「ホラを吹く」怪物 たーちんさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラを吹く
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何の前知識もなく見に行きました。
同じ時間帯を3つの視点で描かれています。最初20分くらいまで、イライラフラストレーションがたまるようなシーンが続きますが、2つ目の視点で意味が回収され、そういうことかと納得させられます。
なんか羅生門的な感じでした。
そして、「怪物だーれだ」
そこを気にしながら見てると全体が見れないと思います。途中のシーンで、何度かあれっこの映画マイノリティがテーマなんだと気づき、安藤サクラがこの字ミラー文字になってるよと指摘したところでそーなんだとなりました。最後の方でホリ先生が作文の回文を見つけたところでうまい付箋だなと思いました。
田中裕子演じる校長が不気味でした。結局唯一まともなのは、ホリ先生だけだったのかな
それが落ちかなと思いました。
最後がいかようにも取れる終わり方で、友人と意見が割れましたが人それぞれでいいのではないでしょうか。
監督は、相変わらず子供を撮るのがうまい、それにも増して先生演じる永山瑛太、中村獅童がいいです(彼が子供について先生へ放つ一言がその後に大きく結びついていくんだなと私は思っています)父親として受け入れられない、異性に興味を持ってもらいたいという思いを少ない出演シーンで見事に表していたのではないでしょうか。
再度見ると色々気がついてさらに面白いかもと思いしばらくしたら再見します。
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