名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のレビュー・感想・評価
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更にスケールアップ!
今作の主人公は間違いなく、哀ちゃんでしょう。哀ちゃんの可愛さ、クールさ等々全編に詰まっております。特にクライマックスはねえ。
ストーリーは相変わらずド派手になっており、コナン君の超身体能力には、うん、慣れた。今度は何が爆発するかと思ったらすごいものが爆破!
まあ、推理ものではなく、サスペンスアクションとして観れば十分面白いよ。今回は登場人物にみんなそれなりに見せ場はあったし、キール大活躍だぜ!そしてジンは相変わらずツメが甘い笑
映画公開直前の放送で発覚したラムの正体がさっそく出てきます。観てないとお前誰だ?になります。
雑だけど、めちゃくちゃ面白い
昨年公開のハロウィンの花嫁は、盛大な肩透かしを喰らってしまったため、今年が駄目だったらもう二度と見ないようにしようと心に決めて劇場入り。私はハロウィンの花嫁からコナンデビューした新参者であるために、数多くの登場人物に混乱する場面が多々あったが、前回よりも圧倒的にパワーアップして面白くなっていたことは容易にわかる。制作陣の本作に懸ける思いがひしひしと伝わってきた。めちゃくちゃいいじゃん。これは、毎年継続して鑑賞することになりそうだ。
しかし、後半から次第に作りが粗くなっていくところは変わらず。これでこんな優秀な人達を騙せるのは何故?飛んだアホじゃないか?そこに持っていきたかっただけだろ!と。ま、まぁ、これもコナンの醍醐味の1つと言われればそうなんだけどさ...。結局コナン中心に物語は進んでいくため、結構ご都合主義だし、劇場版となるとその粗も悪目立ちしちゃう。インターポールの不甲斐なさには呆然としちゃったし、流石にあの対応は無理がある。警察もどうしようも無さすぎ。
いやでも、今回は〈面白い〉の方が〈雑〉の割合を越したために、高評価になりました。前回は3:7くらいだったんだけど、今回は7:3くらいに。いつも以上にコナン(新一)に主軸を置き、それに加えて灰原哀の過去を描いているため、かなり見応えのある作品になっている。コナンファンにはたまらないストーリーじゃないんでしょうか。無論、知識があった方がいいに越したことはありませんが、原作や放送中のアニメを見ていない私でも、前半部分の丁寧さに助けられ、この1本でかなり楽しめました。
推理ものとしてはガッカリだが、ドラマとしては近年アニメベスト級だと思う。最近、話題沸騰中の「BLUE GIANT」の監督なだけある。長年続くこの作品を、この監督はまた新たな道へと導いた。去年とはまるで違うテイスト。毎年こんな風にワクワクさせてくれるなら最高だな。雑ではあるけれど、とてもいいドラマを見せてもらいました。あと、アクションも相当パワーアップしています。素晴らしい映画館クオリティ。
テレビアニメを見ていないと着いて行きずらい、シリアスで重厚感のあるストーリー、ということも含めてもう狙いは完全に大人向けなんだろう。子どもは楽しめてるのかな?少なくとも、私は大満足でした。名探偵コナンの新たなる真実のように思える物語であったためファンはもちろんのこと、無知の人にとっても、単純に見応えのある物語として面白く見ることが出来ると思います。100億突破、間違いなし!
年一のお祭として楽しむエンタメとして◎
コナンの映画に何を求めるか?
それによって評価は分かれますね。
私は推理ショーは求めません。
コナンくんかっこいいいい!とテンション上がるシーンが見られるかどうかですが、今年はバッチリでした。
さらに、今年は灰原好きにはたまらない要素が満載で、最終回を迎えても二人とも大人には戻らないで欲しいなと思ってしまいました。
今年は、少年探偵団、安室、赤井は活躍シーンが少なかったですが、それはそれで割り切っていて良かったです。
みんな活躍させようとすると中途半端になりがちですからね。
スケボーが山の中走っていたり、メインの推理が雑だという意見がありますが、二時間の映画の中にそんな繊細なこと求めますか? そんな方はコナンの映画を楽しめないので見ることをオススメはしません。
広い心で年に一度のお祭を楽しんだもん勝ちだと思います!
