非常宣言のレビュー・感想・評価
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観客もパンデミック体感中なら唯一無二だ
2022年製作の本作。
つまりコロナにガッツリかぶっているところが何はさておき、ただのパニック映画に終わらせない。企画は果たしてコロナ前からあったのか。それともコロナに陥り風刺と製作されたのか。興味は尽きない。
もし後者ならスピード感に感服であるし、患者、健常者、賛成派、反対派、民間、政府、医療者が入り乱れて主張し合う本作、しかしながら最後は非常時での一致団結を促す内容だけに、間接的ながら国威掲揚を想像させよくできているなぁと感じた。
物語自体はやや既視感がある展開や設定だが、マッシュアップ韓国版、かつ観客もパンデミック体感中なら唯一無二だ。
マスク警察ばりの機内状況や、着陸できずたらい回しの旅客機に救急車を連想。
狭い機内での撮影にメリハリつけるためか以外では遠景のショットが多用され、大作感もよい。
地上と上空の二つの時間軸を追う展開には、昔懐かし「新幹線大爆破」をだぶらせてしまった。
また韓国映画が劇場上映し始めた頃の喜怒哀楽激しいアツい演技と比べて本編、
かなり抑えたナチュラルさに盛らないリアリティを感じている。
世界進出著しいだけに、その辺りもユニバーサルスタンダード化しているのか。
だとすれば恐るべしだ。
映像も前半、墜落してゆく旅客機、客室のでんぐり返り映像や、後半自衛隊とのニアミスなど、見どころもあり。ところどころあるドキュメンタリー風なカメラワークが、陳腐を削っている。
唯一、尺に合わせて展開してゆくせいで、飛躍に無理を感じてしまう所だけがもったいなかった。とはいえ、そこをちょろまかさなければ旅客機、墜落してしまうしな。
そしてガンホ兄はここでもラスト、一人不幸で終わる。
もう一芸である。
大きな災いがやってくるとき、人はどう考え、どう行動するか。
吹き替え版で鑑賞。
致死率の高いウィルスに感染した乗客を乗せた飛行機が、
助け求めて、自国の空港にやってくる。
その時、政府は、製薬会社は、警察は、家族は、
そして、乗客はどうするのか。
非常に良く作られた作品だと思いました。
こういう映画では、犯人や動機、奇跡の○○的な内容を題材にしがちだが、
それらを取っ払って、人間の本質をエグるような演出にしているのも凄かった。
自分だったら、どうするんだろう。とか
家族がこうなったら、どうするんだろう。とか
考えてしまうような描写は多くあった。
あと、自衛隊。
こんなに、意地悪ではない、と思った(笑)
犯人役の演技、凄かった。
「もう1回言おうか」の台詞、やばかった。
投稿を終わる。
良い一日を。
こういうのでいいんだよ。
飛行機に乗るのが怖くなる。。
大切な人を守るため
まず仁川国際空港に現れる挙動不審な男の描写がとても不気味だ。
男は自ら脇の皮膚にナイフで切り込みを入れ、カプセルのようなものを身体に隠してハワイ行のスカイコリア501便に搭乗する。
かなり序盤から男の正体が警察に把握され、また男が凶悪なウィルスを機内に持ち込み散布するつもりであることも明らかになる。
しかし飛行機が離陸した後では、もはや地上にいる人間には手を打つことが出来ない。
やがて男によって散布されたウィルスにより、乗客と乗務員の中に死者が出てしまう。
そして感染は瞬く間に拡がり、機内はパニック状態になっていく。
物語がどのように展開していくか気になったが、このジンソクという犯人の男も自ら撒いたウィルスによって呆気なく死んでしまう。
世間に対する強烈な悪意を残したまま。
ウィルスによって亡くなってしまった機長に代わり、副操縦士が緊急着陸をすべくサンフランシスコへと進路を取る。
