ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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ゴジラの居る世界への恐怖感と感動的なヒューマンストーリー
ゴジラは自分が生まれるもっと前から存在している作品で
子供の頃の記憶だとただただ怖い存在でしかなかったのですが
大人になってから観るゴジラは圧倒的な恐怖感や絶望感は感じつつも
登場人物により感情移入でき丁寧且つ感動的なストーリーに心動かされました。
今回のゴジラ-1.0はまだゴジラ作品を観たことがないという方に、一度はゴジラの居る世界観を体感してほしいと自信をもっておすすめできる作品です。
4DXの大きな可能性を示す!!
このゴジラ-1.0を観て、多くの人が感動し、心震わせ、「良かった」「楽しかった」と思い、
夫婦で、恋人と、友人と、そしてネットで語り合い、喜びや、怒りや、涙を共有している。
いい映画というものは、人生を変え、新しい思いを人に与える。
私も同様に感動した。
単純にアクション娯楽として捉えていた気持ちが、あっという間に変えられた。
ヒューマンストーリーとしての素晴らしさ、丁寧さに、
「これは、今までのゴジラ映画じゃないな」と思わされ、
それ故に最初は”ゴジラ”というフィクションの存在に若干の違和感を感じていたが、
それが、”ゴジラ”の居る世界、この映画の世界観に取り込まれ、違和感はいつの間にか消えていた。
そして、ゴジラ映画で初めてゴジラを憎いと思い、「ゴジラを倒せ」と、人々を応援している自分がいた。
60歳にもなろうという人間が、ここまで映画の世界観に入って感動する、気持ちを動かされる。稀有な映画だ!
我々の世代の前の世代、父母の世代は、白黒の最初のゴジラを観て、山からニュッとカヲを出すゴジラに、本当に怯えたそうだ。
本人からもそんな話を聞き、「はぁ~そんなもんかな」と思っていたが、
このゴジラ-1.0は、今の多種多様なコンテンツを観続けている我々にも、同じような衝撃を与えてくれるのかもしれない。
「ロシア、中国、朝鮮、韓国といった、軍事力を持って他国の領土を奪おうとする国々が身近に存在する現状・・・
死ぬための戦いではなく、生きるための戦いができるような軍事力は必要なのか・・」
「核兵器によって完膚なきまでの敗戦を迎えた日本が、核アレルギーを払拭して、現実と向き合うことが必要な時期か」
「かつて、麻薬によって国が傾いた歴史を持つ国々にとって、麻薬使用は重罪であり、国民の倫理感情的にも非常に悪いことと
されている。
しかし、麻薬を政治戦略的な、他国を堕とすための物資として活用してきた国々にとっては、麻薬は自分たちでコントロールできるものであり、それ故社会的にも寛容だ。
だから、日本にとっては核は忌避すべきもの。驚くべきことに、放射能による被害者に対しても、多くの日本人は忌避感を持ってしまう。それは、国が滅ぼされかけた、核への根本的な恐れなのか。弱さとは、残虐でおろかで、惨めな側面を持つ。」
など、ゴジラを観ながら、多くのことを考えてしまう。いい映画とは、色々なことに思いを馳せさせ、考えさせる・・・
実際、私はクリストファー・リーブのスーパーマンを観て、勉強しよう!体を鍛えよう!と思い(笑)、それは、今でも私の人生にプラスとなっている!
ともあれ、多くの人がすでにこの映画の素晴らしさを語るコメントを残しているので、
意外とコメントされていない点を一つ。
これは4DXの可能性を示した映画でもある。ということ!
映画館で4DXで上映される映画は、概ねアクション映画である。
それ故4DXはアトラクション娯楽要素で語られることが多い。
よって、私も「是非映画館で!」というメッセージを持つこのゴジラ-1.0をIMAXで観たが、体感という意味も込めて4DXでも観た。
そして、遊園地の体が揺れて面白~~い!ということとは全く別の効果を、4DXがもたらすことを知ることとなった。
人は、平衡感覚でも感動を得る!