もうちょい事件性がほしかった
せっかくのカッコいい舞台だったからもうちょい事件性が欲しかったな笑
ピンガが端役すぎた😅
ただ哀ちゃんは可愛すぎた!!
コ哀好きにはたまらない作品だと思います😊
正体が?
劇場で全26作見ている私が自信を持って面白いと言える
純黒の悪夢以来7年ぶりとなる黒の組織を扱った劇場版。最近は原作でも黒の組織関連の話が多く、最新コミックスではラムの正体が判明、コミックス未収録話では本作でも登場した黒田管理官の過去がついに判明するなど怒涛の展開になっている。それだけに期待度も高かったのだが、灰原は絶対に助かるじゃんと思っていても、どうやってこれ助ける気なの?と思わせるくらいのピンチの連続を演出している。
全世界の防犯カメラを集約して顔認証システムを使うことで、あっという間に特定の人間を見つけるという老若認証システムは驚異的。当たり前にスマホを使っているコナンだが、初期はイヤリング型携帯電話や弁当型携帯FAXなんて使ってたのに凄い進歩だ。ちなみに黒田管理官の過去が描写されている17年前にも普通にスマホが出ていた。現実世界でも17年前だとiPhoneだって出ていないのだが、細かいことは気にしてはいけない。
ただ、コナンをちゃんとコミックス読んで追ってない人は混乱したであろうことは今作も請け合いである。何しろ黒の組織だけでも3つの目的が絡み合う展開だったからだ。ジン達は灰原拉致、キールとバーボンは灰原を逃がす、烏丸蓮耶とベルモットは老若認証システムを葬り去る。こいつら仲間のはずなのになんでバラバラのことしてんの?と思うだろう。キールとバーボンはスパイだから当たり前なのだが、烏丸蓮耶とベルモットが老若認証システムなんてものがあったら困るという意図が明言こそされないが透けて見える訳だ。
そして今回のゲスト黒の組織であるピンガ。コナン=新一や、灰原=シェリーといった事実に迫った仲間は絶対に始末するという鉄の意思を感じるジンをライバル視していたが、哀れなことになってしまうのだった。でもまぁ今までのアイリッシュやキュラソーの末路見てる人なら容易に想像出来るよねという。今年も大変楽しませて貰った。来年の舞台は函館のようだが、平次やキッドの登場もあるみたいだし期待したいところである。
灰原を守る映画
去年に引き続き今年もとてもおもしろかった!
例年のコナン映画というよりは純黒の悪夢に近く、推理要素は薄め、コメディシーンも少なく、シリアスなキャラクタームービーでした。
コナンに求めるものは人それぞれだとは思いますが週間連載でも最終的にはvs黒ずくめの組織となるため自分はこういうのも大好きです。あと、灰原=シェリーとバレてから拉致完了までの緊迫感は近年ではNO.1。
老若認証システムなんて便利なもの出してどうするだ!?と思ってたけど、週間連載の方との違和感なくシステムが終わったのも○
にしても来年の映画はまた欲張りですなぁ…笑
追記: 個人的にはラストに関して「返したわよ」の一言で終えた方がオシャレだなとは思いました。キスしちゃったのよも言葉にしない方が好き。でも、子供も見るアニメなので言葉にした方がわかりやすいのかなぁ。
こういうのでいいんだよ!
