ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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これまでゴジラ映画にハマらなかった人にこそ観てほしい!
ゴジラ生誕70周年、日本版映画の30作目だそうな。
多分20本以上観てますゴジラ映画。
で、その中で一番良かった!
序盤の戦後バラック小屋あたりは(私は何の映画観てるのかな?)と思うほどにゴジラ臭ゼロ。
擬似家族モノ、人間ドラマとして見応えありました。
(んなアホな、、)という展開はいくつかあったけどそもそもゴジラ自体が(んなアホな)とまでは言い切れないものの創造物なので許容範囲でしょう。
山崎貴監督にしか撮れないゴジラムービーの傑作。
そしてあのお馴染みのテーマ曲は昭和の町にこそ合うのよね。ゴジラが怖くてザワザワしてる気持ちに寄り添いつつもキターーーって叫びたくなる高揚感。
多分初期のゴジラシリーズが好きな人には賛否あるんでしょうけど、これまでのゴジラ映画に正直も一つハマらなかった人はおそらくイケます。満足できます。
スルーするつもりでしたが観て良かったです。
舞台を戦後日本にしたのが大成功
もしこれが現代を舞台にした脚本だったら、適当に渋谷やらスカイツリーが壊れて薄っぺらいストーリーになっていただろうな。
敗戦直後の日本を描いた作品は意外と観たことがなかったので、「生き残ってしまった市井の人々」の罪悪感や苦しさをしっかりと扱っていることが脚本の質を高めたと思うし、ゴジラの恐怖をさらに実感させることにもつながっていた。
敷島に命を賭すことを迫っているかのように思っていた橘が「生きろ」と脱出装置を取り付けてくれていたことに感動…
吉岡秀隆は何をやっても吉岡秀隆という感じではあるが、「日本は戦争で命を無駄にしすぎた」の演説部分は胸が熱くなった。
安心して観ていられる。
「低予算映画」と思えば面白い
神木隆之介の凄まじき
ゴジラ最高
まさかこんな作品とは・・・
公開日が11月3日、気にはなっていたが、忙しくてなかなか映画館まで足を運べず月日が流れ、これはレンタルか配信で見ることになるかなと思っていた。
12月に入り、仕事の合間スマフォで見ていたニュースサイトで、「ゴジラ-1.0、アメリカで大ヒット!」という記事が目に入った。意外だった。ハリウッド版GODZILLAを見慣れている彼等が、日本(東宝)のゴジラに何を観たのだろうか? 俄然興味が湧き、やっと余裕が出来た休日、近くのショッピングモールにある映画館へ足を運んだ。チケットを買い、時間があったのでショップで腕時計の電池交換を依頼して開演を待つ。
奇しくもその日は12月8日、82年前日本がアメリカに無謀な喧嘩を売り、アメリカが日本を最も憎悪した日。タイトルから察するに、おそらくこれはゴジラ第1作(昭和29年)のリメイクだろうなと勝手に想像していた。
前回映画館で見たGODZILLAは、アメリカ出身巨大ゴリラとのデスマッチ、缶ビール片手にとても楽しめた。でも今回は車で来ているのでビールは禁止。でもそれが、結果的に正解だった。酔っ払って見ていたら、自分は人目はばからず号泣していたかもしれない。素面でも所々涙をこらえるのに大変だった。終盤もうこれはだめかな、と半ば諦めていて、そしてあの幕引き。こらえきれず落涙。終演と同時に慌てて外に出て、トイレの個室に入り涙を拭いて・・・。
書評(レビュー)の中に、劇中の子供が孫と重なって涙したという、60歳過ぎの男性の記述があった。自分だけじゃ無かったなぁと、一安心(笑)。また、どこかのホームページで役者さん達の最も心に残る台詞を教えて下さい、というアンケートがあった。何だろうと思いながら、心に一番最初に浮かんだのは台詞では無く慟哭だった。敷島(神木隆之介)さんが、黒い雨に打たれながら吐き出す深い悲しみと激しい憎悪。
帰り際に買ったパンフレットを読んで知りました。「永遠の0」を創ったあの監督さんだったんですね。主人公が特攻隊の生き残り、敷島さん。そして2度目の鑑賞で気付いたもう一人、大和の水上特攻作戦生き残り、雪風元艦長。史実とは無縁の空想娯楽作品だからこその、あの幕引き。あの終わり方で無ければ、再び私は映画館に足を向けることは無かった。
「現実世界はもっと残酷で非情な一面がある。だからせめて、物語(フィクション)くらいはハッピーエンドで終わらせて欲しい。それが例え荒唐無稽な物語でも、魂と心に、光と温もりを灯して帰れる。」
今この書評(レビュー)を書いているのは二度目の鑑賞を終えた時。小説も入手しました。
また再び映画館に足を運ぶと思います。橘さん、艇長、学者、小僧、その他大勢の役者さん達がスクリーンに描き出している灯火を、また汲み取りに行きたいと思っています。
この作品に携わった全ての方々に感謝と労いの言葉を、この場を借りて申し上げます。
ありがとうございました。お疲れ様でした。
ゴジラの居る世界への恐怖感と感動的なヒューマンストーリー
4DXの大きな可能性を示す!!
