「(オンライン試写会はネタバレの有無にかかわらずネタバレ扱い)男女同権思想等に関心がある方はぜひ。」炎上する君 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
(オンライン試写会はネタバレの有無にかかわらずネタバレ扱い)男女同権思想等に関心がある方はぜひ。
今年223本目(合計874本目/今月(2023年7月度)9本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
※ いわゆる男女同権思想(フェミニズム思想)に関しては、一般的な解釈をするものとします。
fansvoiceさまのご厚意でオンライン試写会で見ることができました。
42分ほどの「小映画」と言うるタイプでストーリーも一本道なのでわかりやすいです(ただ、気になった点は以下に)。
いわゆるシスターフッドもので、この点では部分的にはプリテンダーズに似ています。
ただ、42分という短さでありながら「炎上する」という「炎上」が何を指すのか、「君」とは何なのか、ということが映画の趣旨であるところ、これらを書き始めるとネタバレになってしまいます。
および、シスターフッドものという事情があり、いわゆるLGBTという語も明確に出てきますが、42分という時間の割に、正しい理解で描写されている点は好印象です。ここに男女同権思想等が絡んでくることになります。
42分という事情もあるので、当日の放映ではいわゆる「一般料金」かどうかは不明ですが(概して60分を切る映画はアニメを除いて1500円なり1000円均一というものも多い)、短い時間の中に問題提起がちゃんとなされている(細かい点はすべてネタバレ回避。「炎上する君」の「正体」が何であるか、の言及ができないことによる)点で正規の日ではおすすめの一作です。
気になった点として以下をあげましたが、フルスコアに切り上げています(減点0.2まではフルスコア切り上げ)。
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(減点0.2/早口に過ぎる部分がある)
・ 序盤の、飲み屋か中華料理屋か何かと思われる部分で、いわゆるLGBTに関して話し合っている部分があるのですが、かなり早口で聞き取りづらいです(オンライン試写会なので合理的な範囲で巻き戻し再生等は自由ですが、それでも聞き取れない部分があります。声自体も(ここだけ)小さい模様)。
ただ、いわゆるLGBTに関して話し合っているという点自体はわかるので、確かにわかりにくいかなというところは思いましたが(かつ、42分の映画なので、一つ一つのシーンがどうしても重い評価ウェイトをしめる)、一応「こういうことを言いたいのだろう」という点がわかる点で、減点はこの幅にしています。
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