劇場公開日 2023年6月2日

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怪物のレビュー・感想・評価

全640件中、621~640件目を表示

4.0たしかに、怪物。。だな。

2023年6月2日
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鑑賞方法:映画館

第一位は、何と言っても田中裕子

そして、高畑充希、何気に良い仕事してます。

つらくて複雑な環境なのに、子供たちがキラキラして、本当に愛らしく美しい。

脚本賞、確かに!

あっ、それから、
ほり先生、ごめんよ。。

どんな表情もその人自身なんだなと、誰もが怪物であるなど。

観終わったあとに、考察し放題な作品に巡り合うと、単純にうれしい

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ムーミン

4.5パズルのような巧みな脚本だけど是枝作品

2023年6月2日
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是枝裕和監督、坂元裕二脚本、坂本龍一音楽
是枝監督初の自身の脚本ではないのはどうなのかと観に行ったけど、ちゃんと是枝作品になっていた。
家族と社会と子供の世界を3つの時間軸を並べることで繊細な人の機微のようなものを浮かび上がらせる丁寧な物語になっていた
安藤サクラ、永山瑛太。田中裕子うまいけど、特に主人公の2人思春期前の少年がいい。
脚本のパズルのはまっていくようなな巧みさがすごかった
坂本龍一の遺作になってしまった音楽は既存曲もいれつつオリジナル曲は優しいいい曲だった

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サート

4.0怪物は誰だ?

2023年6月2日
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誰でも心の中に怪物が潜んでいる
良かれと思った言動が誰かを傷つけてしまう
あなたの普通は私の普通ではない

湊と依里がとても魅力的だった

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m m

5.0何が怪物って 是枝こそが怪物やん

2023年6月2日
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鑑賞方法:映画館

見事です。 予告やCMで予想した内容を遥か遥かに凌駕する作品。 こりゃ脚本賞取るわねー。
是枝組に集結された方々も 怪物 です。

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すったもんだだよ

3.0巨匠の凡作

2023年6月2日
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前作のいかにも巨匠な自らのシマで取ったような退屈さはないけれど、かといって圧倒されるほどでもない映画。君は良い子のような圧倒的な演技と全く思わない。
タルコフスキーのストーカーが好きなのはよくわかった。先週観たtarでもオマージュしていた。いじめられっ子と裏でつるんで、助けないような子供は大人になってもそんな人になるんだろうな。子供の同性愛とかより、そこが気になってしまう。助けてくれない男を彼氏にしてもしょうがないと思うがどうだろう。

後半40分ぐらいの答え合わせがつまらない。依里君がいわゆるフェミニンなセンスであることから、トランスジェンダーという認識で合っているのか。私の小学生時代からフェミニンなファッションはメンズに充分浸透していたので、恐らく親のセンスとしてフェミニンな服を着ている子はいたので、判断が難しい。このように判断をすること自体が差別的だと思う人もいるだろうが、映画の表現力のなさを観客が慮る必要はない。息子のクィア性に気付かない安藤サクラより、はっきりとその事を知り、動揺して恐らく虐待をしている中村獅童の視点の方を導入したほうが、子供の性をどう観ればいいのかという、更に踏み込んだ論点に進めるのにしないで、聖なるLGBTとしてふんわりと置きっぱなしにする。この映画の男子同士のキャッキャに同性愛を感じられなかった。これぐらい誰でもありそうなのに。だからこそ、予告でLGBTを描いた映画というのは伏せて置いたのかな。

好き嫌いは置いといて、tarやエゴイストは同性愛者の権力性や商品としての性に踏み込んで、聖なるLGBT像を打ち壊そうとしているが、この映画では子供というのを足して、聖なる子供・LGBTにしてしまっている。天国としてのラストにも二人とも天国に行けるような人間だったかと疑問が残る。安藤サクラの息子は地獄に落ちるべきである。最初の段落に戻るが、自分はいじめっ子グループとつるんで、自分が可愛くて表向きには助けてくれない男を彼氏にしてもしょうがない。体操着袋に当たるんじゃなくて、いじめっ子に殴りかかりましょう。