このゴジラ-1.0を観て、多くの人が感動し、心震わせ、「良かった」「楽しかった」と思い、
夫婦で、恋人と、友人と、そしてネットで語り合い、喜びや、怒りや、涙を共有している。
いい映画というものは、人生を変え、新しい思いを人に与える。
私も同様に感動した。
単純にアクション娯楽として捉えていた気持ちが、あっという間に変えられた。
ヒューマンストーリーとしての素晴らしさ、丁寧さに、
「これは、今までのゴジラ映画じゃないな」と思わされ、
それ故に最初は”ゴジラ”というフィクションの存在に若干の違和感を感じていたが、
それが、”ゴジラ”の居る世界、この映画の世界観に取り込まれ、違和感はいつの間にか消えていた。
そして、ゴジラ映画で初めてゴジラを憎いと思い、「ゴジラを倒せ」と、人々を応援している自分がいた。
60歳にもなろうという人間が、ここまで映画の世界観に入って感動する、気持ちを動かされる。稀有な映画だ!
我々の世代の前の世代、父母の世代は、白黒の最初のゴジラを観て、山からニュッとカヲを出すゴジラに、本当に怯えたそうだ。
本人からもそんな話を聞き、「はぁ~そんなもんかな」と思っていたが、
このゴジラ-1.0は、今の多種多様なコンテンツを観続けている我々にも、同じような衝撃を与えてくれるのかもしれない。
「ロシア、中国、朝鮮、韓国といった、軍事力を持って他国の領土を奪おうとする国々が身近に存在する現状・・・
死ぬための戦いではなく、生きるための戦いができるような軍事力は必要なのか・・」
「核兵器によって完膚なきまでの敗戦を迎えた日本が、核アレルギーを払拭して、現実と向き合うことが必要な時期か」
「かつて、麻薬によって国が傾いた歴史を持つ国々にとって、麻薬使用は重罪であり、国民の倫理感情的にも非常に悪いことと
されている。
しかし、麻薬を政治戦略的な、他国を堕とすための物資として活用してきた国々にとっては、麻薬は自分たちでコントロールできるものであり、それ故社会的にも寛容だ。
だから、日本にとっては核は忌避すべきもの。驚くべきことに、放射能による被害者に対しても、多くの日本人は忌避感を持ってしまう。それは、国が滅ぼされかけた、核への根本的な恐れなのか。弱さとは、残虐でおろかで、惨めな側面を持つ。」
など、ゴジラを観ながら、多くのことを考えてしまう。いい映画とは、色々なことに思いを馳せさせ、考えさせる・・・
実際、私はクリストファー・リーブのスーパーマンを観て、勉強しよう!体を鍛えよう!と思い(笑)、それは、今でも私の人生にプラスとなっている!
ともあれ、多くの人がすでにこの映画の素晴らしさを語るコメントを残しているので、
意外とコメントされていない点を一つ。
これは4DXの可能性を示した映画でもある。ということ!
