水は海に向かって流れるのレビュー・感想・評価
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飽きる。。。
広瀬すず、當眞あみが可愛いのでギリ見れる。
日本映画ってこういう撮り方が味でしょ!
って感じで、工夫が無く飽きる。
冒頭傘とか、ラストのキックしたら音楽戻ってくるのとか、お洒落でしょって、酔ってる感じがして冷める。
説明台詞多すぎで浮いてる……のに、
ちゃんと知りたい事がうやむや。
生かされて無い設定が多すぎ。
シェアハウスの朝とか夜のルーティンとか、
拾ってきた猫とか、
楓のマドンナ設定とか、
他にも使えるし、自ら振ってる設定沢山あるのに、
全然ほったらかしで勿体ない。
何より1番は、
16で時が止まってる子が、
今どういう生活してて、
何故シェアハウスにいるのか?
そういう根底で描かれて無いので、
感情移入出来ない。
因みに私の親も不倫してたので、
気持ちがわからない訳ではない。
のに、感情移入全く出来ない。
チョツト シリアス&コメディ の恋愛作品。普通。ただ【男子よ 年増はやめとけ❗️同級生の美少女にしとけ❗️】と私の下心が申してました
タイトル
ワシにとって本音。ダイバーシティとかSDGs とか ワシ関係ないから
イヤイヤ16歳が26歳に憧れる気持ちはわかる
だか 恋愛🔰初心者 の青い高校1年生は
とりあえず、告られた美少女同級生 で安全発進が重要❗️
悪いことは言わない、昔から【据え膳食わぬは男の恥】という日本の伝統を侮ってはいけない。
もう、何やってんだよ❗️と男子高1にぼやきまくってました
私の下心が❗️
イヤ 見たところ 帰宅部 だから 陸上女子に告られた時点でありがたく応じないと
10歳年上は 良好な関係キープしておけば良いのだ。
経験値で圧倒的に負けるのだから、ワシだったら トライしないよなぁ❗️ビックリ‼️だよ。
ここで本論に戻ると
本作 恋愛❤️、シェアハウスの人間模様コメディ🥸&あったかほっこり &過去との対峙作品。
そもそも あの作りで5人は トイレと風呂🛁🚽維持が大変でムリ、他人と共有なんて
という【だいたい家族夫婦子供ですら 時としてイヤな 偏屈ジジイでございます。】
でも、大学教授、漫画家ので叔父 女装の占い師🔮 と賑やかなハートウォーミング
そうイヤ 年増好み、設定が、ワシの高校生の時の【高橋留美子の めぞん一刻】に似てないかい❓
ただし、ワシ、ラムちゃんと並んで高橋留美子さんの作品は苦手😓
過去の確執、胸のつかえ はわかるが、そんな人間関係の偶然があるわけないと 私の猜疑心が申してました。
【有料パンフあるある】
解説より抜粋・・適切な大人になり損ねた観客自身の憧憬と嫉妬・・・現代社会に生きる大人たちの欺瞞を暴いている
・・彼らは事勿れ主義に終始し、どんな問題も曖昧な決着に導くことで、表面的な波風が立たないように対処する。
そこにあるのは・・・『自分が何を感じているかを封印することこそ賢く、大人の振る舞いだ』
はぁ❗️ワシのことですけど❗️イヤイヤ都合よく、都合の悪いことは封印しようぜ❗️がワシの人生訓だし・・何か❓❓
でも まあ こういう恋愛や❤️人間関係もありかなぁと・・『都合よく迎合する』ワシでした。
あと①スピッツ健在、草野マサムネ健在は良かった。彼らの曲はミディアムで発音も聴きやすいから映画のエンディングは親和性が高い。素晴らしい ②何気に主人公役 広瀬すずの作る ポトラッチ丼とか食事がうまそう。ただし
ポトラッチ丼は、肉だけで 美味い❗️なんて判断してはダメ❗️それでは「単なるすき焼き」丼は飯を食ってその【肉と飯とのハーモニー楽しむのだ by 孤独のグルメ松重豊封印
③大学教授役の生瀬勝久 東大の同級生で広瀬すず役の父親役の勝村政信 ってポジショニングといい、ルックスといいよく似てるよね・・・と思った。
漫画は知らないけど面白そう【本作ホームページ】前田監督は多作だねぇ!駄作もあるけど、現場叩き上げ感が半端なく好感持てる。【そしてバトンは】は正直キツかったけど。
まあオーソドックスな恋愛❤️作品です。ただ最後の 延長戦みたいなもたつき に 耐えられるかどうかで評価は割れるカモ🦆。 まあワシは単細胞なので 事勿れ主義 で 平均点❗️ロングランはキツイかもね!