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タカシ

4.5自分には、青春映画でした

2023年6月2日
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本日、東京雨。
原作小説は未読。

「怪物」というタイトルから、
「見る位置によって誰でも『怪物』たりえる」
という勝手な解釈をしていたのだが
それを飛び越しての「青春映画」という一言に尽きてしまった。
東野圭吾さんの「レイクサイド」的な展開になるのかと思いきや…

相変わらず、子役のキャスティングは完璧。

鑑賞後、外はまだ雨だったが、ラストシーンの彼らとなんかリンクした気持ちだった。

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ねむ

4.5子供は怪物!

2023年6月2日
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僕自身は子を授かることは無いのだけれど。
子を持ってる同年代や若パパママ、苦難いろいろあるだろけど、乗り越えて欲しい。
子供たちは、想いが伝わらないこと、イジメや陰口、ウワサ話に早とちり、いろんな苦難あるだろけど、どうか、怪物のパワーで生き抜いて欲しい、そんなように思った。

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ドッペル(たけ)

4.0席立ちたくなるよね⁈

2023年6月2日
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最後まで観ないと楽しめない是枝作品です。
知人に小学校の先生いるけどホント親が怖いと…
誰でも自分の子供は可愛いからね(って俺もバカ親?)

主要人物それぞれの視点から丁寧に描かれた良作だと思います。
最初の親視点の時なんてモヤモヤ溜まって逆に帰りたくなりました。
そこを頑張って座って先生視点ー子供視点と物語が進んで行く。
これは尺取らんと描けんわと(笑)

ラスト坂本龍一のピアノがわかり合おうともなかなか叶わないそれぞれの哀しさを表すかのようでグッと来ます。

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REGZA521

4.0「怪物球威」

2023年6月2日
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本作は怪物くんの実写版ではありません!

内容は深くて怪物だらけ、かなり考えさせられる内容です。

もう一回見て整理してみたい作品。

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猫の国の民

3.5子供たちよりも教師が気の毒に思えてしまう

2023年6月2日
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1つの出来事を、異なる主観から何度も描き直すという手法は、決して目新しいものではないものの、同じ場面の繰り返しがほとんどないため、そこから生じるテンポの良さに引き込まれる。
その一方で、3つの時系列を頭の中で1つに再構成しようとすると、時間が一致しているところを認識しにくいために苦労する。
結局、それぞれの見方を変えると、母親が教師を見る目も、教師が子供たちを見る目も間違っていたということなのだろうが、それでも「怪物」の意味は、最後まではっきりとは分からなかった。
「怪物」とは、誤解や思い込みから、それぞれが頭の中で勝手に作り出すものということなのだろうか?
それにしても、学校側の対応の描写は、あまりにもお粗末さを誇張し過ぎていて興醒めしてしまう。穏便に収めたいという姿勢や、隠蔽とか保身とかの体質を強調したいのは分かるが、その分、リアリティが失われてしまったのは残念としか言いようがない。
子供たちが、本当のいじめっ子を告発しないのも腑に落ちない。自分たちの恋愛?感情を隠したい気持ちは理解できるが、そのことと「いじめ」とは別問題なのではないか?
すべての発端となった子供たちの「嘘」は、先生ではなく、いじめっ子にこそ向けられるべきではなかったのかと思えてしまうのである。
何も解決していないのに、無理やり美しく終わらせようとしているかのようなラストにも違和感が残った。

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tomato

4.5人間の心のなかに潜む怪物! すれ違う感情とやり場のない気持ち!

