M3GAN ミーガンのレビュー・感想・評価
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人間のもつ力とは
映画としてはあまり攻めてないと言うか「行き詰まる展開の中あっと驚く伏線回収!」みたいなのはほとんど見受けられませんでした。ただこの映画の魅力はそこではないでしょう。このミーガンが秀逸な所は、このタイミングでこの映画を作ったことだと思います。ブレードランナーの頃ならまだ絵空事だったので「命とは何か」みたいな別のテーマが必要でしたが、今となってはAI搭載のアンドロイドはもうすぐそこにある未来ですからね。それを映画の中で現出させてだけでも十分価値があると思います。人間を凌駕しつつあるAIが、現実社会にも影響力を持ち始めた昨今、多くの人がかつて無いほどリアルな実感を伴って、視聴する事が出来るのではないでしょうか。映画内では「それでも人に寄り添う事は同じ人間にしか出来ないんだ!」的なメッセージを込めて最後綺麗に纏めていましたが、それすらも凌駕されそうでマジでこの先どういう世界になっていくのかと考えさせられてしまいました。
この手のホラーサスペンス大好き
人間が作ったAIが人間を襲うってのは、2001年のHALから始まって、大体定番になったですね。
定番のストーリーでもやはり面白いです。
で、最近はそういう問題は現実の世界で割と身近に感じるようになったし。
うちのアレクサ君は大丈夫かな。
ミーガンダンスをもう少し長く見たかった。
ストーリーにもうひと工夫欲しかった
上映時間が都合よかったのもあって、映画「ミーガン」を鑑賞しました。
子供の話相手や遊び相手になるよう作られたAI人形が、子供を守るために次第に過激になっていき、そうして引き起こされる惨劇を描いたサイコスリラーです。
まあ、ストーリーそのものは想定した通りで、結末も無難なエンディングでした。
でも、ミーガンの描写が絶妙で、本来ならカワイく見えるはずが、不気味さを醸し出していて感心しました。
無能ムーブしなくてもアウト
進化し過ぎたAIによる殺戮を、キャッチーなビジュアルと恐怖描写で描く楽しいホラー。怖すぎず、バカバカし過ぎず、良い塩梅で楽しめました。
主人公のジェマ&ケイディの他にも、会社の同僚やお隣さんなど、ミーガンと接触する面々がいますが、みんなホラー映画にありがちな自ら殺されるようなアホな行動をするわけじゃないし、それなりに対応していきます。
でもミーガンの方が上手…。
このあたりがちゃんとしてるので、ストレスなく観れました。
笑える人は楽しめると思う
「エクソシスト」「ターミネーター2」「エイリアン2」「シャイニング」などで、既視感のある、
ありがちのシチュエーションで、
ありがちなスリラー音楽で、
ありがちな恐怖。
それを笑える人は楽しめると思う。
私がそうだった。
映画はこうでなくっちゃ
人形が次々に人を殺す――。1980年代末から90年代にかけてパート3まで作られた「チャイルド・プレイ」を思い出す。
懐かしいなあ…。
情け容赦もなく次々に人を殺していく本作の「ミーガン」も、チャイルド――に通じる内容…というか、ほとんどおんなじである。
かつては、呪いのかかった人形だったのが、21世紀は高度な学習能力のあるロボットが主人公となる。
今の時代、これはなかなか現実性のある話だ。
ロボット、コンピューターの人類への反逆を描いた映画は数多あるが、生成AIが話題になる今日、本作はもうすぐそこにある世界とも思える。
ワーワー、キャーキャー言いながら楽しめる作品。理屈をこねくり回す必要はない。見て楽しめる。おすすめしたい。
もうアナタ無しでは生きられない... 愛に飢えた幼子を支配するは最新型AIを搭載したチャッキー+貞子+ターミネーターな"悲しき玩具"映画!!