ただただ広瀬すずが良い!! お話は思ってたよりうーんではあったが、...
ただただ広瀬すずが良い!!
お話は思ってたよりうーんではあったが、広瀬すずに引っ張られて、最後まで飽きずに観れた。。日本が誇る良い俳優だと思った。
前田監督の小粋な小品
好きなタイプの良品。
叔父のシェアハウスで生活することになった実直な高校生直達(大空利空)と、そこに住んでいるわけありの美女榊さん(広瀬すず)の物語。彼らを取り巻く癖が強い住人達も絡んで、楽しく描かれる。
トレイラーを見ただけでは設定からして「めぞん一刻」。展開も似てなくもないが、コメディタッチかと思いきや、直達の家族と榊さんの過去が絡んで、少し重めのヒューマンドラマとなってくる。まあ漫画風の強引な設定といえばそうだが、ドラマを描くのだから普通なだけではつまらない。
20代で、すでに人生を諦めたような榊さんが気になる直達は、偶然その過去が彼の家族に関わりがあることを知り、なんとかしようと奔走する。榊さんは、静かに人生を送ることを決めていたが、直達のストレートさに心を揺さぶられ、過去と向き合い出す。まあ王道の、 ありがちな展開だが、優しいシェアハウスの住人達や、直達に想いを寄せる同級生の楓(當間あみ)の味付けもあり、中だるみもなく洋々と物語は進んでいく。展開は早いが、シーン単位ではやや緩やかなテンポ感は小気味良くて観やすい。
直達役の大空利空が、かわいい高校生がハマり役。榊さん役の広瀬すずは、演技も印象も文句のつけようは無いのだが、どうしても妹キャラがチラついて、最後までちょっとした違和感が残った。「流浪の月」ではあまり感じなかったが、本作ではガチガチの"お姉さん"設定だったので、余計目立ったか。まあ観る側の問題ではあるのだけど、人気女優はなかなか難しいですね。
周りの演者さんも個性的なキャラを担いながら、重い設定を暗くしないようにうまく盛り上げていたと思う。怪しげな占い師泉谷を、戸塚純貴が「変な人だが真面目」な役として好演。変な人はなかなか難しいが、違和感なくストーリーに溶け込ませているのは、たいしたものかと。
本作のタイトルは、堰き止められていた川の水が、ちょっとした隙間から再び動き出すように、止まっていた時間が前に進み出すというイメージだろう。まさにそのままの話ではあるが、映画のひと時を、朗らかに愛でたい気分のときに、お勧めできる作品だ。
山口香緒里や矢柴俊博にもスポットライト当てて
2023年映画館鑑賞33作品目
6月21日(水)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円
原作未読
原作は『子供はわかってあげない』の田島列島
監督は『パコダテ人』『パローレ』『ブタがいた教室』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』『ロストケア』の前田哲
脚本は『漁港の肉子ちゃん』の大島里美
通学のため叔父さんの家に週末以外お世話になることになった高校生の直達
雨降る駅に傘を持って迎えに来たのは叔父さんではなく若い女性だった
W不倫した男の方の息子と女の方の娘が同じシェアハウスに同居する話
シリアスなストーリーかと思いきやわりとコメディータッチで自分からすれば大好物
それでいてなんかちょっと悲しい面も
鼻を負傷した達夫が河原の道で犬に吠えられるのだがその犬の名前が「ラッキー」というのが地味に笑える
達夫の浮気を疑った麻子がガラケーのACアダプタをヌンチャクのように振り回して自分の頭にぶつけて入院するくだりはとても面白い
千紗が作った麺つゆたっぷり使った牛丼や生卵入りカレーは不味そうだった
