ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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山崎貴✕戦争✕ゴジラ
=山崎貴の戦争(を題材とした作品)はまだ終わっていないのだと…。"ALWAYS永遠の貴"でゴジラ作品というより山崎貴作品になってしまって"ゴジ泣き"なるか?という鑑賞前の心配は正直な話、実際見てみて全くの0(ゼロ)ではなかったけど、思ったよりも全然楽しめた。人間ドラマ・パートの退屈(タル)さなど、山崎貴作品らしい悪いダメなところはそのままだけど、肝心のゴジラ・パートがワクワク楽しめるものになっているから、ご都合主義もまだ愛でられるうち。設定は時代設定的にも妥当で、そのテーマとしての分かりやすさと普遍さみたいなものが嫌いじゃなかった、理に適ったプロットとキャラ設定。"生きて贖え"じゃなく"生きて抗え"、疑似家族を形成していくのも現代らしい。
CG・VFX頑張っていた。ゴジラのビジュアルに、海中からの熱線や対ゴジラ決着の付け方など、決めカットになるような格好良いカットも所々あって、楽しく面白く見ていられた。満足いく破壊シーン!スピルバーグ味もそこそこに『ジュラシック・ワールド(炎の王国)』『ジョーズ』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング(これは公開時期的にも偶然)』『ダンケルク』など他作品が頭を過る瞬間もあった。やっぱりJJ。そして、あのテーマソングが流れたら無条件で圧倒的高揚感に包まれる。『シンゴジ』における"背中ビーム(背ナビー)"のような、今回作り手が足した"+1"は見てのお楽しみ。あれ、フィギュアで再現してほしいし、なんなら海賊危機一髪みたいなゲームにもできそう。
神木くんは髪を切ると当時の人に見えてきた。浜辺美波は、『シン・仮面ライダー』と本作ですっかり特撮の人?やっぱり由緒正しき東宝シンデレラの系譜か。あと、始終演技のテンションが周囲より浮いていた佐々木蔵之介の暑苦しい演技(友人の言葉を借りるなら"ずっとウンコしたそうな顔")。普段はむしろスーツ背広着た官僚側のイメージのほうがあるのに体制に楯突く側の現場感。誰かが貧乏くじを引かなきゃいけねえんだよ!情報統制はこの国のお家芸だよ!白い歯も眩しい山田裕貴と山崎貴組常連・吉岡秀隆は安定。結局、ピンチを乗り越える胸熱くなるような展開は、"予期せぬ援軍"しかないね。他の何処でもなく此処日本で。
P.S. 予期せぬ早々の退場で途中から、とある出演者のファンは、MCU『エターナルズ』"マブリー"ことマ・ドンソクのファンのように、"無"になっているのではないかと心配した。『ゴジラ-2.0』いつですか?
ジリ貧
第一作目の衝撃再び
ゴジラはウルトラマンではない
最近のゴジラはモスラや宇宙から来た怪獣などと戦いますが、この頃のゴジラはそうではないです。
初回より昔のゴジラですからね。
そして最初から気の荒かったゴジラは、核実験の後、驚異的な怪獣に成長します。
そのスケールは桁違いの破壊力です。
軍隊がない当時、米軍も期待できない中でどうやってゴジラに対抗するのか。
その人間ドラマがとても良かったと思いますね。
主人公の敷島は、現代の設定であれば自衛隊員で、そうでなければ戦闘機に爆弾積んでゴジラに突っ込めません。
しかも突っ込む理由に苦しみますよね。何で命を捨ててまで突っ込むのか?
今回の設定は特攻くずれで本当なら死んでる人間、しかもゴジラにまつわる大きなトラウマを抱えて、自分が生きているのか死んでいるのかもわからない程悩んでいる。
死ぬ理由には事欠かないです。
一緒に暮らしているのは、三人とも血の繋がってない女性と子供、この設定も終戦時ならではです。
元々血が繋がっていないから未練はない。しかし、この血の繋がっていない子供が、彼を生へと引き戻す力となる。
この辺の物語も良かったですね。
そして、乗員の命など考えていなかった零戦を整備していた橘が、震電に脱出装置をつけていた。
そこが価値観が死から生へと転換した、即ち敷島の戦争が終わったという象徴になっていて感心しました。
私の中では、ゴジラ映画の最高峰と言える作品でした。
ゴジラが主役ではありません。人間ドラマです。
ゴジラが主役ではありませんね。人間ドラマでした。
浜辺美波さんも神木隆之介さんも死んだら評価-1.0にするところでしたが、ふたりとも生きていて良かったです。
山崎貴監督のVFXはさすが、ゴジラがすごい迫力でカッコよくて楽しめました。
安藤サクラさん、今年だけでもう5本の映画で拝見しました。大活躍ですね。
令和の画像と昭和の脚本
さすがの山崎監督、画像は非の打ち所なく綺麗で自然でした。令和のCGはやはり凄いですね。是非劇場で体験を!
