ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのレビュー・感想・評価
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2作目だからってあなどれない面白さ
阪元裕吾監督の最新作が公開と聞いたので、必ず観ようと思って、公開三日目の日曜日に観た。今回も阪元裕吾監督&脚本らしい、シュールな笑い、ぶっとんだ言動が垣間見れて、さらに、編集のテンポもよくて、約100分、飽きない展開、中だるみもなく、あっという間にエンドロールでした。 阪元裕吾作品の定番のような最後の1対1の肉弾戦、格闘場面も今回も迫力ありました。まひろが倒されて、相手が勝ったところからひと工夫ありましたね、えって感じの工夫が。 ベイビーわるきゅーれの初回作がおもしろくて、2作目ってどうしても初回作を超えられないことが多いけれど、初回と同じくらい面白くて、2作目にしてはかなりの出来栄えではないかと思った次第です。 あと、個人的に将棋をたしなむので、将棋のシーンを取り入れられてて、賭け将棋ってあまり巷でみないけど、あんなこと実際あるのかな。ちさとの思わせぶりな感じは笑えたし、映画シーンではあっさり勝負つくけど、将棋は逆転のゲームだけに賭け将棋ってレベルが拮抗するとかなりスリリングではないかなって思った次第(余談です)。
コントが長い…
(後半で内容に触れますのでご注意下さい) オープニングからタイトル辺りまでは激アゲ。 前作は、会話もボソボソして聞き取れなかった部分も多かったが、今回はそんなコトはない替わりに、会話の過剰リアクション(特にあかりと濱田龍臣)がすごく気になった。 中盤のドラマ部分が総じて「コント仕立て」なので、その後の延々と続く様々なコントがどうにもノれなかった。特に掃除屋の田坂が絡むシーンは途端に冗長になる。 むしろ私には前半10分と後半10分だけで良いと思えてしまった。 私は特に前作でのまひろのアクション・体術に惚れてしまったクチなので、主人公二人のイチャイチャを楽しみたい方とは印象が異なるという感じなんだろうとは思うが、今回はちょっとイチャイチャの分量が多くて気持ちが離れてしまった。 そしてお待ちかねの最後の格闘。 これもなぁ…。 その前まで相手が格下であるコトを散々描いて来た上でのラストだし、特に丞威演ずるゆうりの格闘の強さを事前に示すシーンも少ないので、ワクワクは半減してしまった。 全体通して、前作のいろいろな楽しさがもう今回は「お約束」として再現されていくんだけど、その分前作に溢れていた「こんなの始めて…♥️」的な喜びがなくて残念。 ま、私が事前の期待値を上げ過ぎたんだとは思うけど。 映画としては「好き」。でも望んでいた「面白い」ではなかった。 「新しい学校のリーダーズ」の歌う主題歌はカッコいいです。 帰りに即買いしました。
2人が帰ってきた事だけでOKなのです
待ちに待った続編です! 映画の内容は前作のほうが自分好みですが、そんな事はどうでも良くて、また2人を観られる幸せを噛みしめています。 こんなに愛が溢れた映画はなかなか無いので、たくさんの方に観てもらいたい作品です! 最高です!
派手なアクションシーンと笑が多目の満足度高目な作品。 本年度ベスト!!!
1作目がメッチャ面白かったので本作は多少の不安はあったけど、1作目を上回る感じの満足感! このシリーズ、大好きです! オープニングで前作のシーンの映像が流れ懐かしさと共に期待値が上がる! 本作は殺し屋と殺し屋の戦いがメイン。 着ぐるみ同士の戦いはサブ(笑) 殺し屋協会でアルバイトで生計を立てる、ゆうりとまこと兄弟。 収入も少なく、ちさととまひろの座を奪う為、2人の殺害を計画するストーリー。 だけど、ゆうり兄弟よりちさと&まひろの行動が毎回上回っている感じがカッコいい! 相変わらず、ちさと&まひろが緩い。 この緩さも前作を上回った緩さ(笑) 2人の仲良し度が上がっている感じか微笑ましい。 アクションシーンは前作以上に凄い。 伊澤彩織さん演じるまひろの接近戦が凄すぎる! 戦いのシーンで2人の信じ合う感じに胸熱! 死体処理班に新たに加わったのは中井友望さん演じる宮内茉奈。 プリンを食べるシーンが可愛い。 定食屋の娘のさくら。 気になる感じで調べたらグラドルの安倍乙さんと知る。 とりあえずインスタはフォロー(笑) 殺し屋同士の戦いの設定がとにかく良かった! 2組の殺し屋が生活に困った感じを軸にして、定食屋での「○円の壁」は自分的には本年度の流行語大賞(笑) 大好きな作品。 菅田将暉&有村架純さんの映画のくだりもあって好感度アップ(笑) まひろがフィルマークスのユーザーだったのも好感度アップ(笑) 続編を臭わすラストも良かった! 本作は是非! シリーズ化を望みます( ´∀`)
