よりそう花ゝのレビュー・感想・評価
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現代社会の限界
分かりやすいヒューマンドラマ。色々問題提起もしてるけど、観やすくて没入できた。
現代社会で勧善懲悪って滅多になくて、この映画でも、家賃滞納で退去を迫る不動産屋も、会社の利益のために効率重視の葬儀屋も、風紀や美観、ルールに従順な市役所職員も、法に従って母親を強制送還する職員も、決して悪ではない。むしろ、現実社会では、主人公側が厄介者とされるだろう。結局、人としての正義とか良心を貫こうとすると、お金とか根回しとか、権力とか、本質とは関係ない力が必要とされるんだな、とこの映画を見て思った。
互いに傷を持つ隣人同士の温かい交流は、想定内だけど、ほっこりした。そして何よりアンソンギの表情、演技の素晴らしさ!70歳超えとは思えないダンディな出立ちにびっくりだった。
「道理」って何かね
下半身不随の息子と2人暮らしの経営難の葬儀屋の爺さんと、隣に引っ越してきた小学生の娘と2人暮らしの訳あり元清掃員の話。
家賃も滞納が続き大手の葬儀社とフランチャイズ契約を余儀なくされた葬儀屋の爺さん…何が不満か知らないが、そうしなければ仕事が無いなら受けない手は無いと思うのだが…。そして死にたいアピールで介護士に迷惑をかけまくり介護を断られる甘ったれ息子。
そんな折に隣に引っ越してきたおせっかいおばちゃんが介護の仕事を買って出て…。
なんでしょうかね…人の気持ちを慮ることを知らない押し付け感は映画だしまだ良いけれど、家賃にしても葬儀費用にしてもゴネた者勝ちの自己中感が凄いし、裁判所の通知の件だって準備しておけよと。
2つの家族の関係は良かったんだけど、ちょっと国民性の違いからくる白々しさが前面にあって感動するには至らなかった。
そういうことか。
葬儀屋の意味だったんだね→よりそう花は。
開始早々に分かりました。
息子に、隣人親子、元浮浪者のちょっと悲しい良い話しでした!
ちょっと賑やかな隣人だったけど、息子にはそれが結果良かった。
ラストも何か良かったよ。
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