さて、脚本です。昭和であればこの脚本は許されたと思いました。東京のど真ん中でゴジラの放射能波動による爆破&キノコ雲、相模湾沖で放射能を最大蓄積したゴジラが爆破されます。昭和であればコレでめでたしなんだろうけど、この後の放射能汚染どうなるんだろうと気になってしょうがなかったです。
浜辺美波はあの勢いで飛ばされたら絶対死んでるでしょう。百歩譲って無事だったとしても、浜辺の葬式からゴジラ退治までそこそこ日数あったにも関わらず、何故エンディング間際まで無事を知らせてこなかったのか?暫く記憶が戻らなかった等の言い訳設定があれば、「なら仕方ないね」と無理矢理納得するのですが。。。
最後に、まだゴジラは復活するくだりがありますが、もう要らなくないですか?次作のゴジラは別の世界線で良いと思うのですが。
怖いゴジラ
楽しめた
まず第一の感想は面白かったなぁ
でしたので、自分の周りにもオススメしていこうと思っているところです
宣伝でうたわれていた絶望感は思ってたほどでは無かったところがあったけれども、神木くん演じる主人公が背負ってしまったものと、しがらみに関しては、そういうのは重いよね、、という共感がずっしりとのしかかって映画の物語展開に主軸としていい感じで機能していた様に思った
上記のようなテーマが重いが故に、観終わっての後味はどこかジメついた雰囲気を引きずっての帰路となったけど、元々ハリウッド版のレジェンドゴジラ3部作が好きだったこともあり、バキバキに動くゴジラは好印象だったし何よりゴジラがカッコよかったのが最高でした
最後の展開としては途中で読めてしまったのでカタルシスまでは行かなかったけど、現代つくられたゴジラ作品としてはああいった幕引きもありかなと思いました
幸いIMAXで観ることができたので迫力ある重低音やゴジラの咆哮にしびれました
環境が近くにある人はぜひIMAXをオススメします
思った以上に良かった。
もっとエンターテイメント色が高い作品かと思っていたが、境遇などに負けず抗う、極限を掘り下げた人間の生き方が描かれていた。
最後はハッピーエンドに振り過ぎた感はあるものの、それが無ければ救いが無さすぎるとも思うので、悪いとは言えないと感じた。
不思議な映画
神木隆之介と浜辺美波の演技が酷い。
ストーリーも何百回と擦ったような内容。
だけど戦闘シーンは鳥肌が立つほど凄まじい。
構図、ビジュアル、臨場感
戦闘シーンはその全てが素晴らしく、お馴染みのテーマがが流れるラストのところなんかは周りから「うぉ〜」と声が上がったほど。
私も鳥肌が止まらなかった。
演技とストーリー0点。アクション120点。
こんな映画ほかにあるのだろうか?
終わってから頭が混乱してしばらく考えがまとまらずツレに
「凄かったけどなんなんだろうこの映画?って気持ちなんだけど分かる?」
と聞くと爆笑していた。
そんな映画でした。
日本政府にこそリアルなシミュレーションを❗️そういうメッセージかもしれませんね。
「大暴れ」を期待してはダメ。ゴジラの世界の人間ドラマが見たいならオススメ
2010年代ほどからのゴジラシリーズにおいて「新しいゴジラを見たい」という人はオススメ。
ハリウッドゴジラのような大暴れ。シン・ゴジラのような不気味かつ神々しい雰囲気を求めているなら、おそらく期待外れになる可能性が高い。
さらにゴジラをほとんど知らない。けど、ゴジラだから観ようかな?という人にもオススメできる。
いわば「面白い映画が見たいだけ!」という人には良作になると思う。
くさい演技……と言えばそれまでだが、とにかくメチャクチャ分かりやすく作ってあるともいえる。
ゼリフで全部言ってくれる。
視覚ですべて見せてくれているタイプの映画。
映画で出てくる各要素でも、詳しい人ならツッコミどころ満載の作品ともいえる。
これは言わば、「そこを指摘するのは野暮=頭空っぽで視て良いエンタメ作品」でもある。
大人から見れば、クサくても子供から見れば少し話が違うのがミソだ。
また、海外の人たち向けのオーバーリアクションと考える事もできるが、実際はどうなのか分からない。そこは山崎監督……ちょっと判断が難しい。
個人的な話だが、ゴジラには主に3種類ある。