しかし着陸を目前にしてスカイコリア501は受け入れを拒否されてしまう。
さらに彼らは成田空港でも受け入れを拒否されてしまう。
どうしても乗客や乗務員の目線で観てしまうが、もし彼らを受け入れれば感染が拡大してしまう恐れがあるために、この映画の中でのアメリカや日本の措置が非道であると責めることも出来ない。
この映画の中でまず問われるのは、大勢の人間を救うために少数の人間を犠牲にしても良いのかということだ。
分断は機内でも感染者と非感染者の間で行われてしまう。
しかし最終的には搭乗する全員がウィルスに感染してしまうのだ。
確かに自分だけは助かりたいという気持ちは理解出来る。
自分だって非常時になればどんな感情が沸き起こるか分からない。
ソウルでスカイコリア501の受け入れを反対するデモ隊と警察が衝突する場面が印象的だった。
もし自分が感染者側だったら、もしくは地上にいる側の人間だったらと色々と考えさせられた。
しかしやはり人は最後まで人を思いやる気持ちを忘れてはいけないのだと思った。
そしてそれは助かりたいと願う感染者たちも同じことなのだ。
もし自分たちが空港に着陸すれば、感染が拡大して多くの犠牲者が出てしまう。
彼らは究極の決断を迫られることになる。
この映画の大きなテーマは大切な人を守るためにどう生きるかということだろうか。
娘のスミンと共に搭乗したジェヒョクは、実はかつて実力のあるパイロットだったのだが、自らの判断によって副操縦士の妻を死なせてしまったという自責の念にかられていた。
それでも彼は恐怖心を克服し、動けなくなった副操縦士の代わりに操縦席に座る。
スカイコリア501に残された妻を助けるために自らウィルスを打ち、抗ウィルス薬の効果を証明しようとしたイノ刑事の勇気にも心を打たれる。
彼の生死をかけた行動によって、スカイコリア501は受け入れを許可される。
他にも危険を顧みず乗客をケアし続けるCAの姿も感動的だった。
いつ飛行機が墜落してもおかしくないスリリングな展開にも終始引き込まれた。
俳優の技量もあり、細かいツッコミどころはあるのだろうが、やはり韓国映画の底力は凄まじいと感心させられた。
まあまあ楽しめた
こんな突っ込みどころ多いのに感動してる人多くて笑う。コロナがあった...
タイトルなし(ネタバレ)
何てパワフルなんだ。
さすが韓国映画。
刑事モノとパイロットモノとバイオテロのパニックモノと国際問題モノと人間心理モノを詰め込んできたじゃないか。
音楽も良かった。
乗客が何回も緊急着陸態勢を取らされるのが気の毒だった。笑
ハリウッドのように馬鹿みたいにお金はかけてないのに、大迫力。
コスパのいい観せ方は凄い。
非常宣言を出しても、あんま効果なくて草。
日本への着陸拒否は、ほんと日本らしかった。
さすがに威嚇射撃はせんやろうけ着陸をした後の日本のコメントは、「我が日本はそう言いそう!」って思いました。
❇️兄貴❗️マジでカッコいいっす。 みんなの命を救ったヒーロー最高です。
非常宣言
🇰🇷韓国
バイオテロで飛行機内にウィルス🦠が撒かれ、パニックになる乗客と妻が乗る飛行機を救出したい刑事、過去に事故を起こしたパイロットなどが奮闘し、飛行機を無事着陸させウィルスに立ち向かう事はできるのか‼️
バイオテロパニックエンタメ群像劇映画!
❇️兄貴❗️マジでカッコいいっす。
みんなの命を救ったヒーロー最高です。
◉91B点。
★彡スゲ〜な韓国映画、飛行機の緊張感や家族そして風刺などしっかり描けていて素晴らしいエンタメになってると思いました。
オススメです!
🌀感想。
1️⃣飛行機離陸の絶妙な揺れや緊張感とジェット機の音の演出がさりげなく上手い!
★彡観ている、こちらも飛行機に乗った感覚を感じれました。
2️⃣ウィルスの恐怖がエゲツない!
