「何度も色々な人の手で映像化されてきたゴジラ。この作品では登場人物の生活感をリアルに描き出し、怪獣映画でありながら見応え充分の人間ドラマでもありました。力作です。」ゴジラ-1.0 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
何度も色々な人の手で映像化されてきたゴジラ。この作品では登場人物の生活感をリアルに描き出し、怪獣映画でありながら見応え充分の人間ドラマでもありました。力作です。
またゴジラが映画にと聞いたときには、正直なところ
「今更どんなゴジラ映画を作るの?」 との猜疑心が
心の内にあったと思います。・_・; ゴメンナサイ
けれど 折角の日本製ゴジラなのだから観てみましょうかと
過度な期待はしないで(失礼)観に行くことにしました。
作品の予備知識はほとんどありません。どんなお話でしょう。
さあ鑑賞開始。んで…
鑑賞終了。
あっ という間の120分でした。 拍手。パチパチ
脚本も良かった(好み)、特殊撮影も素晴らしい(綺麗)
そして登場する俳優さんの演技。熱演・好演。おぅ
それらが全て合わさって、納得感と共感度がMAXの作品に
仕上がっていました。面白かった・_・ 。
第二次大戦末期の時代お話が始まり、そして戦後へ。
ほぼその数年間の時代で話が進んだのにはびっくりです。・_・
そして、ゴジラといえば自衛隊…ではなく(この時点でまだ無い!)
米軍から返してもらった旧日本海軍の軍艦(しかも武装が無い!)
倒しに行くのは元軍人、現在は民間人の有志(の勇士)
話が進むにつれて、気分が上がりました。萌えました。
奇をてらった兵器とかが出てこなかったのも好印象です。
(スーパー×とか) ← …あ 伏字になってない ^_ ^;
人の叡知と力を集めてゴジラに立ち向かい、これを倒す。
その過程の描写が、不自然さ無く描かれていました。
ゴジラの王道を行く作品かと。 拍手 ☆\^-^/☆
観て良かった。満足です。
もっと早く観に行けば良かった。
それにしても
登場する人物にここまで「生活感」を感じられたゴジラ作品って
初めて観たような気がします。・_・ ハイ
◇あれこれ
■オマージュ(かな?)
・泡に包まれるゴジラ(ゴジラ)
といえばやはり、オキシジェンデストロイヤー ですよね
・破壊される日劇(ゴジラ)
最後まで中継を続けるアナウンサー。(涙)
・ゴジラ頭上の戦闘機
ギガントの上を飛ぶファルコ。大小の対比が見事。(未来少年コナン)
・東京の街並み
茶川先生が住んでいそう …あっ 似た人発見 (三丁目の夕日)
もっとあったような気もします。
■口から吐きます
炎とか光線・熱線とか。口からを吐くモノって
色々あるなぁ と思い、思いつくままにつれづれと。
・ゴジラ(歴代のゴジラ様)
作品によって、吐くのが炎だったり放射能だったり。
今作では「熱線」?だったでしょうか。
・デビルマン(漫画のほう)
美樹を殺した人間たちに向かって吐く怒りの炎。…哀しい
涙なくして読めません…。(涙)
・巨神兵(ナウシカ)
2発目の発射に失敗し炎上。さっさとやらぬかバケモノ と毒づ
かれながらクシャナ殿下のために頑張ったのですが。(涙)
・アラレちゃん(Drスランプ)
ご存じ「ンちゃ砲」。 …えっ 違います? 駄目か
・波動砲(宇宙戦艦ヤマト)
口からじゃないし生物でもないけれど、充填から発射までの
一連の動きや光線の進む表現など、似ている気が。
・ジェノザウラー(ゾイド)
荷電粒子砲を放つ一連の動作。姿勢を一直線に伸ばして標的に
狙いを合わせる動きに「一種の様式美」があって好きでした。
◇最後に
ゴジラの細胞が復活中のようなエンディングでした きゃー
まさか続編のフリ? うーん。観たくないような…。
もし出来るとしたら、タイトルは
「ゴジラ -2.0」? もしくは
「ゴジラ -1.1」?
観たくないと言いながら、出来たら観に行きそう…
◇最後の最後
あの爆風に吹き飛ばされながら、生きていた典子(浜辺美波)。
切ないエンディングも覚悟してましたが生きてて良かった。
☆その逞しい生命力に拍手。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
コメントありがとうございます。
マシュマロマンもやっていることは同じなのに(笑)、断然ゴジラの方が怖かったです。
もりのいぶきさんのレビュー面白いです!
こちらのレビューでは、まさかの「ンちゃ砲」で笑いました。
あと …「あの爆風に吹き飛ばされながら、生きていた典子」…同感~。私は神木君を突き飛ばしてないで、一緒に建物脇に逃げればいいのになどと思っちゃいました(*^^*)
もりのいぶきさん、わざわざお立ち寄りくださりありがとうございました。
わー、私も同じこと思いました。奇をてらわず、人の命を軽んじた結果の無駄な死に対して、やはり声を上げてくれたことに胸がスーッとしました。
可愛らいレビューでした(^。^)
チュドーーーーン!!!
私も巨神兵感じました^ ^
舞台を戦後にしたのが勝因でしょうか。降り掛かるどうしようもない困難の数々。。心折れそうでも、術が無くても、、
それでも生き残った者は「生きろ!」
強いメッセージを受け取りました。
みかずきです
時代設定を終戦直後にしたことが勝因だと思います。そんな時代設定に追い打ちをかけるようにゴジラを出現させ、二重苦の状態を作り、それでもなお、日本の未来を切り拓くために、生き抜くために、知力を尽くしてゴジラに挑んでいく人々の姿を描いていました。
感動的で、生きる勇気を貰えました。
12月1日から公開された全米でもヒットしているようです。
続編を予感させるラストでしたが、本作を越えるような続編が観られることを期待しています。
ー以上ー