非常宣言のレビュー・感想・評価
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人の本性
終始面白かったです!!
まず韓国映画特有?のセリフの遊びが好きです!序盤の「ハーゲンダッツは経費で落ちないぞ」と子供達に言うシーン、日本映画ではない感じのセリフ遊び。
昨年公開された犯罪都市も遊びのセリフがあって笑えました。
犯罪都市という作品に出会ってからNetflixで意識的に韓国映画観てるんですけど何かこの韓国映画のこの遊び何か好きです!
え~っと私それなりに人生生きてますが高所恐怖症もあり飛行機乗った事ありません(笑)
海外旅行も行ってみたいとも思うんですが・・・この映画観て尚更乗ることはないなと思いました(笑)
ウイルスを巻かれた機内、いざという時人の本性が出ますね、作品ではあるけどリアルもきっとこうなるんだろうな!と思いました。
自分本意の者、無駄に騒ぐ者、冷静に1歩下がって周りを見れる者、他人の為に行動できる者、何かこういう人の部分もリアルに描写されてたなと思いました。
深く考えないで見れば
深く考えないで見れば、すっごく面白い! 配役も演出もよかったと思う。
特に、航空機パニック映画として墜落しそうになるところはよくあるシーンだけど
実際にこうなるのかなって思わせるほど臨場感があってみたことがない新しい映像だった。
ここだけでも見る価値はあるような気がする。
ただ、アメリカはともかく日本が着陸許可を拒否して自衛隊が威嚇射撃するなんていう脚本は
いまだに韓国の人が日本ってこんな国???って勘違いされそうなのでやめてほしい
間違った教育を受けた人の妄想なのかなって思ってしまう。
演技・アクションは素晴らしいが脚本がダメ過ぎる
なぜ犯人は検査が厳しい航空機内へのウイルス持ち込みにこだわったのか?
自分込みで大勢を殺す「拡大自殺」が目的なら、空港の待合室で撒けばよいのに。
脚本家が飛行機内のパニックを書きたかったからだ。
なぜホノルル行きの航空機内で異変が発生したのに、サンフランシスコを目指す?
本来なら韓国に戻るのが順当だろうに(途中、仙台や新千歳着陸の可能性も含め)。
脚本家がアメリカで着陸を断られる話を書きたかったからだ。
(それが日本でも韓国でも着陸を断られる話の伏線になる)
俳優たちの演技やアクションは素晴らしいが、脚本が残念だった。
飛行機テロの緊張感はあるが、いろいろおかしい作品
特に後半。いや、思い返せば前半からいろいろおかしいのだが、そこは飛行機テロの絶望的状況、その緊張感で紛れる。その前半部分は面白かった。
問題はやはり、犯人が死亡した後ぐらいからか。具体的に言うと、
・結局ウイルスがしょぼい。犯人が動物実験してまでこだわってきたウイルスだが、発症するまで時間がかかるし、死に至る人も少ない。早々にダウンした機長さん?も最後生きてましたよね?
・機内の感染対策が遅い。ウイルスだとわかった瞬間、全員鼻と口を覆うのが普通では?酸素マスクが20個だけって、そんな飛行機あるの?
・デモ隊が早い。韓国国民って、そんなすぐプラカード作ってデモできるの?
・着陸容認の基準がおかしい。1人に抗ウイルス剤が効いたからって、着陸OKなの?全員に効くか分からないから、反対なのでは?
・「非常宣言」が遅い。とっくにそうでは?
などなど。機内の人が着陸を選択しないとか、元パイロットの葛藤とかの人間ドラマは一切入ってこなかった。
韓国映画って、クオリティ高くて好きだったのだが、脚本次第でこんな駄作が出来上がるとは。映画.comのレビュー★3.7も当てにしてはいけないなと勉強になった。
圧巻の飛行機回転シーン
さすがの韓国映画。
飛行機の回転シーンでCAが天井にたたきつけられる、長髪の女性の髪の毛が逆さになる箇所は恐怖心を感じずにはいられませんでした。後から知ったのですが、実際の飛行機(セット)使って撮影していたのですね。
ただし、後半の成田空港での自衛隊のシーン以降は現実味なく、ややひょう冷め。ウイルス抗体実験、乗客の選択・・・etc
それでも「超大作」とはいかないものの、映画館で見るべき良作であることは間違いありません。
(年明けすぐではありますが、おそらく自分の2023年のベスト10に入る映画になると思います)
映像や演技が良いのに脚本が勿体無い
途中飛行機が落ちそうになるシーンなど映像や俳優さん達の演技は素晴らしかったのに中盤から、ん?ん?