期待の劇場版最新作で、公開初日に鑑賞してきました。行きつけの劇場は、6スクリーンをフル回転で毎日36回上映という力の入れようで、大賑わいでした。そんな期待に見事に応えてくれる素敵な仕上がりで、劇場版コナンは数本しか観たことがないですが、中ではピカイチに感じました。
ストーリーは、世界中の防犯カメラの映像を入手できる海洋施設「パシフィック・ブイ」が建設され、そこに世界各国から集められたエンジニアが、対象人物の過去も未来の顔も予測する画期的な「老若認証システム」の本格稼働をめざす中、そのシステムを狙う黒づくめの組織の陰謀の阻止と、システムによって組織の裏切り者・シェリーと特定されて拉致された灰原哀の奪還に挑む、コナンの活躍を描くというもの。
序盤こそ、本作の主な舞台となるパシフィック・ブイと、そこで本格稼働する老若認証システムの説明のために、ややスローテンポで展開します。しかし、組織が灰原に目をつけて動き出してからは、一気に加速し、その後もとにかくテンポがいいです。加えて緊迫感のある展開で目が離せません。映像も劇場版ならではのクオリティで申し分なし。
今回は事件を解明するミステリー要素は控えめですが、黒の組織との一進一退の攻防が熱いです。「こういうのでいいんだよ!」と言いたくなるほど、観たいものを観せてもらえたという満足感が得られます。そこへシェリーと直美の友情をうまく取り込み、なおかつコナンと灰原とのキュン要素も加えて絶妙な塩梅です。なんなら、この二つの要素だけでチョットうるっとしちゃいました。蘭ちゃん推しには悪いですが、このカップルでいいんじゃない?と思えます。いやー、堪能しました。
あえて二言だけ言わせてもらえば、冒頭の老婦人はわかりやすすぎました。ただ、彼女の行動の意味は謎なので、他の方の考察を読んでみたいと思います。もう一つは、ジンが老若認証システムに見切りをつけるのが早すぎると感じました。疑り深いジンが、システムの誤認証の原因を探らなかったり、灰原への疑惑を簡単に捨てたりしたのは、ちょっと違和感を覚えました。まあ、そうしないと今後の展開が苦しいのは理解できますが…。
キャストは、高山みなみさん、林原めぐみさん、山崎和佳奈さん、小山力也さん、古谷徹さん、池田秀一さんら、お馴染みの面々です。今回はゲスト声優に沢村一樹さんを迎えていますが,その必要性はあまり感じませんでした。
名探偵コナンメインストーリー大進展
ツッコミどころ満載なところも面白い
最新のコナンが‼️最高のコナンなのだ‼️❓
これほどカタルシスが得られる映画とゆうのは一年に何度あることだろう。
悪魔の様に繊細で緻密な脚本と映像。
天使の様に大胆な行動と展開。
いろんな、ほとんどのキャラが入り乱れた総決算の様な人間交差点が驚愕の結末へといざなう、無駄なくハラハラドキドキが止まらなさ。
悪の組織の情け容赦なきやり方、仲間を見捨てる、裏切る、その冷酷で残忍さは、子供向けなのかと目を疑うほどの凄み。
顔認証の最先端を時代世相と絡め、日本やヨーロッパの防犯カメラ全てと連動させる、大胆かつ不敵な仕掛け。
それを上回るコナンと取り巻きたちの姿。
セリフも凄い、あなたは生きる義務がある、とか。
シェリーとの深海でのキスなど意外な見せ場なんかもある、人工呼吸ですが。
多分、米アカデミー賞で最優秀レベル。
最高のアニメ、最高の映画を是非🎞🎟🎬
ありがとうございました😊😭
面白かったけど…
内容はかなり難しめ。
3歳くらいの子いたけど、多分内容わからなかったと思う。
途中寝てしまったから余計に分からなくなった。
初めて知ったけど哀ちゃんも、縮んだ組だったのね。
大人びているだけじゃなかった。本当の名前はシェリー❓
最後のおばあさんがおばあさんじゃなかった。これはあんまり意味がわからなかった。誰か教えてくれたら嬉しい。
後、キスシーンはいりません。特に哀と蘭。
内容とは関係ないけど絵が漫画ちっくなのと普通のと2種類あってなんで違うのかがよくわからなかった。
組織関連映画の中だと最もいまいちだった。