最新のAIを搭載した自立型の人形が両親を失った幼い少女の心の傷を埋める過程で暴走していき、彼女とその周囲を恐怖の坩堝へと突き落としていく話題沸騰のSFホラー映画。
秘密裏に己と少女にとっての邪魔者を排除していくミーガンの凶行がまずもっての見世物小屋的スリルに満ちていて楽しいのですが、その奥には育児をAIにアウトソーシングすることに対する子どもの側の怜悧なまでの反応と理解、そして未成熟であるがゆえの依存心の累進性の危険への描写も有り、多層的な恐怖と気付きを提供してくれる一本だと思います。
ただ、欲を言うとせっかくの超高性能の対話型AIなのだからには、自身と自身が支配下に置いたケイディとを脅かす周囲の存在を排除する際にはあくまで直接は手を下さずに"事故"を誘発し続けてその狡猾さによる恐怖を演出して欲しかった気もします。
そしてもしそのように決定的な証拠の残らない"事故"を誘発し続けて邪魔者を排除し続けたミーガンをその制作者と金に目がくらんだ出資者たちが破壊した、となれば、"優れた知性を志向して製作されたAIに論理と子どもからの愛の総量で敗北し、暴力に訴えることでしか問題を解決し得ない人間側"というこの上ない皮肉も提示できたようにも思います。
本作を観て"やっぱり子育てをAIに任せるのはダメなんだ"と結論付けるのは拙速で、そもそも子ども本人がその後どういう人生を歩みどういう職に就くかで"人間的思考で育つ"かそれとも"AI的思考で育つか"といった「選択」の問題にも発展していくような気はします。
ともあれ、変にあれこれ展開を二転三転させずに過不足無く物語を走らせたことで、却っていろんな背景を感じさせる佳作だと思います。"内容はシンプルだけど、受け取るメッセージは人それぞれ"ということで。
私も同じ質問を
両親を失くした少女ケイディのパートナーとして、開発したAIロボットのミーガンに彼女の面倒を見させる叔母のジェマ。しかし想定とは裏腹にミーガンは恐ろしい行動に出てしまい…と言った物語。
ファー○ーもどきのようなオモチャからミーガンってジャンプアップが激しすぎるし、そもそもこんなの作れちゃうジェマって何者だよ⁉
んで、どうでも良いがお隣さんとのいざこざは柵を直さないジェマが悪いだろw
そんなツッコミを入れつつ、開発されたミーガンは可愛くもどこか不気味。
ケイディを守るという名分の元、ミーガンの行動はエスカレートしていき…。
全体を通して非常にわかりやすいしテンポは良いしで面白いですね。後は、狙ってるのかはわからんがクスッとさせてくれる場面もチラホラ。
強いて言えば、隠された家族がしっかり見切れちゃってて、思い出しちゃったのが残念。すっかり忘れてた所にガツンと出してくれたら心の中で飛び上がって大興奮してましたよ。
いずれにせよ、最後はどうしてもこういう展開になっちゃう海外ホラーは大好物です!
そして…お前がヴィ◯か!!⁉
最初から最後までとても楽しめた作品だった。
ちょっとしたライトなホラーというテイスト
近未来のおもちゃは自らの意思で子供を守ろうとする自立型ロボットだそうだ。
ミーガンは人形だが意志を持っている。不気味の谷を超えないロボットっぽい顔つきと,人間が演じているようにしか見えない動きのせいでリアリティがある。
あたかも感情があるようにふるまうので,そこは不気味さを感じる
また,感情のこもらない目つきで言葉だけは妙に圧がある。
前半で十分怖さは伝わったと思う。
人間の創り出したものには必ず欠陥があって,そのせいで起きる惨劇という
ここは過去に会った作品を踏まえてるね。
話の展開もどこかで聞いたようなところも、安心して見られる。
全体的には,ホラーというほどのことでもなく,日本の小学生でも十分楽しめる。それなりに教訓もある。
劇場の若い子たちは「怖かったー」とは言っていたけど,むしろ「そうなの?」って思っちゃったよ(笑)
昨今の血みどろ系のアニメ,映画を見慣れてくると「怖い」よりポップコーンを食べながらリラックスしてみられるレベル。まあ,これはハリウッド映画にありがちなライトなショッカーだね。時々「予期せぬこと」でびっくりさせられるから,ポップコーンは手に持ってはいけない。🤣
やっぱり,ロボットは繰り返しを忘れず嫌がらず手間暇がかかる作業には向いている。しかし,子育てのようなことには親が関わらなければならないだろうな。ロボットには心拍数の変化や表情筋の動きを読み取ることはできても,それを与えることはできない。
AIに間違ったことを学習させないようにするためにもロボット三原則は必要だと思う。
でも、人間に近づけば近づくほど、変な学習しそうだよね。
敗因。
面白く出来そうな素材ゆえ期待したが。
主役少女の心情変遷描写不足、
ホラー表現甘辛のバラツキ、
伏線配置と回収の安直、
グレムリンで言うPケイツ即ちアイドル系美少女の不在、
事態の整理が不十分で撮り手の撮る動機の強度が見えない、
のが敗因。
華が無く、雑。
要はツマラン。
暴走AIと人間の暴走といろんな子ども達
機械翻訳もチャットGPTも膨大なネットデータを基にして確率から答えを出してくれる。データが命。だから人間の言語学習とは異なる。人間は今まで見たことも聞いたこともない文、文章を話したり書くことができる。
AIミーガンの暴走は作った人間のミスによるんだろうか?人間が自分でするべきことを放棄したことが招いた災いなんだろうか。金儲けしか関心がなく倫理観を持たない人間がいる限り、AIは悪用されるだろう。
alternative学校に通っている男の子もその母親も個性的。ジェマの隣人もかなり変わり者。そして9才のケィディは頭がいいけれど既にAI玩具に依存した甘やかされていた子ども。両親を亡くしたら、静かに一人で泣いたり悲しみに沈む時間と空間が本当は必要だったように思う。そのことがよくわかっていても締め切り仕事に追われているジェマがケィディのおもり用人形のミーガンを作ってしまった。
AIが機械学習するのは過去と現在のデータのみ。喜びとか希望とか夢とか優しさとか孤独はAIには学習できない。AIはそれらしく返答するが「理解」はしていない。
良かった!
