「ケイディの方が手に負えない感」M3GAN ミーガン ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
ケイディの方が手に負えない感
ジェームズ・ワン×ブラムハウスにマリグナントの脚本家ということで期待していたわけだが、予想外の展開がない上に演出も大人しめの肩透かし感。チャッキー・ミーツ・ターミーネーターに加え、個人的には冒頭の擬似CMやテストでの暴走・爆発など、ロボコップを想起したけど、まあ、バーホーベン的なエグ味や悪趣味な笑いがもっとほしいわけで。
PG12なので、クソガキが耳をちぎられて事故死するぐらいで、隣の犬ちゃんがどうなったかなど、悲惨なシーンはあまりない。ミーガンダンスも予告編程度にしか披露しないし(これってどこでバズってたの?)。終盤、ケイディとジェマの間に愛情が芽生えたとも特に感じられなかったし、ミーガンが頑なにケイディに忠実であるがゆえの悲哀を描くとか、もっとやりようがあったのでは。
決定している続編は、今回は小ネタにしか使われなかったコピーされたプログラムがライバル会社に渡って、という展開かな…。
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