あえて表記するなら2010代以降は「シン・ゴジラタイプ」「ハリウッドゴジラタイプ」「初期ゴジラタイプ」である。
これらの違いは以下の通り。
「シン・ゴジラタイプ」
ゴジラを災害や厄災として登場させている。なので、人間ドラマというよりは立ち向かう人々や組織を描いている。人類vsゴジラと言える。
「ハリウッドゴジラタイプ」
「vsゴジラシリーズ」と同じ。ゴジラをあくまでモンスターで力と破壊の象徴として登場させ、大暴れさせている。なので、人間ドラマは皆無というか、もはやいらない。
「初期ゴジラタイプ」
ゴジラという脅威が巻き起こす人間ドラマを描いたものだ。
一個人の感情にしっかりと焦点を当てて「人間vsゴジラ」を描いていると同時に「主人公vsゴジラ」こそ本命。
今作は「初期ゴジラタイプ」と言える。
ゴジラというモンスター、災厄。破壊の化身。どんな形であれ、人々の与える影響と立ち向かうドラマが描かれている。
成長などを含め、個々にドラマがあり、その中で1人に焦点を当てている作品だ。
元々初期ゴジラに近しいのを作ろうとしたという話をもあるので、当然ではあるが、結果的に近年における新しいゴジラになっていると思う。
九州飛行機 日本海軍 局地戦闘機「震電」の躍動に大感激。
私は旧日本軍の航空兵器が大好きなミリタリーフアン。九州飛行機 日本海軍 局地戦闘機「震電」が大空を飛翔する描写に大興奮。
かつて押井守アニメ作品に登場したものの実写の飛行シーンは史上初ではないか。
ストーリーには首をかしげる箇所もあるがそれを補って余りある山崎貴監督のVFX面目躍如と言った所。
・山田裕貴と子役は必要?
・神木隆之介なぜ生き残った?
・浜辺美波は不死身か?
・水爆もない戦時中になぜゴジラが存在しているのか?
・ジュラシック・ワールドのごとく人間を食い散らすのはゴジラのやることか?
・ゴジラの動きが速すぎて重厚感がない?
・「永遠の0」で零戦を魅せたから今度は「震電」?
普段は通常上映版と同料金の重震シアター(重低音×震動)版がなぜか200円上乗せに。
衝撃。星6。
ゴジラという作品の原点に戻った映画。
最近ではシンゴジラやハリウッド版を含め、過去のゴジラを、どう進化.昇華させるかに焦点を当てていた。
しかし今回は完全にその真逆
ゴジラは元来恐怖であり、戦後の日本人が産みだした
まさしく原爆と戦争の幻影。
本作はその恐怖を現代技術で120%投下している
登場するゴジラも元祖昭和ゴジラのサイズ感で
決して大きいゴジラでは無いはずなのに、その存在感は他作を遥かに圧倒している。
物語の舞台が戦後というのもいい。
戦後当時、こんなにも辛い時代があって、人の死が身近にあったと思うと、現代がいかに幸せな時代かを噛み締めずにはいられない
昔からゴジラが大好きで、30歳を過ぎても必ずゴジラ情報には耳が大きくなる俺にとって、このゴジラは衝撃だったし、ゴジラという映画作品の奥深さを再確認させてもらえた。
東宝と山崎監督に脱帽。
神
本作に怪獣ゴジラは登場しません。
本作に怪獣ゴジラは登場しません。ある意味で評価点とは別問題ではありますが、本作は戦争映画であり、あの終戦直後のリアルな日本人及び所謂復員兵の感覚を題材とした古臭い映画です。そう、戦争で死ねなかった、生き残ってしまったという無念の思いが見せた集団幻想こそゴジラのようなものの正体です。怪獣ゴジラは1秒だってスクリーンに登場せず、出てきたのは登場人物たちの妄想に付き合う形のサンドバック(あるいは死に場所)としてのイメージ映像です。
そもそも、戦後日本の復興期にゴジラを襲来させるなんて極めて悪趣味であり、壊すべきランドマークまたは戦うべき敵の設定も無く、それでいて面白さや感動などと言われても本当は困るわけです。あれが怪獣として機能するためには、あの混迷を極めた時代すら自分には不相応と感じる異常な感覚が必要となります。
私には、知識としてはあってもその感覚はもうありませんので、怪獣ゴジラの幻覚を見ることはできませんでした。
まあ、色々と言いましたが、単純に人間ドラマ多すぎ、ゴジラの背景不明すぎ&登場シーン少なすぎ、死者蘇生(笑)、黒い雨(笑)、永遠の0(笑)、緊急脱出装置(笑)、子役(笑)、反転術式(笑)、縄張り(笑)って感じです。
昼ゴジ、さいこー!