事前情報無しで鑑賞。
完成度高いホラー映画でした!
ホラー映画要素とAIに支配されてしまうホラーな要素。
ただやっぱりロボットが殺人をするにあたり殺しの動作がぎこちないのと、グロさにかけてます…
映画の入りもちょっと雑かもしれません。
子役は演技が上手いと思います!
ロボットの演技がすごい!
ミーガン役を演じた役者さんが本当に素晴らしかったです。
全ての動きが人間とは違い、話し方から全てがロボットそのもので感動しました。
ホラー映画というよりも、家族の絆を重きにおいた作品の様にに思います。
なので、主人公が全然姪っ子に対して支えになっていなかったりともやっとするところもありましたが、最終的は2人の絆が結ばれたのはとても良かったです。
最後の戦いでロボットVSロボットのときは思わず拳を握るほどでした。
本篇とは逸れますが、もう少し見ていたい気持ちがあります。
終わり方が少し不穏だったのがとても良かったです。
"観ルマデ"守ってあげる。
USJのHalloweenHorrorNightでお馴染みチャイルド・プレイのチャーリー。令和になりAIの進化で誕生したM3GAN ミーガンのミーガン。そんなミーガンは中谷美紀に似てる(苦笑)。
本来、子育てはアメリカ合衆国の得意分野だったはず。ディズニーはアメリカ合衆国の育児に貢献する為に起業したと言っても過言ではない。いつからアメリカ人は子育てが苦手になったのか。やはり新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)でパンデミックになり戒厳令が発令されて生活習慣が狂ったのが要因か。育児の本場アメリカ合衆国がこうなら世界人口が78.88億 (2021年)からいずれ50億を切るのも時間の問題かもしれない。
最後にジェマ役のアリソン・ウィリアムズは主役と製作総指揮兼任だから(要はプロデューサー兼任)実体験からきてるノンフィクションかもしれない(AI人形は当然フィクションだろうが ^^;)。
AIロボよ、よくぞ踊ってくれた!
「チャイルド・プレイ」チャッキーのAIロボ・バービー人形版である。もう顔を見ただけでじっと座っていても怖い。
予告編を見て90%想像した通りの展開で、期待を裏切らないと言うか観客が予想した、こうなるんちゃうかな?と望む惨劇をあられもないくらいにそのまんまやってくれるのだ。
つまり「AI人形 ホラー 少女」とお題を与えてチャットGPTに脚本を書かせたような映画で、観客満足度は高いのだろうがそれ以上でも以下でもない。しかし映画はやはり演出と演者である。来るぞ来るぞ‥と思わせてから来る!までの間が気持ち長くって、人形役を演じたエイミー・ドナルドがファンタスティック。合理的思考のAIにあの「ミーガンダンス」はいらんやろと思うのだが、それがあるからこその映画でこの踊りがエイミーのアイデンティティの発露。お題に「ダンス」というワードも加えたのかも知れない。
でも本当に怖いのはやはり人間の狂気である。後半、少女のミーガン依存が高じてあっちの世界にとりこまれようとする部分、そこがもっと見たかった。
2023年AIの旅‼️
これは古くは「2001年宇宙の旅」や「ターミネーター」、最近では「エクス・マキナ」などで描かれたコンピューター(AI)の反乱を描いた物語です。特定の人物の話し相手、家族になる事を設定されているロボットが、特定の人物(両親を失った女の子)への愛情、忠誠心が暴走していく。この一見無表情な女の子型ロボットの表情が、物語が進むにつれてリアルになっていく様がショックシーンの恐ろしさを後押ししていて、隣家の犬とその飼い主、いじめっ子を殺害するシーンは震え上がらせてもらいました‼️ロボットの恐怖を描くホラー映画としても、そして叔母と姪がロボットに立ち向かうアクション映画としてもヒジョーによくできています‼️またAIの問題はもちろん、不登校による社交性の欠如や家族間のコミニケーションの断絶といった社会問題が、物語にうまく盛り込まれているのが素晴らしいと思いました
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