ってなる事が多々あって一気に冷めてしまった。
着陸反対のデモなんか、ほんの数時間で横断幕作っててどんな速さでその横断幕作ったんだよってツッコミ入れたくなっちゃいましたよ!
後、感染して結構時間経って血を吐いたりと先に死んだ人と同じぐらいの症状出まくってるのに最初の数人だけで済んでるのも、ん?ってなって感動すべき所で感動出来なかった。
ツッコミどころ満載だが面白かった
飛行機恐怖症のパク・ジェヒョクは娘とハワイ行きの飛行機に搭乗したが、乗客の1人がトイレで殺人ウイルスを撒き、トイレ利用者が謎の死を遂げ、次々と感染者や死者が出て機内はパニックに陥った。
地上では、ネットに飛行機を標的にしたウイルステロの犯行予告動画がアップロードされ、捜査に乗り出した刑事ク・イノは、その飛行機が妻の搭乗した便だと知った。
ウイルス感染者や死者が増え続ける飛行機内では機長も死亡し、副操縦士のヒョンスは乗客の命を守るべく操縦を続けるが、アメリカは着陸拒否、韓国へ引き返すが燃料不足の懸念から日本の成田に着陸しようとするが、日本も着陸拒否、そしてソウルに向かうが、今度は韓国内から着陸反対運動が起こった。さてどうなる、という話。
まず、ハワイに向かってたのになぜアメリカのサンフランシスコに着陸しようとしたのか地理的に???だった。ソウルから出発してホノルルに向かってるならまずは目的地のハワイ国際空港で、引き返すなら日本の仙台とか新千歳とかだろうと思ったが。
成田に着陸体制に入った時、航空自衛隊に威嚇射撃されたが、領空侵犯したのだから撃ち落とされても仕方ないのに、と無茶苦茶するなぁ、と思った。実際航空自衛隊が民間機に威嚇射撃するのかどうかは知らないが。
それと、自衛隊機のパイロットが悪人に見えるような意図的な映像は相変わらずの日本を悪くみせる韓国だなぁと呆れた。
非常宣言、って最優先で着陸出来る、と最初に字幕で出てたさずだが、何の意味もないのかと不思議に思った。
元々韓国に帰る燃料が足りないからアメリカや日本と韓国政府が交渉してたはずなのに何の工夫もなくソウル付近まで戻れたのは何故?
刑事も自分の妻がその飛行機に乗ってるからと個人的な理由で勝手な事をするし、公私混同が酷すぎないか、て感じた。
などなど、色々とツッコミどころ満載だったが、まぁ面白かった。
国土交通大臣役のチョンドヨンは美しかった。
マイナス要素を差し引いても
ハイジャック。
バイオテロ。
感染被害を恐れた空港は着陸を拒否。
韓国有名俳優登場。
予告編に並べられたこれだけで十分期待値が上がってしまうが、その期待値を上回る凄いパニックムービーだった。
アクションはもちろん、観ている観客の喜怒哀楽、恐怖と絶望、安堵や諦め、そういったすべての感情が次々に引きずり出される様なドラマ表現。
その一つ一つの熱量がものすごい。
機内と地上、それぞれで展開する奮闘のバランスも良い。光の動きや明滅でいろいろな表現をする辺りも「憎いね、こんちくしょう!」と思わされた。
特に映画前半のドキドキと不安はそれだけで十分というくらい。
今年の劇場一発目に選んだ作品としては、以下に挙げる「そりゃ、ねーだろ」を差し引いても、2時間以上という時間をほとんど感じない、十分に「傑作」と思える映画だった。
(ここからネタバレ)
十分楽しんだものの、気になったこともかなりある。
…というより、物語の流れ、特に後半はかなり雑。
まずは報道管制がかなり「ずさん」。
