「あの人がいない寂しさ」こんにちは、母さん どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
あの人がいない寂しさ
山田洋次監督、冷静さを欠いてたのか、本領発揮できていなかったように感じます。
隠し撮りのようなカメラアングルがありました。落ち着いたカメラワークなのですが、どうでもいい他人事に思えて没入感がなかったです。
『男はつらいよ』の寅さんの実家を思い出しましたが、さくらもいなくて寂しいのですよ、画が。寅さんのような話し方をする大泉洋さんでは、物足りないのでした。
個人的に、下町の空襲に言及した辺りから、急に面白くなりました。終盤の展開が目が話せなくて、エンドロールの花火で感動して涙が出ました。結果良ければなんとやら。観終わって反芻してみると、じんわりと、良い映画だったなと思うのであります。
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