★彡感染が早くて怖かった。
3️⃣群像劇としても良い。
★彡パイロット、刑事、犯人、役人などのドラマチック感も良かったなぁ〜
🤮😷👍🕵️👩🏻🔬🧑✈️👨🏻⚖️🧟♂️👨👧🦺🌫️✈️🚨🛫🛬💺🛩️🚧🌃📲⚖️🦠🩺❤️🩹💗💮🆘🛃
🈲ネタバレ保管記憶用(刑事のガンホさん目線大阪弁バージョン)
ワイは刑事をやっているんよ。
あとから聞いた話も含めて概算の説明するわ。
俺の嫁がハワイに行く飛行機がサイバーテロに巻き込まれたんさかいに。
犯人はYouTubeでテロをほのめかしていたらしんよ。
この通報で、なんか嫌な予感したワイは、犯人が住んでいたマンショを特定し、行ってみたんやけど、細菌テロの実験のビデオや道具が発見されたんよ。
その後は、飛行機の中も死者や体調不良が続出し、テロの犯人も皆殺しと言って死んで、機長も死んでしもうた。
飛行機の中も苦しんで死ぬ死者がぎょうさんいたんやけど、ほんまみんなパニックに、体調不順と水疱あがある客は後部に写されて、乗客は疑心暗鬼になっていたさかいに。
アメリカや日本の飛行機の着陸を拒否する始末。ほんまいちびりやねん。
一人だけ実験で生き残りがいる事聞き、ワイは思いついたんなんな。あれを…
副操縦士の体調も悪化し、乗客に元パイロットがいたんやけども、訳ありのトラウマがあって今はパイロットをやめていた男がメインでなんとか凌いでいた。
燃料も無いし副操縦士の体力も限界やった。
せちがない世の中やわホンマ💢
ワイは思いつきで、自分でウィルスに感染し、ワクチンが効くのか暴挙をやったってんな。
嫁のためや、もうこれしかないやろホンマ!
後で聞いた話やけんど、着陸するなとデモもあり、機内や世論で意見が分かれていたらしいやけど、ワイの嫁はウィルスを家族に移したくないとみんなの意見を沈め、諦めムードになっていたらしいねんな。
ワイは三途の川を渡る前にワクチンが効いてきたやんけ‼️
着陸しいやと言葉にできないが、なんとか伝わり、着陸に向けて動いたようでんな。
ワイはまだ完全には回復して❤️🩹おらんけど、
ほんと良かった。
おおきに!♿️
楽しめた。てんこ盛り。
イ・ビョンホンが出てるので大作かなと思い観賞。
エンタメ、気楽に見られる。
韓国はシリアスの中にもユーモアを忘れないなと改めて思った。
おもしろいところが結構あった。
顔を覚えてきた俳優さん、刑事役のソン・ガンホはこの映画でもいいキャラクターしてた。彼のする役には信頼感がある。
最初イ・ビョンホンは脇役かなと思ったけど、いや、絶対活躍するってどこか期待しながら見てた。
飛行機の乗客の心情も描いていて、感染者のジレンマにもスポットを当ててた。
ただのテロとアクションと政治の映画ではなかった。
コロナがあったから見た人がもしもと考えるような所が多かった。
無情なアメリカと日本は丁度いい脇役で都合よく使われた感がある。
でも、他国だけを悪者にしたわけではなく、自国の韓国もでそのフリだった。
韓国の一般人の声の力は強いけど、現実ではこうではなく助ける方向で団結しそうと思った。よく知らないけど…。
あと、日本は自衛隊は攻撃しないでしょう。
日和ってて、法律以前に命令出せる人いるのか。
攻撃はしない、そんな信頼がある。
みんな助からない胸くそ映画かと思ってイライラヒヤヒヤした。
イ・ビョンホンのトラウマ克服とヒーローもののようなところもあり、最後の方はヒューマンドラマとアクションで見応えがあった。
アクションパニック映画の中に社会への警鐘も忘れない。
ホントてんこ盛りの映画。
乗客はテロと感染の恐怖と急降下と爆死?の危機を経験して飛行機や密室の恐怖症になりそう。その後が心配。
愛のカタチ
いい素材とアクションなのに少し残念
途中失速…
前半のバイオテロハイジャックの展開まではソン・ガンホ、イ・ビョンホンの2大スター出演もあり、引き込まれたが、成田空港からの、日本の受け入れ拒否、航空自衛隊による砲撃シーンにあんぐり。。有り得ない展開。まあ、韓国側にも受け入れ反対という国民もいて、コロナ警察や差別を風刺しているところもあったが。冒頭あんなに早く感染し、死んでいく乗客がいたのに、ほぼその後は咳き込むだけで死んでいく乗客がいないのも不自然。
国民性が出ますね
映像的には見応え満点!
日本の映画とはダイナミックさが桁違いですね
人間ドラマとしてもよかったですし
だけど意味不明な点が多すぎる
・すぐ引き返すよう指示していたはずなのになぜ飛び続けた?