-海原を、木造船が、波に揺られながら進んでいく。
このシーンでは、最新の4DXが、実に微妙な揺れで座席を動かす。(微妙というのは、実にいい意味で揺れすぎず、臨場感を与える)
IMAXでは感じなかった、ゴジラに挑むにはなんとも心もとない、古びた木造船の、勇気を感じさせる。
-ゴジラが尾を振ると、軽い水しぶき。
これを言葉で聞くと、単に面白いアトラクションだが、実際に映画のその場面で水しぶきを浴びると
ゴジラの圧倒的な、有無を言わせず人を殺していく暴力、存在を、より強烈に感じる。
正直言って、何なら「鉄道員(ぽっぽや)」も4DXで観てみたい。「ショーシャンクの空に」を4DXで観たら、どう感じてしまうのだろう!
純文学的、落ち着いた、アクションシーンのない映画でも4DXは有用です。
もし、あなたがこのゴジラ-1.0をまだ4DXでは観ておらず、4DX上映をしている映画館がまだあるなら、ぜひ試してみることをおすすめします。
きっと、新しい感動を体験すること、請け合いです。
日本映画がやっと
30年遅い
ゴジラもコナンくんも、子供が笑顔で劇場を後にしてくれれば、作品として大成功なので、大人がとやかく言う必要はないと思っているので個人的には星2・5だか真の評価は子供たちに委ねたいと思う。
90年代平成ガメラ3部作が公開され、ゴジラも今後この路線で行くのだろうと思っていたが、行くどころか完全無視で、相も変わらずのゴジラVSを造り続ける東宝に、頭大丈夫か?と思った人は自分以外にも多いのではないか。
前作シン・ゴジラ(面白かったが、映画としては全く評価出来ない)は、かなり振り切った内容だった為なのか、本作は原点回帰の中身になっているが、なぜこういうテイストの作品を30年前に作らなかったのか?
今の状況は、周回遅れのランナーをみて一位、一位と騒いでる様に見える。今さらである。
最後に、会話のシーンで常に複数の人物を画面に入れ、アップも切り返しもあまり無い為、この監督は演技に興味はなく役者に丸投げなんだなと思ったが、子役の女の子にも同じ演出を使うのは如何なものか。
カットを割るなり、アップを撮るなりいくらでもやりようがあるだろうに。
ゴジラを恐く撮る前に、子役の女の子を可愛く撮れよ、こういう所が本当にダメだと思う。
これが周年記念作品。
過去最高のゴジラだ!
今まで観たゴジラの最高作品。
怖さが迫る感じ、怪獣映画の域を超えていた。
神木さん他、俳優陣の演技。
銀座の当時の街並み、そして破壊シーン💥
とてもよくできてた。
ラストは涙を誘われました。
楽しい時間をありがとうございます。
観て良かった。
観て良かった。
ドラゴンクエストアレルギーで観るのを拒否っていたが、評判の良さに負けて観てしまった。
結果観て良かった。
戦後直後とゴジラをどう絡めるのかと思ってたが上手くストーリーを作り上げている。
何よりゴジラがリアルで怖かった。
あんな生物に実際遭遇したら恐怖でしかない。これぞゴジラって作品。
これは映画館の大画面で観て正解だった。
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久しぶりに映画館での鑑賞
今でもまだIMAXなら大画面で観れたので大画面に惹かれて、だいぶ久しぶりにIMAXで観てみた。
ゴジラ作品を大画面大迫力で観れて良かった。
同日その後、→「鬼太郎誕生」→「君生き」 と1日3作映画館での鑑賞。10時間ほど映画館(+併設モール)にいた。流石にクタクタ。
優等生のような映画でした
先日映画館で観てきました!
ゴジラも軍物も全く知らない素人です。
ゴジラはシンゴジラを観たぐらいですね!
シンゴジラはちょっと女性の俳優さんが浮いちゃってた記憶が強いです、、笑
そこが気になったの覚えてます。
正直いうと面白かったですね!
最初から最後まで脚本の粗がないです。
あとゴジラ結構怖い!絶望感がありますね。
戦後だから本当に何にもないと思ったけど、
意外に戦艦とか残ってましたね。
映画って基本
「え?なんでそうなんの?」
みたいなツッコミどころがあるのですが、
本当にありませんでした。
非の打ち所がないのってすごいことだと思います!
