「飛行機に乗る前に見てはいけませんの映画」非常宣言 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
飛行機に乗る前に見てはいけませんの映画
もうね。アカーンです。怖すぎます。どんなホラーより怖いです。
それは、飛行機に乗るという日常が覆される恐怖です。
他の方々がストーリーには触れているので、感じたことを中心に。
私は飛行機の距離に両親がいるので乗らざるを得ないのですが、分かっていても浮き上がった時と着陸の時は緊張します。機長さんがガツンと着陸してくれるとものすごく安心します。どんな絶叫コースターより心拍あがります。
作中でも、平和と不穏が漂う出発前の光景から、洗濯機のように掻き回されたり、すごい勢いで急降下する飛行機に乗ったような思いのする映画ですから、手汗だくだくです。
バイオテロ酷いね。自爆テロも怖いけど、バイオテロはこの作品のようになるだうね。
まず、持ち込み方法も、ウイルスをばらまくつもりならこんなふうにやるのが現実的だろうなとおもう。
エンターテインメントなので2時間20分に収めるためには、即効性のウイルスでなくてはならないし(Miと同じだね)、例の船と違い飛行機を下ろす前提なら着陸条件が必要だろうね。
少なくとも機長は操縦不能にならないとサスペンスは盛り上がらないから、展開には納得だ。
そもそも、同様なハリウッド映画もご都合主義の謗りは免れなかった。
終盤の着陸の件はアメリカに断られ、さらに日本に断られるのはちょっと恣意的だ。
冒頭に非常宣言を宣言すれば何にも優先して着陸できると紹介しているのに、それをさせない2国に韓国民は反感を持つのではないか?また、専守防衛を国是としている日本が着陸させないために自衛隊機がフレア、民間機に威嚇射撃、異常接近等々をするとは思えないが、かの国の認識とはその程度なのかと遺憾砲ぶっぱなしたいね。せめて、北朝鮮かロシアにしろよ。
日本が1番やりそうなのは、取り敢えず着陸させて燃料食料等の必要物資をあげて、本国に帰っていただくと言うやり方でしょう。
さて、ここはさすが自国のことをよくわかっていると思うのは、着陸反対派と賛成派のデモが起き、意識調査もされ、結果的に着陸しない選択を選ぶしかなくなる展開。「着陸させない」ということは「自殺しろ」ということで、こいつら寄ってたかって「○人者同然じゃん」と思ったよ。メンタルがやっぱり残酷。
日本人の感性とは違うね。日本人ならみんな頑張って待ってるよと呼びかけ、でも、みんなに迷惑をかけたくないと悲痛な選択をするという感じかな。
内野聖陽みたいなイ・ビョンホンは、機長だった過去があるのにいつもと違ってなんか頼りない。
ソン・ガンホは無茶ばっかりだけど、テロリストのイムシワンその他、相変わらず韓国映画の俳優はいいね。
最近、邦画のよくないやつを立て続けに見たので、もっと頑張って欲しいと切に思う。
韓国の脚本家と監督を連れてきて撮ればいいのさ。
じきょうさん、共感&コメントありがとうございます。
ハッピーエンドは予想どおりでしたが、自国からも着陸拒否というのはなかなかおもしろい展開でした。ただ、一人の刑事が体を張って問題解決というのはあまりにも力技がすぎるので、そこは割愛して、ウイルスの変異は起きていないという設定で、原因となった会社がもともと治療薬やワクチンの開発も有効性の実証も終えていたということでよかったのではないかと思いました。とはいえ、最後の最後まで観客をハラハラさせようという、製作陣の意気込みは十分に感じました。
今晩は。コメント有難うございます。
今作は、ハラハラしながらも面白かったですね。
私は、映画館で映画を観ると、突っ込み処が満載でも、”悲しい程、能天気”な前頭葉で勝手に補完して、楽しく映画を鑑賞するというオカシナ映画脳の持ち主です。(但し、100本に一本位は”これは・・、キツイな”と言う映画もありますが。)
レビューを挙げる際には、そこら辺の違いを判って貰う様に書いている積りです。
韓国映画は、力業で観る側にある種のカタルシスを与えようとするパワーが凄いですね。(但し、日本公開になる作品は、ごく一部だそうです・・。)
何はともあれ、今作は私は、面白く且つ、少し響いてしまいました。
色んな映画館で、色んな作品が響いてしまい、涙が乾くまで席に座っているNOBUでした。では。これからも宜しくお願いいたします。
じきょうさん、共感&コメントありがとうございます。
ハリウッド映画や邦画と比べてみたくなりますよね~ハリウッドならば映画を売るためにハッピーエンドしか選択肢はないと思いますが、今作はバッドエンドでも良かったような気がします。
そうしたら、社会派作品としても心に残るような・・・あくまでも個人的な意見ですが。