思ったままに書いたのでとっ散らかった感想になっています。あと長いです。もっと書きたいくらいなんですが5000文字が限界なのでこれくらいで。
一言で言って不完全燃焼感のある映画でした。
素材は良かったはずなのに、期待していたのはそれじゃない。オーシャンバトルロイヤルミステリーと銘打ってるけどそんなにバトルロイヤル感もないし全然ミステリーじゃない。そんな何とも言えない気持ちになりました。黒の組織が関わる映画はいくつかありますが、個人的には最もいまいちでした。つまらなくはなかったんですけど、もっと色々と出来たと思うんだけどなあ…ってなりました。
でも個人的には去年のハロウィンよりは良かったです。去年のレビューはしてないんですが、つけるなら★3(気持ち的には2.8)だったので。今作は3.3って感じなので★3.5にしました。以下、まとめ。
●良かった点
・哀ちゃんの正体がバレたかも!?という緊張感がいい。でもメタ的な意味で映画で本当にバレるはずがないのはわかっているのでこの要素だけで盛り上げるのは難しいね。
・あのシステムがあの方にとっては都合が悪いらしいこと。ラムは最近姿を見せないあの方の様子を見るのに使いたかったけど、あの方はベルモットに工作を頼むほどあのシステムを使わせたくなかったらしい。この情報にはテンション上がります。その流れでエンドロール後の描写ですね。なぜ助けたのか?あれはフサエブランドを強調したかったのか、イチョウ自体が持つ意味を伝えたかったのかはわかりませんが、今後に繋がりそうな終わり方で良かったです。
・蘭姉ちゃんがめっちゃ格好いい。正直あの屋外での格闘シーンが自分的には一番盛り上がった。さすがアイリッシュさんといい勝負してただけある。
・エンジニアの女性の家族を人質にとられ、追い詰められるシーンは絶望感があってよい。キールが過去を思い返したり、哀ちゃんとエンジニアの女性が泣くシーンにも繋がりますが、あの哀ちゃんが泣いてる…ってなってうるうる来ました。
●気になった点
・タイトルにもなっている黒鉄の魚影、つまり潜水艦、大して生かされず。潜水艦の隠密性がすごいというところはもっと強調してほしかった。それだったら防衛省と海上自衛隊が全面協力してたような、絶海の探偵の方が自分は好きでした。今回は犯罪組織側が使うんだから協力は無理だろうし、あまり潜水艦の機能をフル活用したらそれこそ自衛隊しか対処出来ないのはわかるんですが…。潜水艦が全く見つからないから、灰原も助けられない…絶望…といった描写は特になく、浮上するところを狙えばいいよ〜ってあっさり教えられて、そっかあ…ってなった。ジンの兄貴にシェリーらしき女の子を見せるためで潜水艦を浮上させるのはちょっと…浮上したら潜水艦の意味ないよね。ていうか普通に潜水中の潜水艦内で地上と同じレベルで映像受信出来てるけど可能なの??隠密性が欠片もないのは組織あるあるだけど折角潜水艦使ってるんだからもっと生かしてくれーー!!隔絶された環境という舞台装置として使いたかっただけかな。
・コナン君よりもキールが頑張りすぎ。限りなく怪しまれるようなギリギリの仕事ぶり。今作で哀ちゃんを守った、守ろうとした感が強かったのはキールと蘭姉ちゃんです。赤井さんもっと頑張ってくれよ…。いや大事な仕事なんだけどあれだけかい!ってなった。赤井さんも安室さんも友情出演程度のレベル。コナン君がスマホ2台で二人に会話させるシーンはちょっとシュールだった。
・90秒どころか多分60秒くらいで残りの人達の避難が完了している。流石に無理がないか?
・フラグ立てるだけ立てといて特に回収されなかった所が多い。
スペアの眼鏡じゃなくて交換したの役に立ってた??私が気付かなかっただけかもしれないけど本当にただ交換しただけになってた気がする。終盤の鍵になるかと思ったけどそんなこともなかった。あの名シーンをなぞっただけ?もうあの頃の哀ちゃんとは違って、子どもによって人生を変えられ、生きることを諦めない、自分から他人に手を差し伸べることすらできるようになったと示したかった?勇気づけたという気持ちの問題?
