日光物語のレビュー・感想・評価
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『日光物語』和やかな気持ちになれる映画でした。
『不戦不争』を唱えた輪王寺門跡役宝田明さんの渾身の演技
元AKB48の武藤十夢さんのミステリアスな登場で映画に引き込まれ、主役 スネオヘアーさん 父役 内藤忠司さん カフェに集うメンバー ホテルの一室にも更に怪しげな…と、それぞれのキャラクターが日光の壮大な景色の中で良い味わいを醸し出していて和やかな気持ちになれる映画でした。
日光物語
五藤利弘監督の映画が好きで、ほとんどの作品を観ております。
今回の作品は新基軸を打ち出したことから、後世の五藤監督作品の研究者が、この作品について語ることになるでしょう。それは喜劇に挑戦したことです。その中でも、特に
最後のシーンが、ネタバレになるので、書けませんが
主人公の前向きさも手伝って、とにかく救いが有って好きになりました。
やっぱり映画はこうあって、欲しいと思いました。
五藤監督作品の常連になりつつある、武藤十夢が、前作の『お母さんの被爆ピアノ』よりも著しい進化を遂げていて、謎を持ち過去を引きずる美女を好演していた。
そして脇役陣が良かった。
長い期間に渡って日本映画と舞台で活躍した宝田明の出演で、しかも遺作に!ここは大事なところです。
そして、『ミセスノイジイー』での主演での活躍が記憶に新しい大高洋子さん、も渋い脇役でした。彼女は五藤利弘監督の『レミングスの夏』にも、学生たちの秘密基地の隣の住人で目立ってました。もう五藤監督作品に欠かせなくなりました。
そして、もう1人岩瀬顕子さんも、五藤監督作品の常連で、『ほうきに願いを』でも母親役で、活躍しました。そしてハリウッド映画では、ジョニーデップと共演した『MINAMATA』も記憶に新しいです。
とにかくオススメの映画になります。
続編が楽しみ
男体山の勇壮な姿、中禅寺湖のさざなみたつ水面。 幕開けその美しさに...
男体山の勇壮な姿、中禅寺湖のさざなみたつ水面。
幕開けその美しさに心奪われ、あっという間にスクリーンの中へと吸い込まれてしまった。
本宮カフェに集う住人の一人となって大場嘉門の恋路を見守る内、素朴な人々との温かな交流を通じて郷愁に包まれ、胸の締め付けられる思いで映画館を後にした。
日光物語
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