劇場公開日 2023年6月2日

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「それなりに2作目として仕上がっている」テリファー 終わらない惨劇 うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0それなりに2作目として仕上がっている

2024年10月3日
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ヒョイヒョイ復活するテリファー、都合よくハロウィンの仮装に混じって殺戮三昧。あたるを幸い殺しまくる。
相方にロリピエロまで出てきたし、ロリピエロが霊的な何かみたいな力でややテリファーより上位的な存在に見える。
前作とは違い、主人公姉弟が特殊な家庭で育っており、夢や空想でピエロを理解したり、亡くなった父親が描いた絵が未来の予知になっているなどの設定などで冒頭から対決ムードが漂う。
父親のくれた剣も、夢の中のピエロとの対決で破邪の剣みたいになっており、期待感が増す。

一方、ピエロは物理的なパワーでギコギコ以来の人体損壊シーンを惜しげもなく見せつけていく。
頭の皮を剥ぐシーンはさすがに痛々しいし、切断した頭部を入れ物にアメを入れて子どもに渡すシーンは流石に臭いで解るだろ?とは思うが解らないのはお約束。
ヤクを飲ませるクソ友達ブルックはしっかりヤられ、盛ってる彼氏もチョン切られて…
姉弟とのラストバトルに移行していく。
しかしラストバトル引っ張りすぎちゃうか?
それにしてもあんだけ仮装して、父親譲りの剣って持っていったらアカンかったのかな~。
ラストはあれで良いと思うが、あの後生き残っても殺人の疑惑とかで人生ぶっ壊れるな。
クレジット中にもその後のテリファーの様が出てくるので終わりまで見せようとしているのは良い。

まごうことなきスプラッター映画であり、殺害の様や人体損壊についてはリアルすぎないB級っぷりだがそれを差し引いても痛々しい。
まぁ犠牲者の生命力が総じて高いので中々死ななくて可哀想なシーンが続いてしまうのはつい突っ込んでしまう。
後は全米が嘔吐とか謳っているが観る人は“特殊な訓練を受けています”か“専門家の指導のもと行っています”な人々だろうからあり得ない。

圧倒的な不謹慎作品と思いながら興味本意で観てしまう…のは仕方ない。

ただ嫌がる人には見せない様にするべきだろう。
感受性豊かな子どもにワザワザ見せる必要もない作品だ。
ジョナサンですら2度とピエロの仮装をするとは言わないだろうし、むしろこの内容に興味津々の子どもは心配になる。
こうゆうのが好きと公言して憚らない人にはお薦め作品です。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)