自分は国産牛の食べ方に多少の拘りがあり外人じゃないけど生卵は食べれないからかもしれない
直達と千紗が海で戯れるシーンは蹴りも手伝って昔の中山美穂のCMを彷彿させた
鼻に貼った絆創膏をいじったり蜜柑1個溢すシーンは北村有起哉のアドリブかもしれない
細かい演技してる
この人はうまいよ
紗苗の「男」がだんだんしょぼくなっているのが地味に笑える
二人が訪問する際に外出から戻ってきたばかりだというのになぜか紗苗はすっぴんだったが演出上の何らかの意図を感じた
連れ子の娘が継母を庇うため必死になって雛アラレのようなものを投げつけ千紗と利空を追い出すのだがなに言っているのかよくわからなかった
高島家はレストランで偶然2人と鉢合わせになるのだがそんな偶然あるだろうか
今のところ紗苗が幸せなのは伝わってくる
出演者のなかでは當真あみが光った
直達が恋愛しない宣言したときのリアクションと千紗に抗議するときの表情が特に良かった
珍しい苗字でどっかで観た記憶があったがそのはずで『かがみの孤城』で主人公こころの声を担当した女の子だった
どこの所属かと調べたら聞いたこともない沖縄の事務所でさらに調べたら先輩には玉城ティナがいた
ジャンルは違うが地元のニュースで観た当時一年生だった花巻東の佐々木選手以来のワクワク感
映画情報サイトのキャスト紹介はどこも大抵山口香緒里と矢柴俊博の名前がなかった
直達のクラスメートの男子役なら名前がなくても若いから悔しさをバネに発奮すれば良かろう
だが山口も矢柴もそれなりのキャリアがある名脇役である
流石に猫より扱いが小さいなんて酷すぎ
たしかに山口は大奥スリーアミーゴスの3人の中では一番美人なのに存在感が薄く写真集や映画でヌードを披露してもあまり話題にならなかった
矢柴は野間口徹をさらに薄くした感じではっきりいってパッとしない
とはいえ50代前後のそこそこの俳優なのだからぞんざいな扱いをしないでほしい
山口香緒里や矢柴俊博にも光を当ててくれれば
この作品は大コケらしいがそりゃ実写版の『リトルマーメイド』に到底敵わない
だが駄作ではない
そもそも大コケするのは二本足で歩いているからであって底辺のど真ん中を小沢一郎から滲み出た得体の知れない液体を啜って這って進んでいる日刊ゲンダイのライターは物理的にいってコケるはずがない
いい歳して誰からも信頼されることがなくそれを恥じることなく平然と生きていける無神経さはある意味において羨ましい
茂道のシェアハウスに住むOLの榊千紗に広瀬すず
高校が自宅から遠いので近くのシェアハウスに住むことになった熊沢直達に大西利空
脱サラして漫画家になった利空の母親の弟の歌川茂道に高良健吾
茂道のシェアハウスに住んでいる女装の占い師の泉谷颯に戸塚純貴
直達のクラスメートで颯の妹の泉谷楓に當真あみ
離婚後地元に引っ越した千紗の父の榊謹悟に勝村政信
紗苗と駆け落ちしたが戻ってきた利空の父の熊沢達夫に北村有起哉
利空の母親の熊沢麻子に山口香緒里
千紗の母親で離婚後吾郎と再婚した高島紗苗に坂井真紀
幼い娘付きで紗苗と結婚した高島吾郎に矢柴俊博
シェアハウスの住人で大学教授の成瀬賢三に生瀬勝久
観られて良かった
いつも行く映画館で、残念ながら上映なし。
原作を全く知らないので、現代社会で流行ってる事がテーマで、面白く観られました。(最近では、広○涼子さん)
また、木曜日の夜上映を選んだので、私1人でした。大声で笑っても迷惑にならないので、気楽に鑑賞出来ました。
すず様も仔猫ちゃんも可愛くて、大きなスクリーンで観られて最高です。
イオンシネマの特別シートは、リクライニングにならないので、残念でした。
センシティブ
波風たてず暮らす為に、抱えた問題を『無かったこと』として生きる大人達を子供達は許せるのか、どう許していくのか?
