「GWの真ん中に公開されるフランス映画ですが、考えるところ多め(先行オンライン試写会は一律ネタバレなくてもネタバレ扱い)」それでも私は生きていく yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
GWの真ん中に公開されるフランス映画ですが、考えるところ多め(先行オンライン試写会は一律ネタバレなくてもネタバレ扱い)
クリックして本文を読む
今年135本目(合計786本目/今月(2023年4月度)30本目)。
fanvoiceさまのご厚意で早く見ることができました。
フランス映画で、フランス映画らしく余韻を残して終わるタイプの映画です。ただ、趣旨までわからず「それも各自で考えてね」ではなく、映画の趣旨は「シングル女性の大変さ(子育てなど)」「介護問題」といった、現在(2022~23)の日本はもちろんフランスでも問題提起されていることが描かれています。この意味では問題提起型の映画かな、と思えます。
一方で、このような趣旨であるため、(お話自体は架空としても)淡々と進むだけでアクション映画でもホラー映画でもないので淡々と進んでしまう点は確かにあります。ただ、問題提起型の映画は概してそうなってしまうのは確かだし、この映画は上記の2つに述べたこと以外の論点も入ってきていますので、そのような「コメディのお時間」を設けることができなかったし、そもそもすべきでもなかった(問題提起型の映画でいきなりコメディを混ぜられると、映画の主義主張が何かわからず混乱する)というところです。
GWの間も多くの映画が封切になり、「どちらかというと」ミニシアター中心になるのではないか…と思えますが、主人公がこうしたこと(子育てや親の介護等)にかかわっているのは女性の方なので、女性の方が見られると好感度はアップするのかな、と思います(もちろん男性の方が見ても何の問題もありません)。
なお、採点において特に差し引く要素は見当たらないため、フルスコアにしています。
コメントする