ゆるさが心地いい
前作がとても好きだったので今作も期待して観賞。 可愛い殺し屋2人のゆるくおバカな日常は相変わらず楽しい。 でも、さすがに賭け将棋は実力の要素が強すぎてギャンブルとしてハマるものなのかとは思った。なんだかここらへんから今作に違和感を感じ始める。 この作品の1番の見どころといえばアクション! すごいアクションではあるのだけど前作と比べるとスケールダウン感が否めない。コロナの影響もあるのだろうけど、ここを1番期待していたので少し残念だった。 そして最初雑魚だった殺し屋たちが主人公2人に匹敵するくらいに戦いの中で強くなっていく。 このせいで主人公たちが弱くなったような感覚になり前作にあった爽快感が損なわれてしまったように思える。観ていてやきもき。 そして主人公たちと殺し屋が殺し合いをしていく中で仲間意識のような熱い感情が芽生えていく描写がある。 今作の特徴として、アルバイト感覚で飄々と殺しをしていくというのが売りなので、この描写はちょっと違和感。 しかし賛否は分かれるかもしれないが、最後しっかりと締めてくれたので色々違和感や残念なところはあったけど、観てよかったなと思える作品に仕上がっていたと思う。
阪元監督の到達点
知っている俳優が一人も出てないのに、とてつもなく面白い映画がたまに出てきて、「カメラを止めるな!」、「メランコリック」、「サマーフィルムにのって」、そして昨年が「ベイビーわるきゅーれ」でした。続編ってふつうは敵がより強大になるものでしょう。弱くなってどうする?! その割りにクライマックスの肉弾戦は互角の戦いで、お兄さんは強いのか弱いのかよくわからない。中盤のギャグパートが長すぎて中だるみする。そんな非難をする人は阪元監督の過去作を知らないのです。無駄に血しぶき、無駄に死体の山、ストーリーがあるんだかないんだか。それがよくぞここまで成長なされた阪元監督。1作目はまぐれではないという水準で2作目が作られ、新宿ピカデリーの大きなスクリーンで、おバカな二人が見られて満足です。配役クレジットのいちばん最後がウルトラマンジードの濱田龍臣くん。たしかにこの中では彼がいちばん大物ですがちょっと胸熱でした
違和感
42本目。 1作目は観てないけど、確かラジオで宇多丸が、高評価してと思い鑑賞。 ピストルの音、ショボッ、でも何か面白そうから始まったし、アクションもまあ悪くはないと思うけど、芝居が合わない。 普段と殺し屋との、ギャップでかなとは思うけど、でもなあと思ってしまう。 観進めていくうちに、何か違和感と言うか、これじゃない感が強くなる。 プラスイメージでスタートしたせいかと思うけど、もっとフラットな状態で観るべきだったかなと思い、その辺は若干加味してかな。
焼肉定食vsアジフライ定食
殺し屋の下請けの仲介人から仕事を貰っているバイト扱いの殺し屋兄弟が、正規のクルーを殺せば昇格出来るという噂を聞いてちさととまひろに挑む話。 4年前に1度だけ行った殺し屋協会のジムの会費がーとか、保険がーと始まって、掴みのアクション&コメディ要素をみせていく。 ゆる〜くコミカルにいきたいのはわかるけれど、きぐるみからの流れは流石にダルい。 1つ1つのネタは悪くないけれど、積み重なると流石に弛みまくりだし、将棋なんかはもうオチが見え見えだしね。 そしてやっと動き出したら今度は処理係が…テンポ悪過ぎ。 メインストーリーも、ほぼ雑魚扱いの格下〜ずだった兄弟が急に強くなっちゃったのか、ちさと&まひろが大したことなかったのか、なんのハンデもないのに急に良い勝負になってしまって説得力に欠けるし、もうちょい上手く練って欲しかったかな。
待望の続編ではあるが、スケール・ダウン感は否めない
前作同様、女子2人のゆる〜い日常とキレッキレのアクションのギャップを楽しめるし、「ジョン・ウィック」のような殺し屋協会の設定も活かされている。 ただし、今回の敵は、どう見ても格下のアルバイトで、前作と比べると見劣りがするし、ラストのガン・ファイトと近接格闘戦は、さすがに見応えがあるものの、相手がいきなり強くなったという違和感は拭えない。 主人公が謹慎処分を受けている間の、一般社会への不適合ぶりにしても、グダグダ感が強すぎて、弾けた感じが物足りない。 せっかく続編を作るのなら、回を追うごとにスケール・アップしている「ジョン・ウィック」を見倣ってもらいたかったと思うのである。 それから、人を殺すことに対して何の躊躇も葛藤もないドライさこそが、このシリーズの魅力ではあるのだが、ラストの兄弟への仕打ちについては、疑問を感じざるを得なかった。 せっかく良い味の出ていたキャラクターだっただけに、今後も活用する手があったのではないかと、少しもったいない気がするのである。
素晴らしい続編!