心の成長期のセンシティブが描かれていました。
自分の年齢だと遠い記憶を辿らないと思い出せない切なさ!少年少女達にも観てもらいたい作品だと思います。
大きなうねりは無いけど感情の移り変わりを上手く表現出来ている作品だと思います。
すずちゃんがキレイ!大人のお姉さんに…❤️
そしてMr.ムーンライト🐱に釘付け!
じれったい/★0.5追加の理由
広瀬すず主演、前田哲監督というのに興味を持ち鑑賞。
しかし残念ながら自分好みの作品ではなかった。
所々クスリと笑えるところもあったけれど全体的に感情に
訴えかけてくる描写があまりない。予告編を見ると主人公は
何らかの理由で心を閉ざした女性で、同じシェアハウスに
住むことになった男子高校生の登場で変わっていく物語
のようだった。で、いろいろな出来事が重なり期待通りの
結末を迎えるのか、それとも予想外のことがたくさんあって
意外な結末を迎えるのか・・・これ以上はネタバレになるので
書かないが話がなかなか進展しなくてじれったい。
主人公は「私、恋愛しないので」と明言するほど心を閉ざして
いるのだから終始仏頂面をしているわけで、顔が綺麗なだけで
魅力を感じない、むしろ感じの悪い年上女性。広瀬すずが損な
役回りだ。その辺は原作ではどう描かれているのだろう?
恋愛は「私これから恋愛します!」と宣言してする(できる)
ものではないし逆もまた然り、と自分は思う。惹かれる人が
現れたら自然と恋愛感情が湧くのでは?広い世間にはこの
主人公のような女性が実在するとしても自分は共感できない。
原作由来なのかもしれないがシェアハウスという場所も
親世代の人間関係もその他の登場人物の設定も自然発生的に
そこに存在している感じではなくて作り物感を強く感じた。
話の展開にもツッコミどころが多々あった。
もしかしたらコミックスでは違和感なく受け入れられるもの
なのかもしれない。しかし生身の人間が演じる映画では
「こういう人いるよね」「こういう事ってあるよね」と
感じさせる工夫が欲しかった。
演じている役者たちはそれぞれ健闘して自分の役を演じて
いたと思う。しかし脚本のせいか演出のせいか分からないが
自分はこの映画の世界観に最後まで馴染めなかった。
収穫は男子高校生役の大西利空と、同級生でクラスNo.1の
人気者役を演じた當真あみ。大人の役者が高校生の制服を
着ているなんちゃってではなく現役世代が演じていて、当然
違和感がなかったし演技にも光るものがあった。
この二人のために★半分おまけ。
つまらなかった。
なんとか最後まで観たので★。
榊さんはなぜシェアハウスに住んでいるのだろう。
一人暮らしの方が居心地良いだろうに。彼女のキャラクターなら。
親が不倫して恋愛しないになるのが不自然に思えた。
なぜあんなに拗らせているのかが伝わらず。
広瀬すずが出ている作品は観てきたが、今作ではミスキャストに感じてしまいました。
うーん
すずちゃんじゃなくても良かった感。
映画のポスターとかビジュアル見ても、すずちゃんをピックアップしすぎて、何の為の映画かわからなくなる。
やっぱ上手いし、かわいいし、素敵なんだけど、すずちゃんが出る事によって全てがすずちゃんの映画になってしまう。それほど、すずちゃんの存在感は女優として一流になったということか。
だからすずちゃんを起用するには、すずちゃんに負けない脚本力と演出力が必要。
そして相手役の俳優さん、フレッシュで素晴らしい演技でこれから出てくること間違いなし。すずちゃんに負けてなかった。
すずちゃんでは無い気がします
すずちゃんは『怒り』で すごいなこの子!と思って以来注目してますが、この榊さん役にはミスキャストだと思いました。残念。
