「良くも悪くも無難」ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー ふぇるさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも無難
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デートや家族でおすすめの映画と言えばそうでしょう。
安心してお勧めできます。ですがそれ以上でも以下でもありません。
ゲームのキャラクターが映画化で色々な角度で縦横無尽に動き回る。2D横スクロールを別の角度からみれば面白いんじゃないか。土管の移動を細かく見せれば楽しめるのでは無いか。それだけで満足できる人はいると思います。その点はよく出来ていますが、その点を押しすぎて平凡に見えます。言ってみればアップダウンがない綺麗に舗装された真っ直ぐで平坦な道のようです。
英語を話す上で表情豊かにする為に顔を大きくし、デカいテカテカの目ん玉での表現に違和感を持ちます。服の皺やスティッチなどの異様にリアルなテクスチャーやイルミネーションのノリと言うのか所々にTake Me Onなどの版権曲を交えるなど元々デフォルメされている世界観のキャラでリアリティーを追求するチグハグさに戸惑います。
巨大なIPで制約が多かったのでしょうか、イルミネーションの良さはどこにも見当たらず、あるとすれば冒頭のイルミネーションのロゴぐらいでしょう。
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