「飛行機テロの緊張感はあるが、いろいろおかしい作品」非常宣言 tatsuyaさんの映画レビュー(感想・評価)
飛行機テロの緊張感はあるが、いろいろおかしい作品
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特に後半。いや、思い返せば前半からいろいろおかしいのだが、そこは飛行機テロの絶望的状況、その緊張感で紛れる。その前半部分は面白かった。
問題はやはり、犯人が死亡した後ぐらいからか。具体的に言うと、
・結局ウイルスがしょぼい。犯人が動物実験してまでこだわってきたウイルスだが、発症するまで時間がかかるし、死に至る人も少ない。早々にダウンした機長さん?も最後生きてましたよね?
・機内の感染対策が遅い。ウイルスだとわかった瞬間、全員鼻と口を覆うのが普通では?酸素マスクが20個だけって、そんな飛行機あるの?
・デモ隊が早い。韓国国民って、そんなすぐプラカード作ってデモできるの?
・着陸容認の基準がおかしい。1人に抗ウイルス剤が効いたからって、着陸OKなの?全員に効くか分からないから、反対なのでは?
・「非常宣言」が遅い。とっくにそうでは?
などなど。機内の人が着陸を選択しないとか、元パイロットの葛藤とかの人間ドラマは一切入ってこなかった。
韓国映画って、クオリティ高くて好きだったのだが、脚本次第でこんな駄作が出来上がるとは。映画.comのレビュー★3.7も当てにしてはいけないなと勉強になった。
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