高校生の時に母親が男に走り家を出て行ってからメンタル成長止まってる、【構ってちゃん】のアダルトチャイルドの榊さん。そのせいで『恋愛しない。いらない』って。
これは相当 説得力持たせなきゃ共感できないキャラなのに すずちゃん、化粧濃すぎ、オシャレ過ぎ。いつもふくれっつらで可愛くない。
簡単に言うと、主人公に感情移入できなかった。
「すずちゃんの演技の新たな引き出しを見ました」って言ってる人たち、え?ほんとに??
今回は黒歴史になってると思うけど?
もう少し、ナチュラルすっぴん美人で、憂いも出せる上手い女優の方が良かったと思う。
高良健吾も、なんかマヌケな感じだったなー
広瀬すず無双
原作未読。映画だけの評価です。
おじさんの家に下宿したら綺麗なお姉さんとクラス一の美女の兄がいました。漫画かよォ!って思ったら原作漫画でした…
主演は広瀬すずってなってるけど、主役は直達ですよね?
なんですけど直達の演技が…もっと頑張れ…
人間関係が入り組んでいるので同級生ヒロインは消してしまってもよかったのでは。高校の描写は最低限ですし、家族の話に注力したほうが映画としてまとまったかなと。
演技だったり構成だったり、もうちょっと違っていればよくなりそうな感じではあります。
やはり骨格、映画も骨格のゆがみが原因。
終盤は広瀬すず無双なのでそういう映画ってことなのかも。
やさぐれ広瀬すずを見たい人にはオススメ。
繊細な気持ちのひだは描かれていた。家族にまつわるトラウマの話と恋...
繊細な気持ちのひだは描かれていた。家族にまつわるトラウマの話と恋愛が重なるストーリーは興味深く、おそらく実話のモデルがあるのだろうと。すずちゃんはやっぱりいい。少女のまま大人になってる感が上手く描けてた。
綺麗なお姉さんは…好きですか
大西利空くんのピュアな感じがいい。
すずちゃんの
ツンとした感じがイメージそのもの。
まさかの!恋愛もの
そうくるとは・・(少しは思ったけど)
周りのキャストの方々の面々が面白かった
あみちゃんとお似合いだったけど~
この年頃の男の子は年上の女性に
憧れを抱く・・のかな~
子猫も可愛い。
料理も…牛肉の~料理名わすれたけど
美味しそうだった。
大西利空はキングダムで信の子役だった
……いつのまに大きくなりました
恋愛メインの作品ではないはず…
実写化で初めてこの作品を見る人は、感動するシーンが1つ2つあって良いかもしれません。
原作を読んだ人は、そのギャップに何度か死ぬと思います。
映画の宣伝を見て、「面白そうな映画だ、原作あるんだ、読んでから見てみよう」と思い原作マンガを買いました。一気に3巻読んでとても気に入ったのでその日そのまま映画を見ました。21時くらいに映画は終わって、死んだ部分(なんでそうなってしまったのかと思った部分)をiPhoneのメモに書いていたら23時の時点でiPhone13miniのスクショ5枚に収まらない量になってました。そこで特に訴えたいことを作品を知らない人のネタバレにならないように書きます。
映画の公式サイトで確認できる部分は書きます。
まだ1周しか読んでませんが、原作で私が面白い、良いと感じたところは次の通りです。
①どの登場人物も面白いセリフやアクションを欠かさない、人情味あふれる設定や環境
②直達くんの声に出さない大人びた気持ち、感情、考え方
③短い間で内面的にとてつもなく成長する直達くん
④高校での青春
⑤心を閉ざした榊さんがだんだんと感情を取り戻していく様子
⑥変えようと取り戻そうと努力し始めて爆発する感情
これが実写化では消されてたり捻じ曲げられてたりしてて死にました。