あと、これはもしや解毒剤服用するかも!?と思わせておいて、あれ以降本気で何もなかった。もっと大きけりゃ…と思っているシーンはあったけども。あとあの船のおじさんは?何かあるような雰囲気だったけれども?
こんな感じで、期待させただけかいってなる所がいくつかあった。役に立ったの、犯人はこの人ですって示しているような仕草のシーンだけじゃないかな。それにしてもわざとらしくて雑感あったけれども。
・コナン映画でこんなこと今更野暮かもしれないんですが、警視庁捜査一課の人間がまずパシフィック・ブイに呼ばれるのか?事件後に目暮警部と佐藤さんが入れたのもアレだけど、初めから呼ばれていた白鳥さんと立ち入りを許されたコナン君はまじで謎。あれだけの設備なんだから巡視艇とかかなりの数いそうだし、それこそ哨戒ヘリとかあの辺に配備していてもおかしくなさそうだけど。それで言うとよく潜水艦で日本の領海に入れたよね。考えれば考えるほど潜水艦出すなら自衛隊がほしくなる!警備もザルだし、機密感もっとください。
・おっちゃんがまたただの役に立たないポンコツになってしまった。去年はすぐ退場してしまったとはいえ格好良かったんですけどね。声優さんが昔と違うのはわかるんですけど、普段は役に立たないけどやるときゃやる。そんなおっちゃんはどこへ行ってしまったのか。ただただポンコツ具合だけ強調したおっちゃんしか描かれないと正直がっかりします。
あと関係ないけどCV神谷浩史のインド人のお兄さん、何の前触れもなく眠りの小五郎のファンだった。
・簡単に犯人バレするピンガさん。コナン君の正体もバレてたまでは良かったんですけど、連れて行こうとしたのに意外とあっさり解放し、そしてあっさり消される。小物が過ぎる…。折角映画で出てくる黒の組織の一員なんだから、アイリッシュとかキュラソーみたいにこう、いろいろとあったら良かったんですけどね。もったいない。
・これが最も大きいんですが、コナン&哀ちゃん…わかりますよ…好きですよ…好きなんですけど、それは…公式でそれはだめよ…。いくら原作者がいいと言ったとしてもだめよ…。相棒レベルでは二人の組み合わせもっとくれ!って感じなんですけど、流石にそれは…我々には14番目の標的の思い出もあるんで…。いや普通にびっくりしました。今まであんなにもあんなにも明言はせず曖昧な感じにしといたのに!?!?ひえ……ってなりました。それまでの全てが吹っ飛ぶくらいには。
(心の中で)新一君って呼んだり、それが江戸川コナン君に変わったり、あなたはどうしていつもそんな顔が出来るの?と過去のね、助け出された場面等で見たコナン君の表情を思い返すシーンだったり、それらはね、めっちゃ良かったんですよ!良かったんですけども!思い返すだけだったら最高だったんだけどなーー!!そこまでは行っちゃだめよーー!!って叫びたくなった。しかも、終わり方がね、えっそれで終わり!?!?ってなりました。あの一連のシーンの衝撃が強すぎて組織とかもうどうでもよくなったし、実際割とあっさり終わった。逃げたその後もなく本当にあっさり。役に立たないシステムと見切りをつけたのはわかるんですけどあのエンジニアの女性見逃すんだ…。開発者の彼女がいる限りシステムはまた復旧出来るし本当に完成させるかもしれないし、完全に姿も見られたんだから普通消すよね。あの後ベルモットに消されるんですか??消されないにしてもずーっと監視はついてそうな今後だけど。あの最初のシーンでユーロポールの女性も、見られたからって消されたんだし。
最初の雰囲気も題材も良かったんですけどね、なんだか本当にどこに気持ちを持っていったらいいのかわからない…まさに不完全燃焼で終わりました…。