映画館で4DXで上映される映画は、概ねアクション映画である。
それ故4DXはアトラクション娯楽要素で語られることが多い。
よって、私も「是非映画館で!」というメッセージを持つこのゴジラ-1.0をIMAXで観たが、体感という意味も込めて4DXでも観た。
そして、遊園地の体が揺れて面白~~い!ということとは全く別の効果を、4DXがもたらすことを知ることとなった。
人は、平衡感覚でも感動を得る!
-海原を、木造船が、波に揺られながら進んでいく。
このシーンでは、最新の4DXが、実に微妙な揺れで座席を動かす。(微妙というのは、実にいい意味で揺れすぎず、臨場感を与える)
IMAXでは感じなかった、ゴジラに挑むにはなんとも心もとない、古びた木造船の、勇気を感じさせる。
-ゴジラが尾を振ると、軽い水しぶき。
これを言葉で聞くと、単に面白いアトラクションだが、実際に映画のその場面で水しぶきを浴びると
ゴジラの圧倒的な、有無を言わせず人を殺していく暴力、存在を、より強烈に感じる。
正直言って、何なら「鉄道員(ぽっぽや)」も4DXで観てみたい。「ショーシャンクの空に」を4DXで観たら、どう感じてしまうのだろう!
純文学的、落ち着いた、アクションシーンのない映画でも4DXは有用です。
もし、あなたがこのゴジラ-1.0をまだ4DXでは観ておらず、4DX上映をしている映画館がまだあるなら、ぜひ試してみることをおすすめします。
きっと、新しい感動を体験すること、請け合いです。
日本映画がやっと
30年遅い
ゴジラもコナンくんも、子供が笑顔で劇場を後にしてくれれば、作品として大成功なので、大人がとやかく言う必要はないと思っているので個人的には星2・5だか真の評価は子供たちに委ねたいと思う。
90年代平成ガメラ3部作が公開され、ゴジラも今後この路線で行くのだろうと思っていたが、行くどころか完全無視で、相も変わらずのゴジラVSを造り続ける東宝に、頭大丈夫か?と思った人は自分以外にも多いのではないか。
前作シン・ゴジラ(面白かったが、映画としては全く評価出来ない)は、かなり振り切った内容だった為なのか、本作は原点回帰の中身になっているが、なぜこういうテイストの作品を30年前に作らなかったのか?
今の状況は、周回遅れのランナーをみて一位、一位と騒いでる様に見える。今さらである。
最後に、会話のシーンで常に複数の人物を画面に入れ、アップも切り返しもあまり無い為、この監督は演技に興味はなく役者に丸投げなんだなと思ったが、子役の女の子にも同じ演出を使うのは如何なものか。
カットを割るなり、アップを撮るなりいくらでもやりようがあるだろうに。
ゴジラを恐く撮る前に、子役の女の子を可愛く撮れよ、こういう所が本当にダメだと思う。
これが周年記念作品。
リアリティ→VFX90点、ドラマ30点
ゴジラの造作や街並みはさすが山崎貴監督。
ただ、せりふ回しやアクション、伏線の表現などは残念に思いました。前評判が高かっただけに自分の中でハードルを挙げてしまったのかな。
例えば浜辺のセリフ、あの時代の男と女の認識と役の設定からすれば神木に対しては敬語ではないのかな?
脱出装置もバレバレで興ざめた。見終わった後に、そういえば座席を見てたなぁ、なるほど。くらいがいいんだけどね。
さらにゴジラに突っ込むくだり、まだまだ攻撃して上方に離脱できるタイミングでみんなして神木のことを心配したりして、最初から自爆を知っていたよう。
さらにさらにゴジラがどうなったのかほっといて神木の安否とパラシュートで大歓声。
で、なぜか爆発したゴジラに敬礼、原作に意味が書いてあるらしいけど全く伝わらない。
爆発の後にパラシュートなんじゃないの?
そうすりゃ神木への敬礼ともとれるし。
あと、漁船群と駆逐艦があっという間にロープで結ばれちゃったりして。洋上であの作業は結構大変だと思うんだけどね。
最後に駆逐艦の側面にアルファベットで艦名が書いてあったけど史実なのかな?
知っている方教えてください。
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