2023年6月2日
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鑑賞方法:映画館

を是枝裕和監督の少年時代の思い出をモチーフに描かれたストーリーでした。
自然豊かな湖に近い街。
多感な時期を迎えた少年、湊と依里が互いに
思いやりながら、未熟さゆえに言葉に出せない、もどかしさや歯がゆい気持ちを感じました。シングルマザーの早織が息子の湊の言動に変化が見られて小学校に乗り込んでいく様子、母親の学校側の一方的な謝罪に違うと 感じ、取り乱す状況、湊の担任である教師
保利が子どもに対して暴力があったのではないかとの疑惑。
マスコミや新聞に取り沙汰される学校の記事。少年時代に誰しも経験したような好奇心や冒険が、草木の茂みにある廃れた車両の中にありました。
音楽が坂本龍一さんで2人の少年の行末は
見る方によっても変わる多角的な視点を
イメージする作品でした。
校長先生を演じた田中裕子さんが折り紙を
折る場面は、失った大事なものが戻って来ない侘しい気持ちが表現されていました。

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美紅

4.5人の心は誰にも分からないということ。

2023年6月2日
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鑑賞方法:映画館

この映画を観終わった後、涙が勝手に頬を伝っていました。

なんでだろう、
本当に、理由のわからない涙。

三視点から見る、三者三様の物語。

母の感じる心。
先生の感じる心。
子供たちが感じる心。

全てが間違いではない、
でも、見えるものだけが正解でも無い。

悪に見えていたものが、本当は善であったり、
本当のような、嘘で溢れていたり。

私たち人間は、複雑で、"本当"なんて、誰にも分からない。

誰かを理解したいと思っても、
本当の心を知るなんて誰にできるんだろうか、とちょっと絶望に近い感情すら芽生えてしまう。

その心をちゃんと見つけてくれる、瑛太さんのような人がもっと溢れた世界になるといいな。

フィクションだとしても、
お母さん、
先生たち、
そして、子供たち。

この世界の人たちが、幸せになる世界でありますように。と願いたくなる、

そんな、とてつもなく苦しくて、
胸にグサグサと刺さる素晴らしい映画でした。

散りばめられた違和感が、
一つずつ一致していく度に、心臓がぎゅっとしてしまいました。

是枝監督の作品は、いつもとんでもないものを訴えかけてくる。

坂元裕二さんの世界観から目が離せなくなる。

そして、心に当たり前のように浸透していく、
坂本龍一さんの音楽、本当に素晴らしかった。

心より、ご冥福をお祈り致します。

こんなに素晴らしい映画を、ありがとうございました。

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SHiHO

3.5おそるべき子供たち

2023年6月2日
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鑑賞方法:映画館

最近の是枝作品はお説教されているみたいで苦手でしたが、今作は大丈夫でした(笑)。子供たちの演技は素晴らしく、特に星川くん役の子はすごかったと思います。まさに是枝ワールドの真骨頂と言えるでしょう。
タイミング的にこんなことを言ったら批判されそうですが、個人的には坂本教授の楽曲がToo muchだった気が・・・旋律が美しすぎて、逆に映画の世界に入り込みにくくなってしまいました。雨の音や虫の声などの自然音が効果的だったために、なおさら。

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ハチ

4.5タイトルなし

2023年6月2日
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鑑賞方法:映画館

中村獅童がカンヌに行くんじゃなく、田中裕子だろうと思った。他の演技を食ってた。記者会見のときはぼうっとしてたけど、背の高い男の子の伸びやかな感じがいい。低い子は会見ではとても聡明なのに、映画ではあんなふうに撮れるのはすごいと思いました。そして瑛太さんはすごい。サクラさんがいまいち演技の幅がなく、瑛太さんは広がりがあった。音楽も良かった。管弦楽器の音があんなふうに使われるとは思わなかった。確かにシナリオとして面白い。映画ならでは。保護者から見た学校の見え方が恐ろしすぎて、でもその裏側を見せる演出が面白い。
是枝さんの切り方はかなりシーンが短くて、あとセリフがいつもよく聞き取れない。

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えみり

5.0怪物は自分

2023年6月2日
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予告からずっと注目していた作品
自分の中で勝手に"きっとこうなんだ…"
怪物はきっとあの人だ…
決めつけに近い感じで、鑑賞
あぁ、やっぱりね。なんか変だと思った
いや?ん?あれ…
作品が進むにつれて、自分を殴りたい気分に
世の中に溢れる出来事、それぞれにその人のストーリーがあり、関係のない自分がいかに何も見えてない事を痛感させられて、知った振りで物事みるな‼︎と問われてる様でした
終わりに近づくにつれて、よくわからない感情の涙が溢れて、すごいものを観た‼︎と余韻に浸りたくなる作品