日本とは慣習も違うのは分かるけど、発表の仕方とか、機内との通信が駄々漏れとか、そりゃ、国民はパニックになるよね。
日本はこのウイルス汚染された機に着陸を許可しない訳だけど、さすがに民間機に対して自衛隊機が空港付近で攻撃するとかはあり得ないよね。
威嚇射撃だとしても、もしこの機が操縦を誤って墜落でもしたら(海上ならともかく今回は成田空港)、その片付けやらで国内への感染のリスクははるかに高まるわけだし。
ただ、日本を一方的な悪者に描いているということではなく、その後自国でも同じことになることも合わせて、コロナ禍を踏まえた世界的な流れの象徴的な出来事として、個人的にはフラットには描かこうとしている様に感じた。
(ただ、反応しちゃう人もいるんだろうな。)
刑事の身を呈した治験(ここに至る経緯もかなり強引)でワクチンの有効性が確認されて着陸を受け入れるという流れについて、「たった1人の症例、その後の後遺症も経過も確認せずに『効果あり』『着陸許可』とはいかないだろ」とは思うよね。
表現でいうなら、あの女性大臣はむしろストーリー的には主役級に活躍する訳だし、もっと掘り下げて描いたほうが、ラストに向けたシーンはグッとくるはず。
機内の感染について、実験でラットがあれだけバタバタ死んでて、それをより強化したウィルスだったんだし、あの感じならかなりの死者が出てるはずなんだけど、乗客が死んでいくシーンがすごく少ないので、どのくらい死者が出ていて、どのくらいの恐怖が機内を襲っているのかが、想像しにくかった。
あと「私達は着陸しません」って、じゃあ、どうするつもりだったんだろう。ま、海に墜落って感じなんだろうけど。
この機はそもそもずっと「この先どうする」を決めずに飛んでいる。いや、決めてはいるけど、その先がまったく無計画。
感染者がいるなら当然事前に空港に受け入れ態勢を確認するだろうし。まさかホノルル直前で引き返すことにはならないはず。
そもそも「非常宣言」の用語解説を冒頭に入れたのはなぜだろう。
いったん物語が終息した様に見えたけど、「あれ?まだ『非常宣言』出てないよね?あ、まだ何かあるんだね。」っていう感じは(上映時間が気にならないくらい楽しめていたので)むしろ邪魔だった。
結局その「非常宣言」の効力もよく分からなかったし。
ま、でもそんなコトは「文句言いたがり」がつつく『重箱の隅』。
(ちょっとつつき過ぎたかな。)
乗客と一緒に、諦めと安堵の涙を流しましょう。
ちょっと期待ハズレでした…
非常宣言したら優先権あるって最初に説明入ってから始まる割に全然優先されない該当機。日本の自衛隊が威嚇発射する段階で嘘が映画の範疇超えてて一気に冷めてしまった。
あの後からただた「早く着陸して終われば?」って時間が過ぎるのをじっと我慢しました。
飛行機内という密室バイオテロ、犯人のヤバさや切迫感までは良かったけど、着陸で揉め始めてからは長くてちょっと飽きました。
流石の韓国パニック映画で迫力ある映像だったけど、お勧め映画とはいかないかな。
キャストが豪華故になんとも勿体なく感じました…。
スリリングと涙
少し長いなとみる前は思ってましたが、あっというまに終わってしまった、、、
序盤からものすごくスリリングで息が止まりそうになる。
そしてまさかの涙する部分もあり、韓国は本当にいい作品作るなと思いました。
イムシワンがヒーローかと思いきや悪い役なのも意外でした!
最後は全てがハッピーエンドなわけじゃないとところも含めて総合的には大満足な作品でした!