個人的なことを言うと、主人公の男の子への感情移入がよわかった、、。
自分が軍ものそこまでわからないからだと思いますけど。
地雷除去の船長はめちゃくちゃ熱い男でカッコよかったです!
軍物が大好きな父はものすごい喜んでいたので、そこが感情移入の差かなぁ、、と思いました。
とくに震電や高雄が活躍するのって、
最高のファンサービスらしいですね!
感情移入はできませんでしたが、
丁寧で粗がなく、楽しめた映画なので星4にします!
今度のゴジラは戦争のメタファー
過去のゴジラは原爆、水爆のメタファー。機龍のような一部の例外を除けば抗うことも許されない絶対暴力だった。
この違いが様々な効果を生んでいたような気がする。
まず、ゴジラと人間の距離感がとても近い。
遠目に眺めて恐慌に駆られるのではなく、より間近に迫り今にも咬みつかれるのではないか、踏み潰されるのではないかと想像できるような、説得力を伴った迫力がある。
それと同時に、抗う余地も残されている。
投下された爆弾に対して、地上の人間に逃げ隠れる以外のなすすべはないけれど、戦争に対しては行動を起こす余地がある。
そんな印象。
振り返ってみれば、この映画は戦争を否定するための戦争映画だったのかな、という感想になった。
そうしたテーマのためだろうか、大戦当時の国政や兵器設計について、作中人物による解釈としてではあるけれど、繰り返し念を押すように批判を入れてくるのが個人的には少し鼻についてしまったので、その分の星は減らしてある。
人間ドラマとしては、戦争に、ゴジラによって近しい人たちの命を奪われ、取り残された人間の悲哀が畳みかけるように展開されて、それが俳優陣とVFX双方の演技が高いレベルで噛み合い描かれるので、かなり没入できる。
それでも生きて、抗い、未来を築くのだ、という結論も明瞭に示され、爽快に視聴を終えられたのも良かった。
特撮映画のお約束とも言える兵器群も、SF的な未来感のある完全架空兵器ではなく、先の大戦を生き残った軍艦やペーパープランながら当時の設計となる兵器などによって固められ、リアリティの演出と感情移入の手助けになっていたように思う。
引っかかるところがなかったわけではないけれど、間違いなく楽しむことができた、良い映画だった。
最高!
音楽の使い方が秀逸
時代設定の勝利
太平洋戦争の焼け野原から復興途上にある東京に、ゴジラが出現し、破壊の限りを尽くす。しかし、アメリカ占領下で、武装解除された日本では、国家としてゴジラの脅威に立ち向かうことはできない。こうした時代設定のアイデアから、ストーリー展開や登場人物のキャラクター、戦闘シーンなど、この作品の全てが始まっているよう。結果的に見応えのある作品になり得たのは、時代設定の勝利と言っていいだろう。
冒頭、南海の孤島に現れたゴジラが、人間を咥えて放り投げるあたりから、今回のゴジラが凶暴で理不尽な存在として描かれることがわかり、恐ろしい。成長したゴジラが海中から現れる姿、そして銀座を破壊しつくす姿を見ると、人間の力が及ばないような絶望感すら感じさせる。そうした点だけでも、怪獣映画として成功しているのではないか。
ドラマ部分について賛否両論あるようだが、生き残ったことに負い目を感じて生きている元特攻隊員が、自らの戦争にケリを付けるためにゴジラに挑むという設定は、それなりに理解できるし、「命を粗末にするな」というメッセージは現代的でもある。そもそも娯楽映画なので、社会派ドラマを期待しているわけではないし、戦闘シーンとドラマ部分のバランスはいい具合だったと思う。
主演の「らんまん」コンビでは、神木隆之介が珍しく陰鬱な感じを出していて、面白い。他の役者陣も、ステレオタイプではあるが、まずまず。最近、年のせいか、子供の健気な姿を見るだけで涙もろくなってしまう。
あと特筆したいのは、音楽。ゴジラが暴れるシーンでの伊福部昭のテーマ曲に加えて、佐藤直紀のオリジナル楽曲が、重厚で格調高く、聴き応えがあった。
ラストカットは、次回作への伏線ということか?
怪獣パートが少ないという不満はちょっとありますが『ゴジラ 1984...
良かった!
白州
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