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けい

4.5誰もが怪物であり、怪物は誰でもない

2023年6月2日
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息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、学校を守る校長先生、そして無邪気な子どもたち、アルコール中毒のお父さん。最初は誰が見ても、先生が悪く、生徒を体罰している。しかし、物語が進んでいくうちに、先生は無実であり、誰が悪いのかがわからなくなる。みんなは日々自分の心の中にいる怪物と戦っている。怪物がいることをバレないように、隠したり、偶に悪いことをしたり、嘘をついたりします。そして、自分のことどれだけ嫌いであっても、自分の魅力をわかってくれる人が必ずいます。その信頼できる人にどんな怪物なのかを告白して、心の開放をしてみませんか。それぞれの登場人物が台風の後どんな生き方をしているのかが気になるエンドロールでした。

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やんやん

5.0辟易する作品

2023年5月22日
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鑑賞方法:試写会

最後、何故涙が溢れるのか分からない。分からないから涙が出る。
“怪物”は常にどこかに潜んでいる。自分が見えないところに雲隠れする。
是枝監督×坂元さん×坂本さんの、圧倒的な作品。観た後は鳥肌と放心状態が治まらない。

この作品は何も情報を入れないで観ることをおすすめします。

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べる

4.0多角的な視点、物の見方をもつこと

2023年5月21日
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最初から最後まで謎解きみたいな自問自答を繰り返しながらみた。
俳優陣の圧倒的演技力で、とてもリアルに親の気持ちを保ちつつも、観終わった今も色々もう一度時を巻き戻して観直したい部分がある。
もう一回観ないと。

物事は一方だけから見てはいけない。
話は双方から聞かねばならない。
自分が信じたいものだけを信じてはいけない。
怪物はみんなの中にある。のかも知れない。

ネタバレしたくないのと、これ人によってはいろんな見方になるかもな、と思うのでとりあえず言えるのは是非とも映画館で観て!!

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icco

5.0今を生きて

2023年5月11日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

知的

幸せ

一体、その人の断片を日々でどれだけ。絶え間なく交差する事象や時系列。大切な人でも網羅できないそれ。何をもって怪物と。もどかしい想いを抱く己こそが怪物なのか。いつかの少年時代に焦がれたとしてもあの時と今でそれぞれの味わいが。そのテイストの差異をいかにアレンジできるか…。

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るいまーる

4.0怪物は誰なのか

2023年5月8日
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鑑賞方法:試写会

同じストーリーを3つの異なる視点で語る“羅生門スタイル”で描かれた本作は、一つ目の視点で感じた歪さや違和感、気持ちの悪さが次第に明らかになっていくミステリー的な面白さがあるのは勿論、タイトル「怪物」の意味を噛み締める奥深さがあり、なんとも言えない後味の作品でした。

中心となるのは小学5年生の男子2人。このくらいの年齢は思春期の始まりで、自分と人との違いに敏感になる。学校と家庭という狭い世界に閉じ込められ逃げ場のない子どもたちの精神状態は、儚く繊細で計り知れない物であり、大人が見える範囲なんてごく僅かであることを思い知らされました。

また、湊と依里を演じた子役のお二人の演技が本当に素晴らしく、無邪気にじゃれ合う姿は子どもらしくて可愛らしいのに、抱える葛藤や苦しみが垣間見えるときの表情は物凄く大人びて見えてハッとさせられる瞬間が何度もあり、深く印象に残っています。

彼らに大人は何をしてあげられたのか。この作品のそれぞれの大人たちの行動は、間違っていたのか。
答えは分からないけれど、ただ、彼らが笑っていられますように。誰にでも手に入る幸せが、彼らのもとにもあることを願います。

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まだまだぼのぼの