新年早々本年度一位レベルの作品。相変わらず盤石の韓国エンタメ。
私は劇場で映画鑑賞する際は交通費がかかるため、少なくとも最低二本以上映画を観るようにしている。多い時では日に五本という日もあった。
しかし、今回は本作一本だけで帰宅した。数本ぶんの作品を観た満足感と疲労感だったからだ。
鑑賞後の興奮冷めやらぬ状態でこのレビューを書いている。
中年の年代になると、感受性の強い十代後半から二十代後半で観た「エイリアン2」や「ダイハード」のような作品に出くわすことは極まれだ。それは自分の感性が衰えたせいかもしれない。近年のCGバリバリのハリウッド映画なぞ冷めた目で見ていた。
しかし、あの頃の感性を呼び覚ませてくれる作品が今でもたまにある。それが本作のような韓国映画だ。去年は「モガディシュ」、そして今年は本作と、けしてハリウッド大作のような予算規模ではない。しかし、それらハリウッド作品を遥かに凌駕する旨さが今の韓国映画にはある。
映画はけして予算だけではない。良い脚本と演出、そして何よりも観客を楽しませたいという制作陣の熱い思いがあれば、ハリウッド大作に負けない作品を作ることができる。
いままでハイジャックものとしては「エグゼクティブデシジョン」が一番だったが、本作はそれを軽く超えてしまった。
開始早々、一秒たりとも気が抜けない緊張感が持続する。序盤の乗客搭乗シーンから乗務員の作業風景を丁寧に描きながら、その中で不穏な様相を見せる犯人、その犯人の自宅を探る刑事を同時進行で見せるあたりは実に上手い。
途中で早々に犯人が死んでしまうという流れも乗客と同じく観客に絶望感を与える点で見事だ。
あと、テロが起きた時の各国の対応、政治的駆け引き、コロナ禍同様国論を二分する事態など、単なる娯楽作品では終わらぬメッセージ性も兼ね備えている。
ここまで多くの要素を混ぜ込んで破綻せずにまとめ上げてしまうのも韓国映画の魅力の一つだ。
ちなみに事態を収拾した大臣が責任を取って潔く辞任したあたりは日本の政治家にも見習ってほしいもの。
ところで、リベラルなライムスター宇多丸氏は実に適確な批評をされてたなあ。
非常宣言(乗客の命)と国防(全国民の命)
航空客を守る機長の立場からの非常宣言(戒厳令)と全国民を守る立場からの国防。
どのラインまでが国防として有効なのか、どのラインから国民を切り捨てるのか。
その線引きが難しいとき人は良心に従うのか、誰かを想って静観するのか。
世論の強さを考えさせられる映画でもあり、このコロナ禍ではもっともっと語り尽くしたくなる。
最後の機外の窓から見える乗客の恐怖の顔と安堵の顔、セウォル号を思い出した。
あの船は沈没する直前まで安全圏にいる自分達からは窓が見えていて、あの中に沢山の生存している人達がいた。
判断を下せずに救えなかった命、判断を下すことを放棄して救えなかった命。テロや災害、それの二次災害、、、。
国民を守るとは責任を負うこと、責任を負うとは保身を考えないこと。
単なるパニック映画ではないという前評判は確かだった。
そして、韓国映画で描かれる女性達は格好良い。
全役者さんの演技が最高だった。
【”新感染・ファイナルジェットプレーン。”人間の醜さと尊厳を描いた作品。ストーリー展開は、時折ダッチロールに陥りますが、イ・ビョンホンとソン・ガンホがガッチリと映画を支えています。】
ー 少し、突っ込みたくなる部分もあるが、ハラハラしながら鑑賞。そして、最後は少し琴線に響いた作品である。-
◆感想
・ウイルスを飛行機内に持ち込んで、乗客を大混乱に陥れたリュ・ジンソク(イム・シワン:「名もなき野良犬の輪舞」以来かなあ。)のソウル空港での不気味な態度と、ジェヒョク(イ・ビョンホン)の娘スミンにウイルスを体内に入れた事を見られたのか・・、と思い纏わりつく姿が何だか、嫌ーな気分になる。
ー 突っ込み① 121名の命と引き換えにバイオテロを行う動機が、少し弱いんじゃないかな・・。外資系薬品会社、ブリコムを馘になったからって・・。母親から長年、抑圧されていた事により、サイコパスになったと勝手に判断して、観賞続行。ー
・リュ・ジンソクが、飛行機内のWCでウイルスを、ちょこっとだけ使用するシーン。及びその後の観客の感染の進行の描き方。
ー 突っ込み② 吸入器で、拡散させようとしたのだろうが、何故に機長のステーキにウイルスが・・。一気に、症状が悪化し、死亡する人と徐々に感染して行く人との違い。ウイルスだから、個体差があるんだろうと勝手に判断して、観賞続行。-
