プロジェクト:ジェミニ
2022年製作/98分/ロシア
原題または英題:Project 'Gemini'
スタッフ・キャスト
- 監督
- セリック・ビジオ
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ディミトリ・フライ
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エゴール・コレシュコフ
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ビクトル・ポテシキン
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アリオナ・コンスタンチノバ
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コンスタンチン・サモコフ
2022年製作/98分/ロシア
原題または英題:Project 'Gemini'
ディミトリ・フライ
エゴール・コレシュコフ
ビクトル・ポテシキン
アリオナ・コンスタンチノバ
コンスタンチン・サモコフ
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2015年3月20日ロシア製の移住系SF。映像はかなりお金を掛けてる印象で綺麗です。
スフィアを使い、移住先の惑星を目指す中、ワープに失敗し未知の惑星の前に到着。
船内では、序盤から主人公のリーダー適正のなさが目立つ。ワープに失敗したメンバーを責めるなど他責思考で、未知の惑星に対して、移住にうってつけと分かると周囲の反対を押し切り着陸を試みる協調性のなさを披露。そして、何年も準備を重ねてきたメンバーのはずなのに、仲の悪さが目立ちチームワークは存在しない。
スフィアが悪さをしていると分かり、怪物登場。急にエイリアンものに…。
厳戒令が敷かれ主人公の指揮権剥奪。感染した友を救うために、研究室的な所に入った所で、ワクチンに使える情報を発見。しかし、閉じ込められてしまう。『今は協力すべき時』と説得を試みる主人公。お前が言うか。
不幸中の幸いか、閉じ込められている中で人間が誕生する前の地球である事を発見。急にタイムリープものに。
奥さんに伝えるために腕輪にメッセージを掘り、『愛を信じる』。…出てく際の言動かなり酷かったですよ。あなた。
でも、運良く愛が伝わってハッピーエンド?
ご都合主義だし、詰め込みすぎ、ツッコミ所多すぎで、途中からそれがむしろ面白くなってきますね。
主人公の性格が酷すぎて、魅力がないのももったいないですね。内情知ってる観客側からは厳戒令は悪手と分かるが、客観的に見ると主人公からの指揮権剥奪は妥当だし。
個人的に怪物の造形は好きだったので、もう少し見せて欲しかったです。
B級が好きな人なら、少しは楽しめると思いますよ。
ふーん、この映画はロシア映画なんですね。
ここしばらく見た映画の中でももう群を抜くつまらなさ。何か一個ぐらいはいい点を言いたいところだけども、砂漠の中で落としたピアスを探す以上に難しいなこりゃ。
時は近未来、なのかな。地球上の植物がウィルス感染し、それを食べた動物も感染し地球崩壊の危機。そこで、地球に似た星を探しテラフォーミングを行う計画が持ち上がる。
地中から発掘された40億年以上昔のものと思われるエンジンと呼ばれる推進装置と、生存環境を生成するスフィアという二つのガジェットの復元に成功、これさえあればテラフォーミング可能です!早速宇宙に行ってきます!と復元した博士以下数名で宇宙に飛び立つ。
そんな大事な時に発射時刻に遅れて到着する彼女。間に合うか、間に合わんか!車めっちゃ飛ばすけど出発してました~とかこのくだりは必要だったんか??
さて宇宙に出たら最初のガジェット、エンジンの出番。早速ワープを始めるが、なんかエラーでまくりで最初に目指してた星と全然違うところに出てしまう。
操縦士、お前しくじったろ!部屋で謹慎じゃ!と怒られる。
ところで、ここまでほぼ登場人物の紹介がなく、似たような人も居たりして、宇宙船に乗った人たちの名前と顔が把握できない。こいつ誰だっけ?がしばらく続き、レビューに名前が出てこないのはそういう事なのでごめんなさい。
そして操縦士くんが、オレ間違ってなかったっすよ、と証明するために動き始めるがその姿は唐突に遺体となって宇宙船のコックピットの窓に衝突する。
最初は操縦の失敗を苦にしての自殺と思っていたクルーだったけど、どうもそうではないらしい。船内を探索すると、船内に何かしらの粘液が付着していた。宇宙船に粘液、エイリ…ううん何でもない。
そこから、なんか目の前にある星も人住めそうじゃない?なんならあそこを居住地にしてもいいんじゃない?と博士くん。予定外の星を居住地に、コヴェナn…ううん何でもない。
そこから嵐だからみんなやめとけって言うのに無理やり着地してやっぱり燃料使い果たして母船に戻れなくなる。やっぱりコヴいやいいです。
なんとか無理くり着陸したテラフォーミング御一行様。早速、生存環境生成ツールのスフィアを仕掛けるもの、なんかいる?画面がともかく暗くてよう分からん。
よく分からん何かしらに追いかけられながらも宇宙船に戻り、そこからは船内バトルに終始するけど、なんか既視感バリバリで目新しさもない。
しまいには唯一の女子クルーが意味不明に下着姿にされて走り回らされる始末。いるかなーこのシチュエーション。
終盤ぐらいに、一応この映画のキーになる秘密が明らかになるんやけど、それももう映画の中では500万回ぐらい使い古されたどんでん展開で、あーそうなのね、ってな感じ。
あと、登場してくる人物の誰一人冷静に、正常に判断して動く人がいないので、誰にも感情移入できんし、各自の行動心理もまったく理解できん。ただ事件を悪い方向に持っていきたいとしか思えん行動のオンパレードで終始イライラ。
既視感しかない展開の数々に、一貫性もなく支離滅裂な行動を繰り返すクルー、一応最後は希望を持ってのエンディングっぽいけど、ウィルスの原因的なものはさっぱり謎のまま。
ん~、時間もったいなかったなぁという久々の感想だった。
エイリアン・ホラーの様だが怪物(バイオ・ロボット)が姿を見せるのはラスト14分前に、それも全身ではなくチラッとだけ、終始、宇宙船や洞窟など暗いところばかりで撮っているのでとても見づらいし、ほとんど調査隊の内輪もめだから訳が分からずチンプンカンプン。
生命誕生は異星人が40億年前に地球に送り込んだテラフォーム・マシンによるものだったというのはユニークな発想。
未知の惑星に向かって宇宙船がワープしたと思ったら、実はタイムトラベル、着いたのは40億年前の地球だったというひねりは「猿の惑星」のよう。
まあ、ロシアのB級SF、なんでタイトルをロシア映画なのにライバル、アメリカのジェミニ計画にしたのだろう・・。
宇宙空間で、平気で歩いてる・・・。これで、ノックアウト。宇宙空間で宇宙船の中で、地上と同じように歩いてるシーンだけで、もうあかんな。見る気うせました。
ここんとこ、もうちっとお金かけたほうがよくね?