「映画ゆえ」怪物 schnellzugさんの映画レビュー(感想・評価)
映画ゆえ
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最初の早織の視点の第一幕で映画館を出ようかと思いましたが、
最後まで見てよかったです。
結局は、いじめや児童虐待が良くないということになるのでしょうけど、
そこに、人の多様性、幸せ、などのテーマが絡んでいて
楽しめる作品ではありました。
事実が明らかになっていくことや、誰が怪物なのか、推理ゲームのようでもありました。
しかし、心を病んだままの校長を現場に復帰させることや、
教職にある人間が足をかけて子供を転ばせる事、
飛び降りようとしていた担任がなぜか管楽器の音に反応していたこと、
バスタブで体力失ってた子が悪天候の中、自転車も使わずに廃坑まで行ったこと、
などいろいろと疑問点も残ります。
また最後もなんだか悲しくなりました。
個人的には、親達にとってもハッピーエンドにして欲しかった。
考えさせられる作品でした。
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Mさんのコメント
2023年6月30日
「第一幕で映画館を出ようと思いましたが」同感です。見ていて気持ちが悪くなりました。
でも、見てよかったなあと思える映画でした。
もう一度見直したら、いろいろ気づくことが多い映画なのだろうなあ、と思いました。
みかずきさんのコメント
2023年6月10日
フォローありがとうございます。
私の方からもフォローさせて頂きます。
私、10年位前から、キネマ旬報、kinenote、Yahoo映画レビューなどに映画レビューを投稿しています。現在の目標は2回目のキネマ墳峰掲載です。こちらのサイトには昨年2月に登録しました。
宜しくお願いします。
本作、作り手のイメージだと思いますが、ラストの二人の親密ぶりに
現実は厳しくても希望があるという作り手の想いが感じられ、ハッピーエンドとはいきませんでしたがグッドエンドでした。
ー以上ー