劇場公開日 2023年10月14日

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「観てるのが辛過ぎたけど、最後に少しだけ光が見えた感じの作品。 本年度ベスト。」サーチライト 遊星散歩 イゲさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5観てるのが辛過ぎたけど、最後に少しだけ光が見えた感じの作品。 本年度ベスト。

2023年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

こじんまりした感じだったけど中井友望さん目当てだったので全然問題無し。
彼女の可愛かったり悲しむ姿。
悩んだり怒った表情等、全てが良かった。

彼女が演じる果歩が終始観ていて辛い。
救われない感じがハンパ無い。

父が他界しアルツハイマーの母を高校生の果歩が1人で全てを抱えて生きている感じ。

携帯電話の料金やスーパーでの買い物のお金も払えず最悪な状況。
晩御飯のロールキャベツやお好み焼きが美味しそうなんだけど泣ける。

果歩と母親の親子愛が素晴らしかった。
ベッドで2人が見つめ合いながら語るシーンが素敵。
そんな中、果歩の母親が徘徊(実は理由はある)する度に果歩が走りながら母を探すシーンも辛い。

ある事情で新聞配達や飲食店で働く同級生の輝之。
彼が果歩を支えて行く感じの重要なキャラ。
冬の川原での花火のシーン。
果歩と輝之の笑顔が印象的。
5万円のシーンの輝之は熱過ぎた!

作品で流れるギターやピアノのBGM
も美しくも悲壮感があり本作のストーリーにハマってた感じ。
ストリートミュージシャンの4番さんが歌う歌詞が心に響く。
でも4番さんの立ち位置が良く解らなかった(笑)

本作のタイトルの意味。
果歩が生きる場所を探してる。
って事だと自分的に解釈。
この作品が伝えたかった事は理解出来たと思います。

果歩が買い物中、念仏の様に食材の名前を呟くシーン。
「ま・ご・た・ち・は・や・さ・し・い」
は勉強になりました( ´∀`)

イゲ