①は完全に消されています。全ての吹き出しが面白かったのに対し映画はそういったセリフはみんな全く言わず、そればっかりになるシーンは全く違うシーンに書き換えられています。減った分の笑かしポイントだったのかなと思うシーンが1つ2つあった気がします。
②もゼロです。直達くんは、というかたしか全員、心の声をレコーディングしていません。その代わりに映像に表れているようにも見えなかったので初めて見た人にはキャラの行動の意図がわからない場面が多いかと思います。
②がないので③も当然わかりません。
④はゴッソリ削られています。
まず「①の理由は楓さんを映したくなかったからなのか」と思うくらい楓さんがシーンの主役になりません。それでいていつの間にかシェアハウス内にいたり、ユーモアを封じられた優しい子だったのにいきなり「このハート泥棒野郎!」とだけ言ってみたり。楓さんは直達くんとどこでも話すし、モテることがわかるシーンもないから、唯一ある3人から告白された子だぞという冒頭のセリフが独り歩きというか、そこだけ変えないのかと思いました。楓役の當真さんの演技が上手だと思ったので少し残念です。
直達くんが部活動をしているかも不明になっています。部活シーンがないので面白い登場人物が1人減り、青春もより薄いです。
⑤は3回くらい折り曲げられています。
まずこの作品は榊さんのみを主人公として見た場合、「心を閉ざした人が感情を取り戻す」というストーリーだと思うのですが、映画の公式サイトを見てわかる通り「恋愛を辞めたお姉さんと年下君の逆年の差恋愛ストーリー」といった感じで紹介されています。ハグとかデートとかのキュンキュンドキドキ恋愛ではなく、もちろん恋愛も取り戻すうちの一つになりますが、怒りや寂しさなどの感情も取り戻しているので内容と広告のギャップが大きいのではないかと思います。
次に榊さんが取り戻す感情の中で、映画では明らかにならない部分があります。原作でいう最後の1年が1秒も描かれていません。だからといって、その1年で起こることを映画では前倒しもしていません。監督の名前が上に消えて、そのまま明るくなる劇場に驚きました。初めて見る方にとっては、結局なんだったんだ?で終わるかと思います。上でも書いた通り物語の紹介と内容にギャップがあるからだと思います。
そして⑤の最後、⑥とも関係しています。榊さんは「過去に計り知れないとてつもなく嫌な思いをして、心を閉ざした人」だと私は思っています。私が全て我慢していればいい、私が全て引き受ければいいと心を閉ざしてしまったから、恋愛もしないんだと思います。しかし映画内では単に「恋愛を辞めた、いつも不機嫌なお姉さん」として扱われています。恋愛を辞めただけで常時不機嫌はおかしいと思います。本予告動画の冒頭で「カレーじゃないんだ」と言うように、不機嫌さを表すためか最初から怒りを持っているように感じました。
心を閉ざした人は絶対にもっと優しいはずです。原作ではそれが表現されていました。私と関わるといいことないよという優しさが不機嫌に突き放しているように見える時があるんだと思います。だからこそ榊さんの「優しい人だよ。」とか「いい子だよ」というセリフに重みが生まれるんだと思います。私は15歳を8年やっていたのでこれは自信があります。
もちろん、全て良くないというわけではありません。
マンガを読み終えて映画を見る前、このお姉さんを広瀬すずさんが…と思いましたが、常時不機嫌なお姉さんとしては合っている気がしました。榊さんというより広瀬さんに寄せているのかもしれません。
主人公2人が朝海に行くシーンは原作にないですが、語り合わずにいることで2人の感情が爆発する瞬間をうまく表現していると思います。広瀬さんのマジ蹴りは私も受けたいです。
