劇場公開日 2023年1月20日

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「サメでもカブトガニでも。」キラーカブトガニ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0サメでもカブトガニでも。

2023年1月21日
PCから投稿

今年30本目(合計683本目/今月(2023年1月度)30本目)。

結局、よくあるB級映画としてよく引き合いにだされるサメを、カブトガニに変更して作品をつくってみたら?という趣旨が一つあります。やはりできるのはB級ですよね(^^;。

このB級というのもいい意味でも悪い意味でも使うけど、「B級映画の代表例」として「わかっていていくもの」でいってあとからああこういうのはおかしいし、ましてサメ映画がいわゆるB級扱いされていて一部のコアなファンがいる現状で、ではサメをカブトガニにかえたらどうなる?というのがこちらの作品です。

 そうですね。サメからカブトガニに変わったところから、一部展開が大きく「広がったかな」と言える部分はあります(カブトガニのほうが明らかに移動可能な範囲が広い)。
しかも「なぜか」カブトガニというあたり…。別にカブトガニには「罪」はないんですけどね…。

 映画自体は、登場人物が10人くらいでわかりやすい、これ、B級の掟だと思ってますから。そして、謎の発言をしたりされたりというのもでます。何か間違い??と思って見ていたらそこには妖しいカブトガニが…。このままこんなことしてていいんでしょうか?ということで後半はカブトガニとガチで戦ったりと思えば逃げたりと、結構ドタバタ的な部分も見られます。

 サメ映画といえば(良い意味で)B級ですが、カブトガニに置き換えた本作でも基本的な「置き換えのルール」はそのままだったので良かったです。
B級映画というとよくないイメージもありますが、映画好きな人は一度はいわゆる「B級」を見てほしいな、というところです。

 結末に関してはネタバレになりますので、伏せておきましょう。

 なお、最後に普通の映画と同じように「動物は傷つけていません」が出ますが、この映画、さらに「カブトガニの栄養は費用に効用で…・」といった「うたい文句」がつきます。
(一応調べてみましたが、科学的には一応正しいようです)。

 まあ、あれだけ「ボコボコにされた」カブトガニの肉(?)なんて食うんだ?とか謎は一杯あるけど、それを突っ込まないのがB級の掟なので。
まぁ、B級映画の「あるべき姿」を全部集めたら「カブトガニ版でも作れました」ということになるのではないかな、と思います。

yukispica