「3人の謎を追って『誰も寝てはならぬ』?」離ればなれになっても マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
3人の謎を追って『誰も寝てはならぬ』?
クリックして本文を読む
プッチーニ『トゥーランドット』から『誰も寝てはならぬ』』
2時間で、40年は無理だろう!?
設定を理解する前に次の時代へ流れてしまう。それでいて、本人がいきなり狂言回しを演じる。山あり谷ありの人生のようだが、やっている事は一般的な予定調和。
イタリア版『渡る世間◯鬼ばかり』それを2時間でやってしまうのだから、たまったものでは無い。
僕は演出家のミスだと思う。4人じゃなくて3人にして、簡単な相関関係として、40年間をサイン・コサイン・タンジェントの三角関係で流してしまった方が良かったと思うけどね。
トゥーランドットは良かった。
しかし、この映画のストーリーは『トゥーランドット』の様な緊張感が全く無かった。
あれは『オペラ座』?
自慢になるが、ミラノのスカラ座で『フィレンツェの麦わら帽子』ニーノ・ロータ作を聴いた。物語は2回目の鑑賞だったので、よく分かり、僕自身の心が舞台と一緒に躍った。オペラじゃなくて、オペレッタなのだろうが、イタリアの思い出になった。
コメントする
Gustavさんのコメント
2024年9月14日
マサシさん、ヨーロッパ旅行を楽しまれて何よりです。
ミラノ・スカラ座でニーノ・ロータのオペラを御鑑賞とは、素晴らしいですね。歌劇「フィレンツェの麦わら帽子」の原作は、ルネ・クレール監督のサイレント映画「イタリア麦の帽子」(日本未公開)と同じです。今回初めて知り驚きました。この映画は、私にとって生涯の名作です。帽子を追い掛けて大騒動になるスラップスティック・コメディのとても楽しい作品でした。オペラの台本は、ロータが33歳の頃母親と共作でまとめたとあります。VODに動画があるので観てみたいと思います。