「ラストの意味」怪物 テブクロさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの意味
ハッピーエンドにもバッドエンドにも、どっちにもとれるような終わり方は、あえてそう作っているのだと思いました。
ハッピーエンドか、それともバッドエンドになるかは、この映画を観た我々の、これからの行動次第で決まると言われているような気がしました。
テーマ性、脚本、演技、映像、演出、そして坂本龍一の音楽。すべてがハイレベルでした。
私はこんな物語は、たとえ思いついたとしても怖くて書けない。色んなしがらみのせいで保身に走る人が多い中、こんな映画を作って発表した勇気と誠実さを評価したい。表現に携わるプロとしての、そして何より「人間」としての本気を見ました。
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