「スカイツリーと屋形船」こんにちは、母さん 赤福餅さんの映画レビュー(感想・評価)
スカイツリーと屋形船
東京在住の方々には、やはり『スカイツリー』と『屋形船』には並々ならぬ思い入れがあるのでしょうか。本作なかでは「乗れなかった屋形船」「遊びに行けるスカイツリー」と今昔対極のように年代分けがされているのが印象的でした。そして片や恋人ができ、片や離婚し職も失う… 昭和と平成の差もあるのでしょうか。
ただ、ラストはお互いの世代を越えてみんなで江戸から続く花火を楽しんでメデタシメデタシと爽やかな締めでした。時代は続いていくのだよ。
牧師の荻生さんが福江さんに気持ちを打ち明けようとしたとき本編で初めて「母さん」のフルネームが出てきて「やっぱり荻生さん意識していたんだねぇ」と思うと共にそれにより母さん(福江さん)が一人の恋する女性に変わっていくところは粋で素敵でした。
そうですね最近はどこも『粋』が少ないですかね。
鑑賞後はスッキリした気持ちで劇場をあとにすることができました。
濃い味の映画もいいけれどたまには良い素材で作ったお茶漬けなんかもサラサラ食べるの感じもいいのかもと思いました(こればかりでは飽きますけれども…)
今回いちばん印象に残ったのは『田中泯』さんの軽やかでいて力強い演技でした。橋の上での昭夫とのやり取りは引き込まれました。
さっぱりしたキャラの役者さんたちの中でひときわ異彩を放っておられ、今回イチのお気に入りでした。格好良かったです!
最後に、こういう作品は当分出てこないのかなと少しばかり思いさみしくもなりました。
コメントありがとうございます。
私は関東在住ですが、東京に住んでいる人は、スカイツリーにも屋形船にも特に思い入れはないと思います。ほとんどの方は、見たことあるけど行ったことないと言いそうです。どちらかと言うと地方や世界からみた「東京」かもしれませんね。
どちらかと言うと東京タワーが好きです。
とはいえ、確かに親子と年齢の違いを際立たせるイメージなのかも知れません。浅草や柴又とは違いましたね。
赤福餅さん
初めまして、共感をくださり
ありがとうございました(^^)/
先日、お誕生日を迎えられた
山田監督、映画人生を
楽しまれていてステキですね。
「男はつらいよ」シリーズも大好きなので
今回、公開を楽しみにしていました。
赤福餅さんも楽しまれたようで嬉しいです。
「粋」と言う文字が カッコいいですよね。
スカイツリーが見える住まいなので
余計、思い入れがあります。
登場人物の状況も丁寧に作られていたし
吉永小百合さんの大人の可愛らしさ
美しさがステキでした。
『田中泯』さんの役柄も難しかったことでしょう。
でも見事に演じられていて感動でした。
あの自転車にこぼれるくらい積んだ
空き缶が荷崩れする場面もハラハラ
助けはいらないと 覚悟を決めた表情も
良かったですね。
赤福餅さん
コメントありがとうございます。
スカイツリーと屋形船、なるほど!と膝を打ちました。
田中泯さん、大泉洋さんのコミカルさが活かされた昭夫と違う軸の人物像で、生そのもののような存在感が素晴らしかったです。