「巨悪を倒すには…」SHE SAID シー・セッド その名を暴け KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
巨悪を倒すには…
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後のMeToo運動に繋がる性暴力報道の実話。ハリウッド有名プロデューサーによる絶大な権力を利用したあまりにも卑劣な手口、告発したくてもできない不当な法制度、被害女性たちの恐怖、恥辱、後悔、絶望感、当時の周囲達の無関心さ、権力の前での無力さ、真実に迫る記者たちの執念、報道機関としての矜持が犇々と伝わってくる。記者たちも子を持つ女性であり、人間ドラマとしても見応えあった。人生の一部を盗まれた、将来を奪われた悲痛の叫びが過去の人生は変えられないが、未来ある女性たちや、今を生きる女性たちに同じような被害に合わせてはならないという勇気ある告発に繋がった。
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