■この作品は、後半に真価を発揮する。
”出来すぎ”とかと思った人もいるかもしれないが、私はあれで良かったと思う。
何故なら、後半には”人間の尊厳”を描いたシーンが多数、描かれていたからである。
・ジェヒョクが飛行機嫌いだった理由が明らかになるシーン。
ー 彼が元パイロットで、飛行機の発火の際の管制塔との齟齬により、乗客は全員助かるが、感染したK1501便のヒョンス副操縦士のスチュワーデスだった妻が、焼死していた事が分かり・・。
だが、感染したヒョンス副操縦士が、懸命に飛行機の操縦桿をにぎるジェヒョクの姿を見て、彼を赦すシーンは、少し沁みる。-
・更に、K1501便は、ハワイへの着陸を許可されず、仕方なく引き返し成田に着陸しようとするも許可されず・・。
ー 絶望的な飛行機内の雰囲気。
ソウル市民にも”戻って来るな!”と言われた時に、機内の生存者達が、苦渋の思い出下した決断。”戻らない・・。”
ここは、可なり響いた。機内の生存者達の、人間としての尊厳を表しているからである。
”自分たちが戻る事によって、大事な家族がウイルス感染をしては駄目だ!”-
・だが、地上でも人間の尊厳を貫いた男が居た。
リュ・ジンソクの捜査をしていたク刑事(ソン・ガンホ)が、制止を振り切り自ら感染し、ブリコム社の抗ウイルス薬を打つシーンである。
ー 血を吐きながら、苦痛に耐え心拍数が途絶えようとした瞬間に、彼が蘇生する姿。そして、”抗ウイルス薬が効く”という情報は、キム国土交通省大臣(チョン・ドヨン)に伝えられ、K1501便は着陸を許可されるシーン。ク刑事の母親が乗っていたとはいえ、ナカナカ出来る事ではない。臨床試験もしていないのに・・。-
・だが、流石、韓国映画である。ここで、メデタシメデタシとはならず、燃料切れになったK1501便の操縦桿をにぎるジェヒョクの操縦にも、ハラハラする。
ー ギリギリまで電源をOffにして、着陸時に電源をOnに戻し、フラップを最大角度にするシーン。そして、オーバーランしてしまったのか!と思った瞬間に、キム国土交通省大臣が裁判に掛けられるシーンへの転換で、観る側は飛行機が無事だった事を知るのである。巧いなあ・・。-
<ラスト、K1501便の生き残った乗客の一部と、ジェヒョク親娘と、車椅子に座り未だ回復途中のク刑事が、初めて会うシーンも良い。
今作は、前半は、突っ込む所がややあるが、後半一気に盛り返す、ハラハラドキドキの、韓国飛行機バイオテロ映画である。>
専門家監修が必要な酷いストーリー、ゾンビ映画かよ
ネタバレ無しでプレビューしたいですが、さすがにこれはキツい。
テンポや映像、演出、演技はさすがです。VFXシーンはしょぼいところもありましたが。
特に前半の導入部分の引き込まれ方はワクワクが止まりません。
後半、「成田」と出てきた時はゾクゾクしました。
さすが韓国映画。ここまでは期待通りです
でも、あまりにありえない展開でガッカリです。専門家の監修が必要ですね。
映画なので、ある程度は誇張があったり、有り得ないご都合展開も良いと思いますが、この映画はあまりに酷いです。
まず、、、
未知のウイルスの陽性判定が早い。あんなに簡単に陽性判定できるなら苦労しないよね。
てっきり、、未知のウイルスと見せかけて、、?って政府の陰謀とか?思ってしまった。
更に、ワクチンと治療薬が簡単に見つかるのも、あまりにご都合主義です。致死性の生物兵器を作ってた企業って、、、そんな怖い企業があるわけが無いでしょう。
これが、この映画のキーポイントなので、これは酷い。
犯人が意味不明。もっと魅力のあるキャラの方が良かった。「とくに理由もなく大量殺戮する人もいる」っていわれてもね。
なぜハワイを目指したのか不明。あんなことになったら「自国に引き返す」一択でしょう。なぜアメリカと日本に着陸しようとするのか分からない。
日本政府がダメダメで、着陸させるならまだ理解できるけど、自衛隊機が成田上空であんなことする訳が無い。民間機に発砲とか。墜落したらどうするのか。(あれくらい強硬な態度できれば良いけどね)
燃料持ち過ぎ。往復できるわけが無い。
韓国まで着陸させないって。韓国世論か知らんけど、いちばん怖いのはそのままどこかに墜落でウイルスばら撒きだろうから、どこかに着陸させた上で隔離しか無いはずなのに、、、 機内の一体感、逆に冷めます。
この世に飛行機内しかないウイルスなら、「撃墜して焼却」の可能性もあるかもしれないけど、韓国内にもウイルスあるからね。着陸させない意味がわからない。
非常宣言って何??
