「「怪物だ〜れだ?!」」怪物 marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
「怪物だ〜れだ?!」
まさに観た後の感想そのものです。
上中下編に分かれる展開の上編、母親(安藤サクラさん)目線の流れは謎ばかりで、中編 ホリ先生(瑛太さん)目線では謎解きであり上編で思ったよりもキチンとした先生なんだと思い直させてくれてホッとしました。母親目線では『友罪』の瑛太さんを彷彿とさせる不気味さでしたが、恋人(高畑充希さん)とのやりとりや謝罪中に飴をなめるあたりはやはり??の感覚が残ります。
下編は観る人それぞれが考えてください!的な突き放し方(?)で最後まで目が離せない作品でした。
それにしてもやはり安藤サクラさん田中裕子さん恐ろしい役者さんたちですね。でもこの2人に勝るとも劣らぬ主人公の子供たち2人の素晴らしい演技に感動です。十数年前『誰も知らない』の時、やはり是枝監督がカンヌ映画祭で発掘した柳楽優弥さんみたいですね。
色々な命題を扱った作品で鑑賞しがいがありますが野党が言い換えた『ジェンダーアイデンティティ』でしたっけ?難しい題材ですね!面白かったですし、考えさせられます。
追伸
途中そしてエンディングの坂本龍一さんの音楽は見事にこの作品として融合してこれも感動しました。ご冥福をお祈りいたします。
Qooさん
共感&コメントありがとうございます。
お二人ともそんなに美形ではありませんが(失礼!)日本を代表する名女優さんたちですね。
安定の領域で安心して観られます。瑛太さんも弟さんがあんなことになりましたが毅然とした対応、役者さんとしても一流ですね。
それに子供たちのこれからが本当に楽しみになります。エンディングは色々と観る人の捉え方によると思いますが晴々とした映像と教授の美しい旋律との素晴らしい融合に感動でした。
安藤サクラさん、田中裕子さんともに演技派で大好きです。田中裕子さんは本当にどんな役も凄いなと思いますし、あの年代の女優さんの中でも突出した演技力を持ってらっしゃるかなと思います。今回も事なかれ主義で最低な校長先生を演じてて、嫌悪感を掻き立ててましたからさすがです。
ラストは音楽とともに、素敵なエンディングでじんわり。とても良かったです。
共感ありがとうございました( ˶'ᵕ'˶)