・ハワイ行きなのにサンフランシスコ管制に許可願い?
・ハワイ片道とサンフランシスコ往復って4倍くらい違くない?そこまで余分に積めるの?
めちゃくちゃ燃料に余裕あったから成田への着陸は不要だったでしょう。
・自衛隊機が民間機に威嚇射撃するとかあり得ないし、そんなに迅速に許可降りないでしょ。(おたくの国では可能なのでしょうか)
・致死率40%なのに着陸やめましょうって、助かる可能性がある人も含めて集団自殺?
・離陸から20時間近く経ってるはずなのに発病している人少なくない?
以下日本語吹き替えについて
・学校から乗客家族が集まる空港(仁川?)に向かっている時に「学校に向かってる」と電話で話していたのは誤訳では?
タイトルにも書いたけど
アトピーでいじめられて友達にうつしたくないとか、周りの人が白い目でみるから後ろの席に行きたいとか、迷惑かけたくないから集団自殺とか、英断し命を救った大臣が辞職に追い込まれた上に責め立てられるとか…ちょっと理解し難い
なんか嫌な感触が残る大作
全体的に嫌な感触が残る映画でした。
明らかに挙動の気持ち悪い若者から始まり、
動く密室と化した飛行機にウィルスが撒かれる。
犯人が変な奴だったので動機がおかしいのは承知の上
だけど、ウィルス感染かもしれないのに倒れた人をベタベタ触ったり、血を吐いても手を差し伸べてしまう。
なんとなく危機感無さすぎじゃない?
と言う引っかかりもあり、
そのままハワイに向かうのもアホ過ぎるし、
わざわざ日本を出すのもアホ過ぎじゃないかと
思ってしまう。
日本人感情としては、そりゃ当たり前だろって感じ
だけど、韓国ではまた反日感情を刺激するんじゃ
なかろうか?
ソン・ガンホは大好きな俳優だけど、
このキャラクターは感情で動き過ぎて好きじゃなかった。
自分でワクチンを試せと言うけど、
娘が一人いて奥さんが危機的状況で、
自分も死ぬかもしれない。
失敗したら娘は一人になってしまう。
そんな決断をするだろうか?
カッコ良い人たちとその決断を描こうとしてるのは
分かるけど、それは違う!と思ってしまう映画でした。
ハワイより韓国の方がいい
日本でも有名な韓国スター俳優を揃え、30億もかかったアクションシーンはさすが韓国映画と言ったところだなと、シンプルに見応えがあった。
ソン・ガンホ演じるパパの、身を呈した行動には少なからず感動したものがあった。
そりゃハワイより、こんな素晴らしい父親のいる韓国の方がずっといいだろう。
ただ、やはり脚本にかなりの難あり。
あれだけ騒いでハワイやらサンフランシスコ、日本に着陸するしないをしてたのに、燃料持ち過ぎ問題。
日本の無茶苦茶な攻撃も正直現実味がなさ過ぎるし、ハリウッドもそうだけど、いい加減日本人は日本のタレントを起用しましょう。
なんで日本だけいつも片言やねん。
そもそも墜落させたらそれこそ隔離のしようもなく、国内でも既にウイルスが発生しているのだから、いちいちデモなんかしてないで着陸体制と隔離体制を全精力を注いで行うべきなのは、誰にとっても明白なような気がしてしまう。。。
「非常宣言」ってタイトルにして、実際それを宣言するシーンまで作ったのに、結局非常宣言したからなんだったんだ?って感じ。
なんか意味あったのかな?
犯人の動機も最後まで有耶無耶かぁ、、、
そこは何かゾッとする一言で締めて欲しかった。
わからないも怖いのかもしれないけど、なんかフワッとしちゃってるような。
まぁとにかくラストが微妙でしたねー。
あんな体になってしまった父親が、モゴモゴして終わりって。
奥さん、娘との再開とか、こんなに頑張った事への感謝、祝福のシーンが少しでも欲しかったなぁと。
せっかくキャストと演出、アクションが凄いんだから、もう少し練れなかったかな〜。
まぁでも普通に面白かったです!
ソン・ガンホとイ・ビュンホン♪ どーせ「新感染」ポイのだろうと舐め...
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