一連のコロナと、日本のダイヤモンドプリンセス号のやり取りから発案してそうだけど、それであの対応は酷い。
かっこいいセリフや、感動ストーリーにするために、あまりにご都合主義で有り得ない設定になっていてとても残念。
ストーリー以外は5点満点近いですが、ストーリーがバカバカしくて失笑レベル。
韓国映画のパワーを感じました!!
ストーリーの細かいところに突っ込み何処はありますが、グイグイ映像に引き込まれるパワー全開の映画でした。
現在進行形の新型コロナウィルス蔓延問題(ダイヤモンド・プリンセス入港問題)やSNSによる世論分断の問題。
また、過去の日航機墜落事故や領空侵犯によるソ連軍の大韓航空機追撃事件が思い出されました。
(飛行機でハワイに行けなくなりそう)
映画ではアメリカ、日本が着陸拒否したり、自衛隊機が領空侵犯で威嚇射撃したりしてました。実際にそんな事はしないという方が作品としての評価を落としてますが、あくまでもフィクションなので変な感情は持ち込まない方が良いです。
数年前に観た同じ様なテロ事件を題材にした日本映画のサイレント・トーキョーとは作品として雲泥の差だと思いました。あの映画は酷かった!!
映画やK-POPと言ったエンタメやEV(自動車)では、世界を意識している韓国には日本は大分水を開けられた気がします。
サッカーは日本が追いついて来た様がしますが‥
日本も人口減が進むので、本当に世界に出て活躍する人材を育む気運を高めないといけないですね!!
面白かったです。
未知のウイルスとの戦い。
どんどん倒れゆく人。明らかになる人間模様。
あのねわかる人教えてもらいたいのだけど
胸の出血はいったいなんなのですか?
わざと出血させてたあれです。
それがいまいち良く分からなかった。
ハッピーエンドにはならない結末だけど
後味は良かった。
途中飛行機が急落下して墜落しそうになったシーンいったいどうやって撮影したのでしょうか。
素晴らしい臨場感でした。
韓国の映画は基本的に面白いですね。
警察官が捜査目的で始めたチキン屋が人気店になった映画あったな。わら
子役があんまりいないのかホノルル便なのに幼児全然乗ってなかった。
内容的に邪魔だったのか?
タイトルからツッコミ処満載!
最初に言っておきますが、それなりに面白い作品でした。が、ツッコミ処が多すぎる問題作ですね。
先ず非常宣言ってなんだっけ?みたいな展開ですね。そしてウイルスが変異してる可能性があるからって話じゃなかったですか?そんな短時間に変異しないと思うし、ソン・ガンホなんのため身体張ったのか謎です。全く変異関係なくなってる。ホノルル拒否られた時点で成田がOKか確認しないかね?そして自衛隊が正体のわかっている民間機に発砲しないだろ!何より同じ立場になったらあの国は絶対に拒否するだろ。大統領が許そうもんならその大統領吊し上げる国民性の様に思えます。あの国の国民性に自己犠牲ってあるのかな。その他、犯人の部屋の発見の仕方ミラクルです。燃料もなかなか無くならないし。
にしても、エンタメとしてはよく出来ていて良かったです。結構ツッコミながら見ましたけど。
結局伝えたいことは何?と言わざるを得ない中途半端ぶりと御都合主義
バイオテロによる「パニックアクション」を楽しめばいいのか、終盤で急に畳み掛けてきた「家族の絆」を感じればいいのかわからない。
真面目にわからないんだが…。
閉鎖空間のバイオテロという最高のロケーションではあるが、非常に展開が難しくなるのは予想出来る。
…まぁ案の定その展開通りで予想を超えられていなかったが。
主人公も「元腕利きのパイロット」という情報しかない上に、娘の必要性も感じない。
結局テロ犯も早々に死亡しているし。
「俺は全員殺してやるー」とか言っといて、キーパーソンは御都合主義で死なないし。
序盤であんなに即効性のウイルスだって割れたのに、余裕綽々で「目眩が…熱が…」の訴えと解熱剤で終わるのは…うん。
素材自体がいいのに、他が余りに雑。
刑事も妻が居るってだけで自分が被験者になるか?
