「もっと面白く出来たかも」マッチング 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと面白く出来たかも
久しぶりの土屋太鳳を観るのが目的で観賞。
【物語】
輪花(土屋太鳳)は父親(杉本哲太)と2人暮らし。母親は4歳の時に失踪したままだった。仕事はウエディングプランナーで、他人の結婚式を日々世話していたが、自分の恋愛に消極的だった。同僚に勧められてマッチングアプリに登録すると、すぐに候補が現れる。友人に強引に進められ、TOM(佐久間大介)という男性とマッチングが成立し、会うことになる。
会ってみるとTOMはネクラで不気味な男で、とてもつき合う気になれなかったが、執拗にメッセージが送られ続け、ついには知らせていない自宅にまで現れる。
その頃、世間ではマッチングアプリで結ばれた新婚夫婦が殺害される事件が連続して発生。ついには輪花が仕事で担当したばかりの夫婦が被害者になる。TOMの異常な行動に、輪花はTOMを疑い始める。
【感想】
結婚・出産の影響もあってか、最近観る機会の減った土屋太鳳だが、相変わらずキレイだった。彼女の場合、全身が映る引いた画よりもアップで映ったときの肌のきめ細かさが美しい。
それを観るのが、観賞の第一目的だったので、まあそれだけでほぼ観賞目的達成なのだが、ストーリー展開にも少しだけ触れておきます。
ジャンルとしてはミステリー。
連続殺人事件の犯人探しが、やがて主人公輪花の家族にも絡んで来るという展開。 途中までは「見え見えの展開だな」と思えたが、終盤にひと捻り、ふた捻りある。
そういう点ではまあまあ面白い。
良く練られた筋書と言っても良いのだが、その割には「凄く面白かった」とまでは行かなかった。
なんでかな?
役者の演技も「悪くはない」に留まっていることもあるが、演出の問題か。
特に終盤ふた捻りは演出によってはもっと「ウッ」となるインパクトのある作品に出来たかも知れない。
そういう意味ではややもったいない作品かも知れない。