ハリウッド版の不満なとこは、夜に出てくるシーンが多いんだよ!「夜ゴジ」何やってんだかわかんないしさ。その点今回は冒頭から出し惜しみなしだし、明るい中でゴジラが暴れ回るのは、すごくいい!
それにキャスティングもいいよね。特に浜辺美波!シン仮面ライダーも出てたし、今回もいい味出してる!
だからこそ、
その典子が途中退場するのは「おおーこの退場は重いぞ」と評価高かった!
のに、
あのラストはー!街並み吹き飛ばすのに人間は助かるの?それは、ちょっと、、、
だから最後の敷島も、本当は特攻するつもりが、橘の仕掛けで助かり、パラシュートで降りながら涙する、くらいでよかったんだよ。
って感じでパーフェクト★5なのが、4.9に下がった。でもオーラスでお決まりの
ゴジラ復活の予感
って終わり方を見て少し考えた。何やってもゴジラ復活するのに、人間の方が命をかけるのもなあ、って。これでゴジラ完全抹殺できたなら、主要メンバーの死とも釣り合うのかもなあって。そう考えると一作目ゴジラはやっぱ偉大だな。
シンゴジラの後はやりにくいだろうし、どうだろうなあと思ったけど、がっちり「ゴジラ」してました!やっぱ、ゴジラは日本が作らなきゃダメだよね!
冒頭のストーリー展開、ゴジラでなくても成り立つくらい「グッと」きたなあ、
あ、銀座に橋爪功、いなかった?
ゴジラが主役であるべき
んーーーー。
ちょっと期待はずれだった。
ゴジラはカッコイイけど脇役的な扱いだし、人間が如何にして未知なる生物ゴジラを倒すのかに焦点を当てすぎな気がする。
その割にはストーリーも単純。久しぶりの日本版正統派ゴジラシリーズなのだから、もう少しエンタメに振っても良かったのでは??
ってのが感想。
ゴジラの立ち泳ぎ(可能ならばIMAXで)
二度目の鑑賞はIMAXで見ることができました。
一度目には多分もう見ないと思っていたこの作品ですが、IMAXで見るチャンスがあったので、再び鑑賞。前回より評価が上がりました。
よかったです!!!
今回、一番引っ掛かったのは、1500mの水深の海で、ゴジラが上半身を海上に出していること。立ち泳ぎでもしているのでしょうか。
〈追記〉
欲をいえば、安藤サクラさんがもう少し普通の演技をしてもらえればよかった。それから、子どもを扱うのであれば、是枝裕和さんや工藤将亮さんのようにじっくり時間をかけて撮れれば、子役の子ももっと魅力的な演技(?)ができたのではないかと思った。
〈最初のレビュー〉
結局、またかと・・・
「アイアンジャイアント」しかり、「インディペンデンスデイ」しかり、はたまた「アルマゲドン」しかり。結局またか、と思わせておいて・・・。
監督のメッセージはきちんと伝わりました!
「生きろ!」
特にメインテーマが流れてからの後半。よい!!
想像の5倍迫力ありました😅
近年見た映画で一番面白くありませんでした
近年見た映画で一番面白くありませんでした。
他の方のレビューを見ると高評価が多い印象ですが、こういう意見もあるという参考まで。
■悪かった点
・最後の展開やオチが、ほぼ想定通り。しかも早い段階で分かった。意外性は全く無い。
・ゴジラという子供も見る映画にしては、序盤のゴジラ登場シーンがやや過剰にグロい。強者感・恐怖を演出したかったにしても過剰。
・時代背景が戦後という事もあって序盤は暗くシリアスな雰囲気ですが、中終盤にかけて演出が軽く薄っぺらく感じた。また最後にゴジラを倒す手段が子供だましでシリアスさに欠ける。序盤と中終盤の差で違和感・ちぐはぐさを感じた。
・特に中終盤で「芝居がかった」というか「芝居臭い」シーンが多いと感じた。俳優というより演出が悪そう。
・序盤がシリアスなら最後までシリアスにすべき。ハリウッドや子供向けの軽いノリでいくなら、最初からそうした方が良いと感じた。
■良かった点
・CGはきれいです。
以上
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