いい意味でダラダラした感じをふんだんに残したまま、最後のアクションシーンまでの高め方、伏線の張り方、対称的な2人組、既存キャラの持ち味、すべて期待以上大満足でした! あのアクションは何回も何回も見たい。 そして伊澤さんと丞威さん、かっこよすぎです………
ややスケールは小さくなったが
殺し屋のまひるとちさとは、ジムを解約し忘れたことで巨額な滞納金を支払うことになり…。 シリーズ2作目。スケールは小さくなったが、殺し屋と言う職業でありながら共感できる日常感満載の会話は健在。好みは分かれるけど自分は無限に観ていたい作品でした。
ほぼほぼ前作を見た方向けなので注意です。
今年95本目(合計747本目/今月(2023年3月度)30本目)。 いわゆる有休消化デーで今日はこちらも含めて4作品見ました。 こちらの作品、もともとはいわゆるミニシアターを中心にコアな熱狂的なファンが生まれ、それから2作目(本作品)ができたという経緯があるので、大阪市内でもそこそこ大手のいわゆるシネコンでも扱われています。 タイトルにも書きましたが、パンフレットを「事前に」購入すれば別ですが、ほぼ前作の視聴が前提になっているので要注意です。権利等の問題もあるのかもしれませんが、前作も復刻上映があればよかったのに…というところです。 前作はアクション性が強めでしたが、今作(2作目)ではカルチャーシーンが比較的多いです。前作もありましたが、実に他分野にいわゆるサブカル文化の知識(実在する他映画のことや、日本の一般的な遊戯など。ネタバレ回避)などがわからないと厳しいところはあります。 一方で前作品で概ね高評価だったもののいくつかマイナス点で多くの方があげられていた、「何を言っているのか早口に過ぎて理解が難しい」(だから、前作は何度も上映されたし、最後にはいわゆるバリアフリー上映でもないのに日本語字幕版がいくつかのミニシアターで上映されたという事情もあります)というのはないところです。 先にも書きましたが、本作品「単体」でも見ることはできますが、理解度は6割程度になってしまい、前作品を見ているかネット上での評価を前提にしているところがあるので注意が必要です。 評価に関しては以下のようにしています。4.7を切り下げ4.5の扱いです。 ----------------------------------------------------- (減点0.3/エンディングロールの配慮が足りない) ・ 前作品はもともと、(当時では)あまり知られていない監督さんでもあったし、出演者もあまり知られていない事情は「確かに」ありました(その程度は個人差あり?)。本作品もこの傾向が強く、本作品がほぼ1回目のでデビュー作や、事実上のデビュー作(およそ5回目くらいまで)の方もかなりいます。そしてこのように「スマッシュヒットして多くの方が見たこと」から、その監督さんや登場人物の方のファンになった方も多いと思います。 ただこの映画、エンディングロールが、ディズニー映画でもないのに極端に早回しで、日本人でも全部を追いかけるのが無理で、「この人気になったけど、(俳優としての)名前何だろう?メモっておこう」と思っても難しいのが確かです(映画館トラブルかと思ったくらい)。ただこれは、エンディングロールが終わったあとのいわゆる「お楽しみ枠」が3~5分ほどあるという事情で、それが後から足されたのか何かは不明ですが、そのような事情があるのか、エンディングロールがとにかく超高速のため、「この人誰かな、応援しようかな」と思うと事実上のパンフレット購入が強制されてしまう、という部分は確かにあります(この点は旧作にはなかった)。 この点をどうとらえるかは難しいものの、旧作(無印版ベイビー~)から「この方応援しようかな」と思った方も、本作品で新規登場しているキャラクタもいますが、それもおいかけるのが難しく(前作はエンディングロールがゆっくりだったので、確認ができた)、ちょっとこの点配慮が足りないかな…というところです(初出演やそれに準じる(~5回目くらいまで)の方を応援しよう、という趣旨を没却してしまう)。 -----------------------------------------------------
最高だが
ちさまひコンビの日常、最高。 増量したアクション、最高。 新キャラの宮内さん、最高。 惜しむらくは敵が格下キャラなこと。 前回みたいに敵わなそうな相手を設定してほしかった。 今後も続きますように… 宮内さんは「少女は卒業しない」の図書館の彼女だったのですね。彼女も続けて出てほしい。
今回も最高です!
前作から待ちに待った待望の第二作。公開初日の最初に鑑賞。平日なのになかなかの入りでした。ホントに続編が制作されて嬉しかったです。前作同様にちさと、まひろの女子2人の殺し屋とゆるさとハードさの世界観は最高でした。ただ前作と比べると2作目なので多少インパクトは薄れ、醍醐味の戦闘シーンも前作超えれず(個人の主観です、、)脚本的にも少し物足りなかったですが、その分、ちさと、まひるの日常生活ぶりを堪能できて楽しかったです。ぜひ今回も興行的に成功してスケールアップした第3作目を心から望みます。
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