本では「ある程度」常識扱いされているので、余りこう、言わんとすることはわかっても、なかなかこう、「映画の趣旨は簡単にわかっても、作品から新たな気づき」ということはないのかな…という気はします。
英語のききとりもかなりやさしく(予告編参照)、字幕も丁寧だし、ドキュメンタリー映画というタイプなので、「何がなんだかわからない」ということは起きえないというところです。
そこまで大きな減点材料か…というと微妙ですが、そもそも論で日本で放映することを想定していないフシもあり、その点は理解可能なので、減点まではなしにしています。
ただ、今週(2月2週)の中では比較的、ドキュメンタリー映画好きという方でない限り、あまり「積極的に推せるか」というと微妙なところはあります。
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