劇場公開日 2023年2月10日

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「映画館の時代は終わったなと思わせる映画になってしまった」銀平町シネマブルース PAK UNTIKさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5映画館の時代は終わったなと思わせる映画になってしまった

2023年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

私が映画を見始めた頃(50年前)映画館は汚くて臭いところでした。映画が終わると飲み食いした跡が座席の周囲に散乱し、当時でも館内は禁煙(上映中だけだったかも知れない)であったのに、平気で上映中に煙草を吸う者が多く、吸い殻が床に散乱していたものです。

この映画の中に出てくる映画館は上映後にゴミが散乱し、「昭和か!」と思ってしまいました。また、居酒屋や食堂で煙草を吸いながら飲食をする場面(20世紀か!)、遺骨を川にまく場面(どの時代か!)がでてきます。

もちろんその時代の設定と言うことであれば理解できるのですが、映画館に並んでいるパンフレットは2021年の映画、これはない

それとも川越の映画館はゴミだらけなのでしょうか、川越の人が怒り出しそうですが。

これは一例ですが、要するに作りが雑、予算もなかったのでしょう

映画の好きな人、映画「館」の好きな人を喜ばせようとして作った、映画に人を呼び戻そうとして作った映画なのだと理解しましたが、逆に「映画の時代、映画館の時代は終わったな」と思わせてしまうような映画になってしまっています。

PAK UNTIK
トミーさんのコメント
2023年4月14日

やっぱり予算が無かったんでしょう。制作した人たちの時代を再現する予算が。後になってそう思いました。

トミー
いぱねまさんのコメント
2023年2月28日

失礼します

ご指摘のレビュー、大変参考になりました 確かに『偶然と想像』上映時と、あのゴミの散乱は時代錯誤ですね(^_^;) 私のようなジジイだと、昔の映画館(川越スカラ座ではない)のゴミの荒れ具合はデフォルトだったので逆に気が付きませんでした ちょっとその辺雑だったというのは同意します ツッコミどころ満載っていうのも作品に失礼ですが、時代考証は最低限の観客へのマナーかなぁと再確認しました

いぱねま