「存在」怪物 みみみさんの映画レビュー(感想・評価)
存在
小学生の頃に気の合う友人ができると、狭いコミュニティの中では絶対的存在になりがちで、私の場合執着のある子であったと思う。
秘密の共有、気持ちを明かすこと、時間はその存在をより強くする。
大人には話せないことなんて子供の頃はたくさんあった。そして大人になった今、子供の頃の自分を思い出しては、あの頃の視野の狭さと、それによる間違いが何かあったのでは無いか、自分に非があるようなことが起きていたのでは無いかと日々考えることが多い。
でもそれは、自分だけのせいではなくて、それぞれが持つコミュニティから枝グラフのように繋がっていってしまっただけかもしれないと、この作品を見て改めて考えた。
大人が思っているより子供は脳を使って行動している。
純粋さが、それをたまによく無い方向へとも持っていく。
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