イヌとイタリア人、お断り!

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2022年11月7日イタリア人移民である監督の祖父母がモデルとなっているストップモーションアニメ。
移民として家や財産、時に家族を失い、貧困や戦争、そして差別に苦しめられながらも必死に生き抜いてきた家族の人生が淡々と描かれている。
ダイナミックな演出や派手なストーリー展開はないが、実写でやったら画が重々しくなりそうな内容をアニメでさらりと描いているので退屈しない。
どの登場人物もそこまで大きい表情の変化がないデザインでありながら(下手すると祖父と息子の区別がつかない)、祖父母が惹かれ合い、花を手に控えめに愛を交わす場面は見ていてほっこりするかわいらしさがある。
どこの国でも外国人労働者は過酷な仕事をさせられたり、犬と同じ扱いの差別を受けたりと苦しいものだ。それでも家族のためより良い環境をもとめて必死に生き、移住先に尽くす移民には頭が下がる思いだ。
■20世紀初頭、北イタリアのウゲッテーラ。
ファシズムの台頭により貧しい生活を余儀なくされていたウゲット一家は、外国でのより良い生活を夢見ていた。
一家の主・ルイジは愛する家族の運命を変えるため、アルプスの山々を越えてフランスで新しい生活を始める。
◆感想
・ウゲット一家の辿った道は、相当に波乱万丈である。次々に病気で亡くなる家族たち。
フランスに移っても、イタリア人であるという理由で差別される。
タイトルの「イヌとイタリア人、お断り!」は、イタリア人に対しての、差別用語である。
・だが、ウゲット一家を支えるルイジとチェジーラ夫婦は、第二次世界大戦に入りドイツとイタリアの支配下に入っても、淡々と確かなる生活を続けるのである。
<今作は、そんな過酷な時代を過ごしたルイジとチェジーラ夫婦が築いた家族の繋がりを、温かみあるストップモーションアニメで描き出した作品なのである。
これが、実写だとキツイ表現になるのだろうが、そこかしこで描かれるユニークな描写が印象的な作品でもある。>
大好きなストップモーションアニメ
おじいちゃんルイジの半生
と家族のものがたり。
おばあちゃんに
気に入られたルイジ
おばあちゃんと出会って
花を髪飾りにしてプレゼント
ふたりで湖に石を飛ばして♡のマーク
そしてテーブルの上の粉を
おばあちゃんがふぅ~と
おじいちゃんの顔に吹きかける
何とも…その顔がカワイイ
過酷な労働、生活難、二度の戦争
劣悪な環境を生きてきた時代。
ストップモーションアニメで
手作りな感じ人の温もりなものも感じて
可笑しさだっりちょっと風刺を
差し込んだり
時代に対しての背景を
ナレーションして軽いタッチで
見やすくなっています
…何もない時代。
何事も自分たちで作ってきた
移民して働いて
戦争に行って働いた
文句一つ言わずに
家族のために生きてきた
おじいちゃんとおばあちゃん
たちがいて今の時代を生きている
人形とか小物が素敵に作られています
♡製作陣の暖かさ温もり愛を感じました。