そういう覚悟のあるような描写が足りなすぎて、後遺症が残った一番の被害者としか思えない。
低予算なのはエンドロールが拍子抜けするぐらいあっさりだったところからわかるけど、ちょっとなぁ…。
こういう系は観た記憶がほぼ無いからあんまり酷評するのはよくないのかもしれない…?
パニックアクションというのは、こういうテンポ感が前提で、且つ掘り下げなしがいいのだろうか…。
乗客1人1人にピンスポとは言わずとも、誰一人として感情移入出来る要素が無く、「あーぐるぐるしてんなー」、「うんわかる、怖いよねーうん」ぐらいの気持ち…。
逆に吐血シーンとか死体のメイク具合とかそういうところはしっかりしてるんだよなぁ(笑)
映像としての見応えはあるが、完璧な一本とは流石に言えない。
まぁ、いい機会ではあったので別のパニックアクションと比較する時に参考にするかもしれない
(追記)
今考えると…、終盤でCAの役者さんが「全員感染している」と言っていたのに、主人公も娘も吐血やら血管の破裂が無いのは何故?
皆感染してワクチンも打っていない。
なのに吐血しない主人公・娘その他諸々乗客人は…ナニモン?
娘さんはアトピー持ちなら大変そうなのに、非常に場の空気を読めるいい子ってだけの役回り。
こういうのがなぁ…気になる
【大号泣】人間ドラマ全部のせ!!フライトパニックスリラーの極み!!
国民的俳優ソン・ガンホさんは、警察官・弁護士・ブローカー等、演技的には(良い意味で)ワンパターンなのですが、独特の言い回しで最後まで演じきってしまうところが、この人の凄いところです。
対するイ・ビョンホンさんは、確かな演技力で確固たる地位を確立しましたが、やはり彼の存在感で本作品も物語が引き締まりました。
また、韓国国内でも滅多に揃うことのない豪華な俳優陣にも大いに注目です。
物語は、ハイジャックの主な武器と言えば①刃物②拳銃③爆弾等が主流ですが、バイオテロに主眼を置いた着眼点が素晴らしく、監督のセンスを感じました。
予想外のストーリー展開に、想像以上のピンチの連続、エンタメ要素ぜんぶ乗せ状態でした。
ですが、ただのパニックムービーに留まらず、王道の常識を覆す衝撃の結末には度肝を抜かれ、私は不覚にも最後に大号泣でした。
こんな壮大なスケールの凄い映画が普通にさらっと観れるなんて、韓国映画の底力を感じると同時に羨ましく思います。
韓国映画に脱帽
流石にこの手の映画はハリウッドか韓国映画かってぐらい作りが上手い。
さらに韓国映画は娯楽映画に2つ3つと思想を乗せてくるので見終わったあとも深く考えさせられる。
ただのパニックムービーにしていない。
ストーリーが実に上手い。前半は犯人捜査や確保等を入れ、中盤はパニックムービーの要素満載、後半は元パイロットのトラウマ回収やキャラクターたちの思想の話に。
ラストの大臣の言葉がこの映画を物語っていると思う。
「この犯人の悪意は私には理解できない」
飛行機搭乗の人たちの後半の考えは「善で成り立っているが理解できない」
全編手持ちやワークショットで不安を煽り、ラストの俯瞰ショットと音楽でやっと落ち着ける演出も素晴らしい。
全85件中、61~80件目を表示