「これぞ松竹映画だね」こんにちは、母さん ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ松竹映画だね
何気ない日常を巧みに切り取り、そこに息吹を感じさせる。昔ながらの松竹映画を見せてもらいました。好かったです。
生きることの悩ましさが感じ取れる、誰にでもある心の機微を笑いのオブラートに包んで表現しているところは最高ですね。
山田洋次はやっぱりさすがでした。
弱くて、脆くて、崩れやすい人間に寄り添う目線を見失ってない。
令和の時代に古臭い人情喜劇なんか見せられてもなあ〜と思って公開されても暫く足が映画館に向かなかったのですが、鑑賞したところ、ちらほら令和の会社の所作に違和感は感じたもののそれを覆すだけの人の心の襞を一枚一枚ていねいに剥ぎ取りながら魅せるのは、いやぁ、あっぱれ!!
あと何本見れるかわかりませんが山田洋次の次回作、期待してます。
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みかずきさんのコメント
2023年9月19日
赤ヒゲさん
お久し振りです
みかずきです
本作、設定は現代でしたが、昭和テスト濃厚な、
仰る様に、男はつらいよの世界観でしたね。
山田洋次監督は、日本人の心情を熟知しているので、
作品世界の居心地が良かったです。
どのエピソードも程良くまとまっていました。
出演者も役割がキッチリ決まっていて観易かったです。
山田洋次監督も90歳を超えて、後何本、新作を観られるか分かりませんが、一作一作を大切に鑑賞したいです。
では、また共感作で。
ー以上ー