「怪物探しをしに観に行ってはいけない。」怪物 ミツモさんの映画レビュー(感想・評価)
怪物探しをしに観に行ってはいけない。
怪物の雄叫び(に、僕は聞こえた)を聞いた時、涙が止まらなかった。
現代版羅生門とか、それぞれの視点が…とか、色々聞いてはいたけれど、僕にとってみたらこれは、1人の少年が周りの人たちに愛されている実感を得て、自分を認めていく過程の物語だと思う。
そして、これはスタートの物語だ。
テンポよく展開される前半と、物語が展開する中盤以降とのバランスが絶妙。
静かにさりげない音楽が絶品。
そして何より、登場人物達の演技力。
是枝監督が、怪物なんだってことがよくわかった。
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