劇場公開日 2023年11月3日

「本作の監督にかかるプレッシャーは想像を絶する」ゴジラ-1.0 えすけんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5本作の監督にかかるプレッシャーは想像を絶する

2025年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

カワイイ

焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。ゴジラ七〇周年記念作品となる本作『ゴジラ −1.0』で監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。絶望の象徴が、いま令和に甦る(公式サイトより)。

米アカデミー賞をはじめ数々の賞を総なめにした作品。その存在自体に人間の業が詰まっている絶対的な悪ゴジラ(ゴジラはもともと人間が生み出した核兵器による副産物)が、戦後間もない、文字通りマイナスからスタートしている日本を襲うストーリー。作中、学者(野田/吉岡秀隆)の「これまでの日本は命を粗末にしすぎてきた」という科白が本作の明確なテーマ。小難しい底糸や思索めいた裏テーマはない。

そもそも、日本娯楽映画の世界的アイコンともいえる「ゴジラ」を撮ること自体に相当な重圧がかかると思うが、本作の7年前に公開された「シン・ゴジラ」もまた空前の大ヒットだっただけに、その続編でもある本作の監督にかかるプレッシャーは想像を絶する。

どこか過大な演技は、70周年記念作品に位置付けられていることを受けた、昭和の過去作品へのオマージュな気もするが、少し鼻につく。明子はものすごくかわいい。

えすけん
かせさんさんのコメント
2025年5月18日

完全同意です。

かせさん
kazu-kさんのコメント
2025年4月28日

シン・ゴジラの続編ではないでしょう。私はシン・ゴジラは俳優さんの無駄遣いとしか思えなかったし、何だか庵野映画独特の、あぁ〜ってガッカリ感しか思えなかった。北米や他国ではサッパリだったのが頷ける内容だと思いました。あれゴジラじゃなくてよくない?第4、5形態あるみたいだけど。
本来のゴジラが何故生まれたのかがちっとも表されていない。がっかりした。

kazu-k
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