最近では一番面白かったゼロの執行人の監督&脚本の組み合わせということでかなり期待していたのですが、組織を描くのは難しかったかあ…って感じでした。本当にあの映画は音楽もドラマ様の演出もストーリーも良かったし、キャラクターもしぼってじっくり描いていたので、多くが噛み合った結果だったんだなあとしみじみ感じました。音楽に関しては好みもあるので難しいところですが今回は特に印象には残らなかったですし、何よりキャラの数が多いとうまく動かすのって難しいですね。しかも物語の本筋に関わる組織の話なので、詳しくも描けないという。
それにしても監督は完全に哀ちゃん推しですか??蘭姉ちゃんも見せ場はあったし格好よかったからいいけども、一部猛批判されそうな映画でもあり、ひやひやします。カップリングは本当に戦になりかねないから…。しかも公式でお出ししてる組み合わせじゃないだけに…。周辺情報はチェックしないので青山先生が何とコメント出してるのかはわからないのですが、OK出すんだ…ってなりました。
監督、本当に哀ちゃん好きなんだろうなあ…。そうかこれが長年答えを与えられなかったコ哀好きの叛逆か…そんな風に思わせる映画でした。
ここまででまとめると、今作は哀ちゃんやコ哀(哀コ)好きにはたまらない内容かもしれません。推理要素は(重要でもないし丸わかりなため)特にないので、そこは期待しない方が良いです。初期作品のようなものを求めている方は、うーん…ってなる可能性があります。
組織が関わる映画だと天国へのカウントダウンか、最近だと純黒の悪夢の方が良かったです。割と地味めな展開が続いた漆黒の追跡者の方が終盤は面白かったまであります。今回は子どもたちの活躍もなかったですし、ピンガはキュラソーやアイリッシュみたいな味のあるキャラでもなかったですし、そして何よりコナン君のヒーロー感が足りなかった…。頑張ってたけど、ほとんど迎えに行ってただけだし…。近年やりがちな標的を照らすという仕事はしてましたけど、自らの手で守ってほしいというか、やっぱり組織相手だし一矢報いて欲しかったんですよね。今作なら蘭姉ちゃんの方がよほどヒーロー感がありました。哀ちゃんから見ればコナン君より蘭姉ちゃんの方がヒーロー(お姉ちゃん)に見えるのはそうだろうけど。
でも今年の映画のコナン君は今までのコナン君とはひと味違っていて、蘭姉ちゃんじゃなくて哀ちゃんがさらわれた、で佐藤刑事相手に声を荒らげてしまうほど冷静さを欠いていたというのは非常に良かったんですよ…。色々書いたけど哀ちゃんとコナン君のコンビ好きなんで、哀ちゃんは知らないだろうけど少しでも報われたなあと思って。書いててこれ哀ちゃんからコナン君への台詞だなあって思いました。人工呼吸(キス)さえなければね、拝んで終われたんですけど、はあああ……。
あと最近ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)映画なるものが批判を浴びたりしていましたが、今作でも色んな人種の方が出てきて何となく配慮してます感を感じました。もともと降谷さんとか哀ちゃんが小さい頃いじめられていた、という話はありましたしエンジニアの女性の背景的に全く関係ない話でもなかったのですが、それとこれとは話は別で、配慮してる感を感じると一歩引いちゃうんですよね。人種や世代間の壁という話もしていましたが、映画でメッセージ性が強いのは当然で、実際映画を見る意味もそこにありますが、私はコナン映画ではそれは望んでいません。
ミステリー!アクション!蘭がピンチになりコナンが命懸けで助ける!コナン映画ではとにかくそれが見たいんです。つまり何が言いたいかというと、やっぱ瞳の中の暗殺者って最高だよなってことです。
最高傑作という言葉もあるようですが、それにしてはやっぱり色々と粗いので、整合性とかミステリー感を求める人からの評価はあまり高くならないんじゃないかと思います。この映画の評価は、どこまで粗さを許容出来るかにかかっているんじゃないでしょうか。あまり気にしないよ!っていう方にはいいと思います。
劇場で二回目は観ないかなあ。
面白いのかおもしろくないのか?
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