走るシーンはマンガでは表現できない人やカメラが実際に動く良さがあります。
映画を作る側の事情は全くわからない身ですが、この条件、この設定でなんとか全部成り立つようにしたぞという感じがします。
こんなにも違うと思ったのは自分だけかもしれない、それでもこの作品は売れるようになっていてこれだけ見てよかったと言う人がいる、かといって自分は映画監督になってすぐにこれのシン劇場版を作ることはできないと思うと悔しいです。原作者の田島さんも、ピース又吉さんとの対談動画で「映画のことはお任せしている。」と話していますが、このギャップをどう感じているのか気になります。又吉さんは「原作から少し形が変わった部分もありましたけど」とか「映画には出てこなかったですけど」と原作と違う部分を何度か話していました。このギャップは監督が作るものなのでしょうか?あるいは、監督の前田哲さんや関係者にも同じことを思ってる人がいて、よりエラい人に大人の事情ってやつで突き放されてるだけなのでしょうか?
why?
なぜでしょうか?(自問自答中)。役者の演技も1つ1つの台詞もしっくりこず、心に染みてきませんでした。「前田監督は納得してるのかな?」と観ながら考えてしまったのですが、単に自分の好みのせいかもしれません…。初めて観た前田哲監督作品はたぶん「ブタがいた教室」(08)で、次に観た「極道メシ」(10)がツボでした!人それぞれの記憶に刻まれた美味しい食事とともに大切にしまってあるシャバでの想い出をユーモアたっぷりに描いてて、深く感動しました。「こんな夜更けにバナナかよ」(18)はそこそこでしたが、「老後の資金がありません!」(21)と「そして、バトンは渡された」(21)はどちらも素晴らしい出来で、脂ののりきった感じでの今作でした。物語の主人公は直達(大西利空)だと思うのですが、諸々の事情で広瀬すず主演ということになるのは仕方ないとして、どうも直達のキャラや言動がピンとこなかったですね…。ふと高橋留美子さんの「めぞん一刻」を思い出しました。訳ありの美しい年上女性に密かに思いを寄せる浪人生という図式で、優柔不断でドジで何の取り柄もないような主人公・五代裕作は凡庸ながらもとても魅力的に描かれていて、思いっきり感情移入した覚えがあります。詰まるところは相性ですかね…。
「女優広瀬すず」だけで、客は呼べるのか?って言う映画。
「見えない目撃者」で吉岡里帆が覚醒したみたいに、広瀬すずにもターニングポイントになる作品が、そのうち来るはず、と思ってるんですけど、なかなか来ないw
コレは来たか?って感じながら見てたんですが、川沿いの土手、酔っ払って歩きながらの長回しに耐えられず。あそこさえ演じきってれば!な作品でした。でも、コレはかなりきてましたし、月がどーたらなアレに比べれば全然良かったです。
画が良かったり、悪かったり。旅館で仰向けになる2人。静かに話を始める榊。の画が惜しいです。下手にStaticです。が、角度とか、焦点とか、印影とか、も少し、どーにかならん?引越しの報を受けて川沿いの土手を走る直達。反対側を歩く榊を見つけるドローンの画は素敵でした。別の道、ゆっくりと前を歩く榊を追いかける直達。水の流れに邪魔されて追いつけず、また土手を駆け上り、最後は橋の上で、真正面からぶつかる。と言う、象徴的な描写も含めて、ここが良かったです。
で、最後はショタコンか。
まぁ。そうなるかw
良かった。期待以上で。
ゆっくり進む時間感覚が、今日の気分にピッタリでした。
この後、待ちに待ったスパイダーバースだすw
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