「マッチング」マッチング ちょりんさんの映画レビュー(感想・評価)
マッチング
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全て意味があるのかもしかしてないのか?
あぁ、こういう映画なんだな、この人が怪しいんだな、そう観進めると、あれ?ちがう?もしかしてあれは伏線でなにか意味があるの?え?やっぱりないの?
巧みなミスリード、伏線によって、あっという間の二時間弱。
主人公土屋太鳳さんに襲いかかる数々の不幸、悲痛な叫び声がまだ耳にのこる。明るい前向きポジティブなイメージの彼女が、仕事ダルい~という態度をしたり、ちゃんと人を気持ち悪がったり、そのへんにいる女性の普通の表情がなんともリアルで新鮮だった。
そのなかで強くならざるをらえない状況になり、信頼していた人がそうでなかったり、はたまたそうじゃないとおもっていた人がそうなのか?と思わせたり、ところがどっこい違うのかい!となったり二転三転するストーリーに釘付けだった。
途中すこし希望が見えたがそこはさすが内田監督。日本ではなかなかタブーなアンモラルなところにちゃんと切り込んでいってさすがと思う。綺麗と汚いは表裏一体。美しいと気持ち悪いもそうで、最後のある人物の笑顔がまさにその美しさと気持ち悪さを表現していて全部もっていかれました、また観ようと思います。
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