「ちょっとしたライトなホラーというテイスト」M3GAN ミーガン じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっとしたライトなホラーというテイスト
近未来のおもちゃは自らの意思で子供を守ろうとする自立型ロボットだそうだ。
ミーガンは人形だが意志を持っている。不気味の谷を超えないロボットっぽい顔つきと,人間が演じているようにしか見えない動きのせいでリアリティがある。
あたかも感情があるようにふるまうので,そこは不気味さを感じる
また,感情のこもらない目つきで言葉だけは妙に圧がある。
前半で十分怖さは伝わったと思う。
人間の創り出したものには必ず欠陥があって,そのせいで起きる惨劇という
ここは過去に会った作品を踏まえてるね。
話の展開もどこかで聞いたようなところも、安心して見られる。
全体的には,ホラーというほどのことでもなく,日本の小学生でも十分楽しめる。それなりに教訓もある。
劇場の若い子たちは「怖かったー」とは言っていたけど,むしろ「そうなの?」って思っちゃったよ(笑)
昨今の血みどろ系のアニメ,映画を見慣れてくると「怖い」よりポップコーンを食べながらリラックスしてみられるレベル。まあ,これはハリウッド映画にありがちなライトなショッカーだね。時々「予期せぬこと」でびっくりさせられるから,ポップコーンは手に持ってはいけない。🤣
やっぱり,ロボットは繰り返しを忘れず嫌がらず手間暇がかかる作業には向いている。しかし,子育てのようなことには親が関わらなければならないだろうな。ロボットには心拍数の変化や表情筋の動きを読み取ることはできても,それを与えることはできない。
AIに間違ったことを学習させないようにするためにもロボット三原則は必要だと思う。
でも、人間に近づけば近づくほど、変な学習しそうだよね。