「気になる点はありつつも」非常宣言 はなちぱさんの映画レビュー(感想・評価)
気になる点はありつつも
すごく面白かったです!
飛行機内では、過去にトラウマがあって飛行機苦手になった元機長役のイ・ビョンホンとその娘がバイオテロに巻き込まれててパニック、地上では刑事役のソン・ガンホが犯人に関する聞き込みだったりでカーチェイスみたいなシーンがあったり、管制塔や国交省大臣なとが機内の人を助けようと奮闘する2つの視点で話が展開していきます。
特に前半は機内でウイルス感染者が出て、機長も死んだ事で操縦不能になった飛行機がぐるんぐるん回転しながら急降下していくシーンなんかはヤバかったですね。確か予告でもあったと思いますが人や物が天井や床に飛ぶのすごい怖い。
あんなの死ぬでしょ…!
後半は機内人が全員症状が出て水疱、発熱、咳などでぐったりしたり、諦めモードだったりで取り乱す人はいなかったと思うので、激しい展開は少なくなりますが、最後まで退屈せずに見れました。
ラスト付近で機内の生存者が家族にメッセージを送るんですがそこはもう涙腺崩壊して、嗚咽と鼻水止まりませんでした。特に小学生くらいの女の子が「おばあちゃんが作った朝ご飯まずいって言って残してごめんなさい」って言うのヤバかったです。
感染して初期症状が出ても常備してる解熱剤使ったりして持ち堪えるので、そこはウイルス曝露量や個人の免疫力の関係かなぁと思いました。
特に酷い死に方だったのはウイルスを散布した直後のトイレに入ったおじさんと、その後トイレ確認に入ったCAさんでしたし。そのCAが用意した食事を食べてしまった機長も早くに退場しましたね。
鑑賞前はもっと死者が出て、機内も阿鼻叫喚の地獄絵図になるのかと思っていました。
ただ、日本て海外にくそ緩いから着陸許可して日本でも感染者が!ってなるイメージしかないんですよね〜
物語的に他国に拒否されて絶望して自国へって展開にしたかったんでしょうけど戦闘機まで出す!??ってビックリしました。
韓国作品は好きなんですが、そこだけちょっと気になりました。